【8/22 天皇杯ラウンド16 甲府戦】Match Review

延長にもつれ込んだ試合で120分奮闘するも、終了間際に悪夢の失点。連覇の夢が潰える

■試合データー(選手・監督コメント)
https://www.cerezo.jp/matches/2018-07-14/

リーグ戦2連勝を飾った第23節、V・ファーレン長崎戦から中2日。敵地で行われた天皇杯4回戦(ラウンド16)・ヴァンフォーレ甲府戦に臨んだセレッソ大阪。先発は、長崎戦から7人を変更。引き続き先発となったのは、キム ジンヒョン、オスマル、木本恭生、山口蛍の4選手となった。

前半、セレッソはボール保持がままならず、落ち着かない展開に。4分、水沼宏太のバックパスが短くなったところを阿部翔平に奪われてGKと1対1を作られるも、ここはキム ジンヒョンが体に当てて防ぐ。その後もシュートまで持ち込めないセレッソは、我慢の時間帯が続く。それでも、30分過ぎからはセレッソも相手陣内へ攻め込むと、32分、山内寛史の落としを福満隆貴がシュート。DFにブロックされたセカンドボールを秋山大地が拾って右へ展開し、水沼宏太の鋭いクロスに山内が飛び込むが、GKに抑えられた。37分にはオスマルの長いパスから福満が裏を取るなどロングボールに活路を見出したセレッソは、39分、この試合、最初の決定機を作る。

酒本憲幸が左サイドのスペースへ大きく蹴り出すと、受けた水沼が中へカットインし、中央の福満へパス。「昨季と同じ場所に行くためにも、目の前の一戦一戦を勝っていきたい」とこの試合に強い意気込みで臨んでいた福満がボールを持ち込んでシュートを放ったが、惜しくもポストに当たってゴールとはならなかった。

すると、直後にピンチを迎える。左サイドを崩され、松橋優にクロスを上げられると、ゴール中央で太田修介に決定的なシュートを打たれたが、ここもキム ジンヒョンが好セーブ。難を逃れた。終盤の時間帯こそ盛り返して決定機も作ったセレッソだが、前半の45分は総じて我慢の展開となった。

後半は、前半に比べて高い位置を取ったセレッソが甲府を押し込む時間を長く作るが、ボールは握るも、攻撃にかかったときのアイディアやコンビネーション、スピードを発揮できず、依然としてシュートまで持ち込むことができない。68分、相手ディフェンスのパスをカットした水沼がドリブルで運んでシュートを打った場面は決定的な形だったが、その後は思うようにチャンスを作れない。後半の中盤以降は、ここ数試合、リーグ戦で得点源になっているセットプレーを何度も得たが、キッカーと、中で合わせる選手の息が合わず、得点に結びつけることはできなかった。

85分には、甲府の田中佑昌にゴール前でシュートを許してヒヤリとしたが、ここはシュートがバーを越えた。後半は、大きなピンチこそこの場面のみだったセレッソだが、攻撃でも決定機を作ることができず、試合はこのまま0-0で延長戦に突入した。

延長開始から酒本に代えて片山瑛一を投入し、交代枠をすべて使い切った尹晶煥監督だが、延長前半最後のプレーで体を張って甲府の攻撃を阻止した山下達也が足をつるアクシデントが発生。このプレーの後、山下は担架に乗せられてピッチの外に出るが、延長後半からはピッチに戻った。ただし、足は限界にきており、山下はディフェンスラインには入らず、前線に構える形を取った。疲労の色が濃い両チームは延長戦でもゴールに迫る形を作ることができず、PK戦に突入しかけた120分。セレッソがCKから失点。ゴール前で混戦になったところを跳ね返し切れず、最後はセレッソの選手のクリアが味方に当たってこぼれたところを曽根田 穣に押し込まれ、試合の均衡が破れた。

結局、この得点が決勝点となり、セレッソは0-1で敗戦。昨年度の優勝チームとして臨んだ今大会だったが、4回戦(ラウンド16)の甲府の地にて、連覇の夢が潰えることとなった。








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