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【2/21 ACL広州戦】Match Preview

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ホームで迎える広州恒大戦。4年前のリベンジを果たし、グループステージ突破へまた一歩近づく勝利を掴みたい 好事魔多し、とはこのことか。昨季のJリーグ王者である川崎フロンターレとの「FUJI XEROX SUPER CUP」と済州ユナイテッドとの「AFCチャンピオンズリーグMD1」に連勝し、2018シーズンを好発進させたセレッソ大阪に、予期せぬアクシデントが起こった。 18日の練習中に清武弘嗣が右腓腹筋を損傷。全治6週間との診断結果が出た。「FUJI XEROX SUPER CUP」では得点を決め、済州戦でも、誰よりピッチで闘志をむき出しにして戦っていた清武。「今年は1年、ケガせず戦い抜く」ことを目標に掲げて素晴らしいシーズンの入りをしていただけに、清武本人に、そして周囲にとっても、やり切れなさは募る。 もっとも、チームに意気消沈している時間はない。「個人の戦いではなく、チームが一つになってこそ。チームとして戦っていきたい」と、誰より清武の気持ちを理解しているであろう山口蛍が試合の前日会見でこう話したように、21日、セレッソにとって今季のホーム初戦となるAFCチャンピオンズリーグMD2、広州恒大戦がヤンマースタジアム長居で行われる。 セレッソにとってグループステージ最大のライバルとも目される広州恒大は、国内リーグ7連覇中の強豪クラブ。ACLでも2013年と2015年に優勝しており、Jリーグクラブにとっても、毎年のように目の前に立ちはだかる大きな壁だ。昨季もグループステージで川崎Fが、決勝トーナメントのラウンド16で鹿島アントラーズが対戦している。昨季のACLベストイレブンにも選ばれたブラジル代表のパウリーニョこそバルセロナへ移籍したが、リカルド グラルとアランのブラジル勢に加え、長身FWのガオ リンがそびえる広州恒大の攻撃はアジア随一なだけに、済州戦と同様、セレッソとしてはタフな戦いが待ち受けている。 それでも、「しっかりとした準備をすれば、最善の結果を残せるのではないかと感じている」と尹晶煥監督も手応えを覗かせるように、セレッソが狙うは勝点3のみ。「うまくいかない時間帯があっても崩れないことが大事。今やっていることを自信を持ってやれば、結果は付いてくる」と済州戦で殊勲の決勝点を決めた水沼宏太も話す。 広州恒大に大敗した4年前のACLラウンド16の第1戦に出場していた杉本健勇も、「(当時の)悔しい気持ちは残っているけど、自分自身、あの頃は試合自体にもあまり出ていなかった。今年は違うところを見せたい。広州恒大は今年も手強いとは思うけど、4年前とは自分たちの状況も違う。セレッソというクラブがアジアでも結果を残せるチームになっていくためにも、この試合にも絶対に勝ちたい」と勝利への意欲を漲らせる。 今季の公式戦でのホーム初戦であるこの一戦に向け、尹晶煥監督は、「一緒に戦ってくれる姿を見せていただければ幸いです。もちろん、我々も最善を尽くして最後まで勝利を目指して頑張ります」とサポーターへメッセージを送る。中国の雄・広州恒大相手に4年前のリベンジを果たし、グループステージ突破へ向けてまた一歩、前進する一勝を掴み取りたい。

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