【4/21 G大阪戦】Match Review

シュート18本も最後まで1点が遠く、必勝を期した大阪ダービーを勝利で飾れず

公式戦における今季初の大阪ダービーは、前売りでチケットは完売。試合前から両チームのサポーターが作り出す熱気でスタジアムのボルテージは最高潮に高まり、舞台は出来上がっていた。

最初にチャンスを掴んだのはセレッソ大阪。開始1分、山村和也の縦パスを杉本健勇が落とし、柿谷曜一朗がペナルティーエリア内に切れ込んでシュートを放つも、バーを越えた。その後もセレッソが小気味よいパスワークで相手陣内へ攻め込む中、11分、ガンバ大阪にアクシデントが発生。キム ジンヒョンのキックに反応した東口 順昭と三浦 弦太が激突。三浦の頭が東口の頬に入り、ボールがこぼれると、拾った杉本が右サイドへ展開。松田陸のクロスにファーサイドで柿谷が頭で合わせたが、立ち上がって戻ってきた東口のセーブに遭い、得点ならず。もっとも、このプレーで東口はプレー続行不可能となり、急遽、この試合がJ1リーグ戦初出場となった林瑞輝がピッチに入った。

あくまでピッチに戻ろうとした東口の無念の思いを受け、闘志に火が点いたのがガンバ。24分、26分と倉田秋からファン ウィジョへパスが渡ると、2度目のヘディングは決定的な形だったが、ここはキム ジンヒョンが好セーブでゴールを割らせない。30分過ぎから再びリズムを取り返したセレッソは、立て続けに好機を作ったが、決め切ることができずにいると、39分、中盤で山口蛍のパスをカットされ、ガンバに素早く前線へ運ばれると、ファン ウィジョの突破にマテイ ヨニッチが足をかけ、PKを取られてしまう。41分、これをファン ウィジョに決められ、セレッソが1点ビハインドで前半を折り返した。

後半も最初に相手陣内へ攻め込んだのはセレッソ。49分、細かいパス交換から最後は松田のパスから柿谷がDFラインの裏を取ったが、シュートまでは持ち込めず。51分には、高木俊幸のロングパスが山口へ渡り、山口が速いクロスをゴール前へ上げるとGK林が弾き、ボールがこぼれるも、押し込めなかった。すると、55分にはガンバに決定機を作られる。自陣右サイドを崩され、藤春廣輝のクロスから藤本淳吾に決定的なヘディングを許したが、ここはキム ジンヒョンが何とか手に当て、ポストに当たって跳ね返ってきたボールもしっかりキャッチ。頼れる守護神にスーパープレーが飛び出し、ガンバに追加点は許さない。

その後もチャンス自体はセレッソの方が多く、85分には杉本、88分には高木と立て続けに好機を迎えるも、シュートが枠に入らない。89分には、山口がボール奪取から自ら持ち込み、鋭いクロスを上げると、柿谷が飛び込むも、惜しくも一歩合わなかった。結局、前半に喫したPKによる失点が最後まで重くのしかかり、セレッソが1-0でガンバに敗れた。

試合開始から終了までテンションが途切れることなく、球際でバチバチとぶつかり合った激闘。両チームが見せたプレーは、“これぞダービー”と呼べる内容だった。その一方で、セレッソサイドからしてみると、“やはりダービー”との感も残る。というのも、今節までリーグ戦1勝で最下位に喘いでいたガンバだが、この試合で見せた気迫や守備における激しさはそれまでの試合とは全くの別モノだったから。「現在の順位や状況はダービーには関係ない」。試合前、尹晶煥監督やセレッソの選手たちも警戒していたガンバの底力に屈してしまった。リーグ戦4連勝の勢いそのままに、“鬼門撃破”といきたかったセレッソだったが、またしてもガンバのアウェイで苦杯を嘗め、03年7月以来となる、大阪ダービーにおけるリーグ戦でのアウェイ勝利を掴むことはできなかった。
























2018明治安田生命J1リーグ 第9節 ガンバ大阪 2018明治安田生命J1リーグ 第9節