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【9/1 浦和戦】Match Review

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雷雨を切り裂くソウザのスーパーミドルで逆転!主力2人を欠くも、チーム一丸で勝利を掴む ■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ/トラッキングデーター) https://www.cerezo.jp/matches/2018-09-01-19/ 9月に入って最初のリーグ戦となったJ1第25節・浦和レッズ戦。敵地に乗り込んだセレッソ大阪は、前節から先発を3人変更。柿谷曜一朗がリーグ戦6試合ぶりに復帰し、清武弘嗣との2シャドーを形成した一方、ここまでリーグ戦全試合でフル出場を続けてきたキャプテンの山口蛍が膝を痛めて欠場。さらには丸橋祐介も体調不良で今節に帯同できず。この緊急事態に尹晶煥監督はオスマルをボランチに上げ、3バックの一角には山下達也を起用。左ウィングバックには片山瑛一を配置した。 雷雨の影響により27分遅れで始まった試合は、開始早々、浦和のファブリシオが負傷交代する不穏な入り。12分、セレッソは浦和のロングカウンターから失点する。素早く縦にボールを運ばれると、最後はファブリシオに代わって試合に入った李忠成に決められた。それでも29分、セレッソもすぐさま同点に追いつく。ソウザのクイックリスタートから片山がインスイングのクロス。木本恭生がDFと競ってこぼれたボールを杉本健勇がシュート性のクロスで中に入れると、左足で合わせたのはオスマル。うれしいJ初ゴールとなるオスマルの1発が飛び出し、セレッソが試合を振り出しに戻した。 この同点弾で硬さがほぐれたセレッソは、ここから再三、チャンスを作る。32分、カウンターから清武、杉本、柿谷の3人でフィニッシュまで持って行くと、42分には、スペースに出した木本の斜めのパスを清武がダイレクトで中へ折り返し、杉本がフリーでシュートを放ったが、クロスバーを越えた。45分にもセレッソに決定機。松田陸の突破からのクロスを再び杉本が合わせたが、ここはGK西川周作に防がれた。 逆転には至らなかったが、試合の主導権を奪い返して後半を迎えたセレッソは、47分、ソウザのFKを木本がヘディング。ここは惜しくもポストを叩いたが、53分、セレッソに逆転ゴールが生まれた。オスマルのロングフィードに抜け出した杉本が収めて槙野智章に競り勝ち、キープ。攻撃参加してきた木本へボールを預けると、木本のパスを受けたソウザがワンフェイントで相手DFをかわしてシュートコースを作り、右足を一閃。豪快なミドルシュートが逆サイドネットへ突き刺さり、セレッソが逆転に成功した。目の前で決まったソウザのゴラッソに、詰めかけたセレッソサポーターも歓喜に沸いた。 3分後には興梠慎三に決定的なシュートを許したが、ここはキム ジンヒョンが驚異的な反応で阻止。新生韓国代表にも選ばれた桜の守護神にビッグセーブが飛び出し、試合の主導権を渡さない。以降は5-4-1で守備を固めつつ、相手の隙を突いてカウンターに出るセレッソ。72分の杉本の決定機など何度か訪れた追加点のチャンスこそモノにできなかったが、この日は守備陣が最後まで高い集中力を発揮。大雨により視界が遮られる難しい環境でのプレーとなったが、「チームとして守備の意識は共有できていた。組織として今日は守れていた」と試合後に片山が話したように、押し込まれながらも危なげない守備を披露したセレッソが、試合終了の笛がなるまで1点のリードを守り抜いた。 前節を終えた時点でリーグ戦も残り10試合。ここから先、一つも落とせない戦いが続く中、今節は不動のレギュラーである山口と丸橋を欠き、敵地で先制点を奪われた。そんな逆境を跳ね返して掴み取った「チーム力」(ソウザ)での逆転勝利に、試合後は、尹晶煥監督、選手、サポーターの三者に笑顔が弾けた。これで埼玉スタジアム2002では、昨季のルヴァンカップ決勝から4連勝。今季のルヴァンカップ決勝も同地で行われることを知ったソウザは、「今年もまたここに来て、トロフィーを掲げたいね」と決意を語る。次週、セレッソは、その連覇を懸けたルヴァンカップ準々決勝、湘南ベルマーレとのアウェイ&ホーム2連戦に挑む。

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