【8/1 神戸戦】Match Review

粘り強く守り、セットプレーから先制。勝利まであと一歩と迫るも、中断明けリーグ戦初勝利はまたも叶わず

■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ/トラッキングデーター)
https://www.cerezo.jp/matches/2018-08-01-19/

リーグ戦4戦未勝利に終わった7月の戦いを挽回すべく、8月の初戦、ホーム・キンチョウスタジアムにヴィッセル神戸を迎えたセレッソ大阪は、前節のベガルタ仙台戦から先発2人を変更。高木俊幸と福満隆貴に代わり、柿谷曜一朗と清武弘嗣が先発復帰し、両サイドMFに入った。

今節を前に、今一度、ピッチで何をすべきかを全員で意思統一して試合に臨んだセレッソ。「我々が良かった頃を考えれば、徹底した守備ができて、そこからの攻撃ができていた」と試合前に尹晶煥監督が述べていたとおり、まずは守備から入る。

序盤から神戸にボールを支配され、ボールを動かされるも、守備陣形を整えて対応したセレッソは神戸に決定機を作らせない。25分、ティーラトンからの斜めのパスを受けた郷家勇太に許したシュートは崩された形だったが、ここは枠を外れて事なきを得た。攻撃では、清武と柿谷が起点となり、チャンスを作る。15分には清武のパスを柿谷がダイレクトで山村和也へはたき、柿谷が山村のリターンを受けようとしたが、ここはDFにカットされた。

我慢強く守ったセレッソに歓喜の瞬間が訪れたのは40分。左サイドで丸橋祐介と山村が粘ってCKを獲得すると、ソウザがニアへ蹴った鋭いキックに杉本健勇が飛び込み、神戸のオウンゴールを誘い、セレッソが先制に成功した。ここから動きが活性化されたセレッソは、44分、マテイ ヨニッチのパスから裏に抜け出した山村の折り返しを杉本がシュート。45分にもソウザのスルーパスに柿谷が抜け出し、チャンスになりかけた。

セレッソの1点リードで迎えた後半も、“ボールをつないで攻める神戸、守ってカウンターのセレッソ”という構図は変わらない。49分、カウンターから杉本がドリブルで持ち運び、柿谷へラストパス。受けた柿谷がGKの頭上を越すシュートを狙ったが、キム スンギュにセーブされた。続く51分にはセレッソが決定的なピンチを迎えたが、今度はセレッソの守護神・キム ジンヒョンが立ちはだかり、ゴールは許さない。

後半から投入されたウェリントンに起点を作られていたセレッソだが、64分、尹晶煥監督が早めに動く。清武に代えて福満をピッチに送ると、このタイミングで山村をディフェンスラインに落とす5-4-1にシステム変更。昨季も何度も見せてきた逃げ切る形にシフトした。しっかりとスペースを消して守りつつ、隙を見てカウンターから追加点を狙う勝ちパターンに持ち込みつつあったセレッソだったが、73分、自らのFKのセカンドボールを拾った山口蛍のパスが弱くなったところを神戸に奪われてカウンターを許すと、一度はウェリントンのシュートをキム ジンヒョンが防いでピンチを逃れたが、直後のCKからオウンゴールで失点。もったいない形で同点に追いつかれてしまった。

その後はソウザや福満らが果敢に仕掛けてゴールを目指すも、勝ち越し点は生まれず。勝点28で並ぶ5位・セレッソと4位・神戸の“関西ダービー”は痛み分けに終わった。粘り強く戦い続けたセレッソは勝利まであと一歩と迫りながら、中断明けリーグ戦初勝利はまたも持ち越された。それでも、「忍耐を持って、粘り強く前向きにやっていかないといけない時期。すぐに試合があるので頑張ります」と尹晶煥監督が前を向けば、この試合の前にJ1通算200試合を祝う花束を奥様から受け、数々の好守を披露したキム ジンヒョンも、「次こそ失点ゼロを目指し、気持ちを強く持って、目の前の試合に臨みたい」と気丈に話した。








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