大熊 清監督の記者会見を行いました

11月17日に行われた大熊監督の記者会見の内容をお知らせいたします。
【玉田社長】
■新監督就任の経緯、背景について
今シーズンスタートするにあたり、監督については最大の目標である「J1昇格」ということ、それからもう一つは、キーワードとして「育成型チーム」というのをどう育てていくかというところを踏まえて、大熊強化部長を中心にあたっていただきました。この2つとも考え方が一致していた、ということでパウロ アウトゥオリ監督に依頼をし、チームを率いてきていただきました。
監督が就任の時に「サッカーの真の主人公は、選手とサポーターだ」と言いましたが、その意気込みで臨んできてくれたと思います。
ただ、ここ数試合悪い流れになってしまい、一時期は自動昇格の所まで肉迫はしたものの、どちらかというとジリ貧的なことになっていったかと思います。
ただ監督が手をこまねいていた訳ではなくて、いろんなチャレンジをしてくれました。
そのチャレンジが実らずに現在に至り、リーグ戦を1試合残しての退任ということになりました。
一時期退任騒動的なこともありました。言葉のニュアンスもあったかも知れませんが、ひょっとすると監督自身も疲れているところがあるのかなという見方はしておりました。しかし、監督に全てを任せ、自動昇格は無くなったけれども、なんとかプレーオフでの昇格を目指そうと、取り組んできていただいたのですが、私自身が感じた雰囲気だとここ数試合、選手にイキイキ感が無い、アグレッシブな動きが無い、負けていても点を取りにいって、1点でも取り返そうと、そういう意気込みや気迫が感じられなくなった、感じ方が弱かったというのがあります。
それで残り1試合というところ、本当はもう少し早く変えた方が良かったのかも知れません、これは反省すべき点かも知れませんが、今お話ししたように監督自身の努力もあり、大変悩みましたが決心をして、今朝監督と話し合いをおこないました。
今、1試合を残した時点。プレーオフを入れると3試合残した時点で、雰囲気を変えて心機一転チームが一丸となってプレーオフに向かう、その最後の残されたチャンスじゃないかと、お互いが合意して監督退任が双方のベストであるとの結論に至りました。その後任について大熊強化部長には、もしそうなった場合どうするかなどいろんな相談をしていましたが、彼に監督を要請しました。快諾してもらったのは、昨日(11/16)の夜です。昨夜に何とかやってもらえないだろうかという話をさせていただき、大熊強化部長が「やります」と言ってくれましたので、今朝監督と話をしたということになります。
そういう経緯で今日(11/17)に至っております。後ほど大熊監督からコメントをさせていただきますが、パウロ アウトゥオリ監督及びジルヴァンコーチには、自動昇格はなりませんでしたが、何とかプレーオフで最後の望みをかけるポジションにチームを持ってきていただいており、41試合率いて頂いたことに大変感謝しています。以上で私のコメントとさせていただきたいと思います。
【大熊監督】
監督の大熊です。よろしくお願いします。
残された試合の数は大変少ないのですが、監督を受けることにいたしました。
それは、スポンサーの方々をはじめ、ファン、サポーターの方々の熱い応援、「くじけない」「諦めない」という言葉、本当に常々感動しておりますが、それにもまして、2連敗というなかでもそういう雰囲気を感じた時に、どうしても1年で昇格をさせたいという思いがありました。
そこでオファーをいただきました。簡単な仕事ではないですけれど、代表選手がいなくなったり、選手のケガがあったり、アウェイではセレッソに対するパワーを感じる雰囲気で勝ち抜いていくという、非常に大切な試合を行っていく中で、パウロ アウトゥオリ監督には勝ち点を重ねる基礎を作っていただきました。 
その中で、いつの間にか少し受け身になってしまった部分もあるかと思ってもいました。クラブがその空気を変えて、残りの試合を戦っていき、きっちりとそれに答えて、1年で昇格という目標(原点)に返ってしっかり選手と一丸となって戦っていきたいと思います。
セレッソに関わる皆様の願いや熱く応援していただいていることを痛切に感じています。どうにか結果として皆様に恩返しができるよう残りの試合を1試合1試合しっかりと戦って目標を達成したいと思います。今後ともご支援のほどよろしくお願いします。
Q:何故このタイミングでの交代なのか?
【玉田社長】
セレッソのサポーターは多分日本一じゃないかと思っております。彼らは雨の中でも、アウェイでもたくさん来ていただいて、一緒に昇格していこうと全力でサポートしてくれています。しかし今はそれに応えられていないのではと思っております。負けてしまってもブーイングせずに、「よく頑張った」と言ってもらえるサッカーが出来ていれば良かったのですが、それが出来ていない。どこかで良くなるのではないかと見ていたのですが、変わらなかった。あと1試合しかありませんが、どこかでこの流れをかえないとこのままでは何も残らないと思い、最後の最後で決心しました。今やらないともう出来ない、という意味で悔いが残るなと思いました。

Q:パウロ アウトゥオリ前監督は辞任でしょうか?解任でしょうか?
【玉田社長】
解任というと一方的に辞めて下さいということになるかと思いますが、しっかりと話をしており、相談をしております。解任ではなくて退任ということになります。

Q:チームの立て直しのために何が必要でしょうか?
【玉田社長】
気力をみせるということだと思います。閉塞感を感じ、イキイキとプレーしている感じがなかった。この状態でどんな手が打てるのか、セレッソらしさをもう一度取り戻すという意味で心機一転チームが一丸となっていくことが一番ポイントかと思います。その雰囲気を新監督に短い期間ですが、作ってほしいと思っています。

Q:J2で苦戦している要因を具体的にどう考えているか?
【大熊監督】
技術・経験がある選手がいるなかで、確かにスキルはあると思うが、うまくて強い、うまい選手が走って特徴のある選手だということ。チームの確固たる個性がこれだという自信になるかもしれない。しかしそういうとこが少し迷いがあったり、試合の中で出てしまっている。その迷いは調子がいいときはいいが、劣勢になった時に試合に出てしまっている。
この短期間にサッカーがうまくなるわけではないので、本来の本質の部分、例えば走る、球際、メンタル、攻守、セットプレーなどの本質原点を短い時間の中でしっかりと基礎を作って試合をやることが非常に重要なのではと感じております。

Q:選手にはどんなメッセージを伝えていきますか?
【大熊監督】
主役は選手だけではなくサポーター、ファンであるということを前監督も選手に伝えていて、それにしっかりと恩返しをするというところをまず選手に伝えました。またリーグ戦、国際試合、ワールドカップであっても選手が本質の負けの原因を語るところになると“球際で負けた”ということがどの領域でもあること。その本質、原点のところをしっかりともう一度見直してほしいということを選手に伝えました。