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【8/15 清水戦】Match Review

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杉本健勇に待望のゴールが飛び出し、ホームで清水にリベンジ成功!リーグ戦8試合ぶりの勝利を飾る ■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ/トラッキングデーター) https://www.cerezo.jp/matches/2018-08-15-19/ 前節の北海道コンサドーレ札幌戦から中3日。ホーム・キンチョウスタジアムに清水エスパルスを迎えて行われた明治安田生命J1リーグ第22節。セレッソ大阪は、前節と同じ先発11人がピッチに並び、システムも前節と同様に3-4-2-1。リーグ再開初戦・アウェイで行われた清水との第16節で完敗した借りを返すべく、試合前からスタジアムは熱気に包まれており、勝利から遠ざかっている流れを変えるべく、選手たちも並々ならぬ気迫でこの一戦に臨んだ。 前半から両ウィングバックが高い位置を取り、ボールを握って攻めるセレッソは、14分、松田陸のクロスをファーサイドでオスマルが折り返し、杉本健勇がヘディングを放ち、清水ゴールを脅かすも、ここはGK六反勇治に防がれた。幸先よく試合に入ったセレッソだが、その後は、ボールは回るも相手ディフェンスを動かす場面は少なく、攻めあぐねると、高い位置を取る3バックの背後を狙われ、清水に再三チャンスを作られてしまう。それでも、裏に抜け出された石毛秀樹との1対1をキム ジンヒョンが阻止すれば、そこから与えたCKでは、クリスランのヘディングがクロスバーを直撃するなど運も味方。失点は許さない。 すると、37分、セレッソサポーターの誰もが待ちわびた瞬間が訪れた。清武弘嗣の狙い済ました右サイドからのグラウンダーのパスをゴールに流し込んだのは杉本。直近のリーグ戦2試合では決定機をモノにできず、勝ち切れない責任を一身に背負っていた背番号9に生まれたリーグ戦11試合ぶりのゴールに、スタジアムは歓喜に包まれた。 もっとも、その3分後、石毛のパスからクリスランに抜け出されて失点。前節と同様、先制後すぐに喫した失点に、一瞬、落ち込む様子も見られたセレッソだが、ハーフタイムを挟んで迎えた後半。桜のイレブンが躍動する。前半以上にパスのテンポを上げて清水ゴールに迫ると、64分、オスマルのパスをサイドで受けた松田が清武とのパス交換で溜めを作ると、その間にディフェンスラインから攻め上がってきたのは木本恭生。この動きに清水ディフェンスが釣られ、ペナルティーエリア内にポッカリ穴が開くと、このスペースに入り込んだソウザが右足アウトサイドで蹴り込み、ゴールネットを揺らした。 湧き上がるスタジアム。畳み掛けたいセレッソは、得点直後、流れるようなパスワークからソウザがシュートを放ち、CKを獲得。丸橋祐介がニアへ蹴ったキックに木本が飛び込み、最後は高木俊幸が押し込んでセレッソが3点目。清水を突き放した。試合前、「(清水に対して)2回負けてはいけない」と今節に向けて力強く抱負を語っていた木本の2点に絡む活躍で、セレッソが一気に試合を優位に進めた。 その後は、前半に比べて失速した清水を尻目に、セレッソは最後まで攻撃の手を緩めない。この試合、精度の高いキックを蹴り続けていた丸橋のセットプレーからオスマルがゴールに迫れば、途中出場の水沼宏太も気持ちの伝わるプレーを披露。後半アディショナルタイムには、ソウザがドリブルで持ち運び、高木へパスを送ると、高木のクロスに杉本が豪快にヘディングで合わせ、貪欲に追加点を狙っていった。 試合はこのまま3-1でセレッソが勝利。アウェイで完敗した第16節のリベンジに成功するとともに、リーグ戦8試合ぶり、中断明けとしては初の勝点3を掴んだ。内容を振り返ると、3バックの守備の連係に課題は残したが、エース杉本に待望のゴールが生まれ、流れの中からも2得点。セットプレーの脅威も見せ付けるなどセレッソにとって今後につながる明るい材料が多い、実りある一戦となった。

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