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「セレッソ大阪 サポーターズコンベンション2015」レポート【第二部】<その2>

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 ■質疑応答
あらかじめメール等でいただいた質問の中で、質問数の多かったものの中から回答させていただきたいと思います。

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Q:ヤンマースタジアム長居は途中入場不可なのにキックオフ3時間前の開場です。それでは時間を持て余すことが多いです。警備上の問題が有るかも知れませんが何か対策をお願いしたいです。フードパークエリアをもう少し広くするなど対策をよろしくお願いします。

A:検討します。まずお客さんの導線などを改めて見させていただいて、おもてなしにつながるように改めて検討させていただきます。

フードパークのところは現実的なエリアの問題もあると思いますけど、出来る限りの方が楽しんでいただけるようにしっかり見たいと思います。

A:これは私自身も考えていたのですが、去年私が携帯のストラップを買おうと思って並んでいると全然列が進まずに、もうスタジアムに入ってしまったというのがあって、結局買えずに帰ったりしていますので、その辺は私自身も個人的な希望として持っています。ただ警備の問題もあるようでして、その辺も含めて今、宮本が言った通り積極的に検討をさせていただきます。

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Q:セカンドチームを作るという噂がありますが、どのような位置付けのチームで登録選手などはどのような形、トップチームといつでも行き来可能などになるのかなど教えてください。

A:U-20年代くらいの所の試合の数を確保する、できるだけガチの試合を確保して強化する。多分これは日本のJリーグ界の共通した一つの問題点だと思います。我々が育成型ということをより強くしていく中で、ユース3年間、要はU-18の3年間ではまだ少し足りない。時間が足りない。もう一つ上のカテゴリーを持つことによって、より多くの選手をもっと鍛えられる。今の育成上がりのレギュラーの選手たちも1年、2年でレギュラーになっている訳ではない。拓実はちょっと特別ですよね。曜一朗なんて足かけ7年ほど掛かっています。ですから、そこに出来るだけクオリティーの高い、出来ることであればJ3に参入して戦うというような仕組みで選手をより鍛えるということをしたい。まだJ3参入は出来てないので、今ちょうど検討されている最中です。
セカンドチームというのはヨーロッパと同じような形だったとすると、J3あるいはJFLに所属し戦って行く、でもトップチームとは自由に行き来ができる。そういうルールの下にセカンドチームが持てるように今後なっていくだろうという中で我々は先行して準備していくということを想定しています。

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Q:ハナサカクラブを含め、セレッソ大阪は育成に力を入れていますが、降格した年での主力の移籍、トップチームに上がらず海外挑戦など、本来育成は個人のレベルアップはもちろん大切ですが、トップチームを強くすることが最も重要な目的だと思います。今のハナサカクラブはトップチームを踏み台にして自分の夢を叶える手段になっているような気がして素直に応援できません。育成の担当者にお聞きします。ハナサカクラブはトップチームの強化のためですか?それとも個人の目的達成のためですか?
もし後者なら育成の費用をプライムなどの会費に含めるのを止めて、任意の拠出にしてください。

A:まずハナサカクラブを含むアカデミー、それと一般社団法人はセレッソ大阪のトップチームのためにあります。セレッソ大阪のトップチームの選手を育てるために存在する組織です。ただ選手は一人のプロサッカー選手ですので、完璧にというワケにはいかないのですけど、小さい時からセレッソのユニフォームを着て、セレッソのためになるということを夢見て子ども達は頑張っているので、そこは純粋に組織もそうあります。

ご指摘になっている、例えばドルトムントにいった丸岡選手の件であったりすると思うのですけど、過去の例で言えば西澤選手がウチに加入した時は1年間セレッソに在籍せずにオランダに行きました。余り知られてないかも知れません。そういう形で選手を強化していくことはあります。ですからその選手のために一番良い選択をしていくということは今後もあると思います。

ただ、今回私が冒頭に話をさせて貰いましたけど、選手は沢山残ってくれました。もちろん海外に移籍した選手もいますし、他のチームに移籍した選手もいます。でも彼ら二人もプロフェッショナルとして選択をしています。もちろん残って欲しかったですけど、彼らが決断に至る過程をずっと私は交渉していたので、横で見ていたのですけど、非常に悩んでいましたし、セレッソ大阪のために貢献したいという想いは非常に強く持っていました。ですから育成というのは少し時間が掛かるので、曜一朗の件もあるので、少し長く時間軸を持っていただいて選手を応援するしかないと我々は思っています。

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Q:ツイッターの公式アカウントができて毎日投稿を楽しみにしていますが、面白味に欠ける気がします。ツイッターに関してはもう少し緩い感じでも良いのではないでしょうか。マリノスやフロンターレのように。

A:担当者に確認しますけど、できれば大阪のスタッフから始めたいと思います。大阪のスタッフにやってもらう。冗談ですけど…。
くだけすぎるのは良くないですけど、やっぱりおもてなしとしてみなさんに楽しんでいただくということはしっかりやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

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Q:ゴールキーパー枠について。ク・ソンユン選手が移籍してキーパーが3名になっていますが、キム・ジンヒョン選手が韓国代表などで不在になった際、他の二名のうち、けがなどで出場できないといったことが想定されます。その場合どう対応するのでしょうか?

A:この人数というのは監督とのアグリードの中3人枠でやっています。遅咲きと言えるかどうか分からないですけども、素質を見抜くというのはなかなか難しくて、大学にも沢山良い選手がおり特別指定選手という枠、そして大きなけがの場合はキーパーのみは登録が変更できるというルールもあります。そういう意味では串本の合宿にも一人呼んだのですが、大学3年くらいで素質を見抜いて、できればそういう枠でセレッソにあったゴールキーパーを探したいと思っていますし、キーパーというのは経験が重要なので比較的年齢が高いですが、若い選手で18歳ぐらいの選手も含めてスカウトをやっていきたいと思います。
世界の話をするとスカウトって余り脚光を浴びないのですが、非常に大変な仕事で、競争も激しいです。世界の、例えばアーセナルであれば、世界で20人くらいスカウトをおいてやっていると聞いています。
そういう意味では育成も含めてスカウトをしっかりやりながら、今ご指摘のキーパーについては、みんなに喜んでいただけるような選手の発掘、育成、強化をしっかりしていきたいと思っております。

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Q:スタジアムのゴミ問題について。試合後コンコースを歩いていると大量のゴミがゴミ箱からあふれ出ている光景を毎回目にします。
大好きなスタジアムがゴミであふれている景色を見るのは悲しくなります。ゴミが目立たないような工夫などは考えておられますか?またいろんなアイディアを募集してみてはいかがでしょうか。

A:コンコースを歩いていて、ゴミが非常に多いと気分が良くないと思います。以前私がやっていた時にも同じような問題があったと記憶しています。
巡回の回数、ゴミ箱の大きさなど、丁寧に改善していきたいと思います。有り難うございます

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Q:舞洲の練習場のサイドにある席は片方側しか座れないのですか?練習見学の人数が多くて座れない時が多々あるので反対側の座席も座れるようにして欲しいです。練習時は禁止でもステップアップリーグの時だけでも使えるようにしてほしいです。

A:施設の管理者として、逆側も座れるようにボランティアのみなさんと綺麗に掃除してあります。大丈夫です。
後は運用上の問題なので、その時その時のお客様の数に応じてキチッと対応していきたいと思います。片側のスタンドで千人収容できます。ですから逆側にも行っている時は、二千人という形になります。
今年も是非向う側も使うように、応援にお越しください。よろしくお願いします。

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Q:福袋はなぜ今年あんなに値上がりしたのですか?ちゃんと市場調査をしてあの価格設定、内容になったのですか?価格よりも何よりもカバンが大きすぎて女性や子どもには重く、使い勝手が悪いため、買っても場所を取り困るだけなので買えない。あのカバンがなかったら強気の3万円でも運試しで買っていただけに残念です。
男女が別々であったり、子ども限定の安い福袋、サイン入りグッズも紛れているなどがあったら良いと思うのですがいかがでしょうか。

A:国会答弁のようになりますけども、前向きに検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

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Q:今季はJ2で戦うこととなり、観客動員数も減ることが予想されます。スタジアムを満員にする策などはお考えでしょうか。順位はもちろんのこと収容率でも一番になってJ1に帰らなければいけないと思います。

A:本質そのものですよね。何か1つをやって満員になるというわけではないです。全てです。私のあずかる事業全てのところで質を高くやるしか満員の試合を増やすことはできないです。それくらいJ2の場合は露出が減りますし、対戦相手の兼ね合いでアウェイのお客様を望むこともできないし、いっぱいいるライト層と呼ばれるサッカーを純粋に好きな方々とかが集めにくくなります。J1の試合がすぐ近くでやっていますし。そういうことからも、積極的にこちらから提案をしていく、ハードワークをする、さっきも言ったように接点を増やしていく。それは1年に限らず5年、10年とやっていかないといけないところなので、そこをしっかり基盤を作っておくというところをしたいと思います。全方位でしっかりやっていきます。

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Q:長谷川選手、扇原選手、山口選手の契約更新が2月3日までかかった理由を差し支えなかったら教えていただけますか。あとスタジアム入場の際にびん、かんのチェックをしていると思いますけど、全く意味をなしてないと思っています。聞かれるだけでバッグの中身を確認することもしないですし、実際スタジアムの中で見ていても缶を持ちこんでいる方もいらっしゃいます。その辺の対策をどう考えておられるか聞かせてください。

A:彼らは、国内であればセレッソ大阪でやると早々と結論していましたし、意志も固めていました。意思表明もしていました。
私の目の前で某ビッグクラブからのオファーを即答で断っていました。
ただ彼らに対しては我々から新しい提案をしていました。契約上の新しい提案です。それによってその交渉に時間がかかったというのが一番正しい答えだと思います。
質の高い選手にはみんな言えることかも知れませんが、海外への移籍というのも当然選択肢の中にあるわけで、良い選手であればあるほどそれだけ競合も多いというのは間違いないです。

ですが、その三人については我々から新しい契約の提案をしています。それによってその交渉に時間が掛かったと言うことについては間違いありません。彼らが決断するのが遅かったわけではなく、決断は相当早いタイミングでなされていました。みんな口下手なだけです。

びん、かんのチェックの所ですが、改めてしっかり確認をしたいと思います。危険物ですからね…使い方によっては危険物になると思います。それをしっかりチェックさせていただいて、運用についても改められるところがあればキチンと改めていきたいと思います。

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Q:地域密着について意見と質問です。
具体的に広くしたり、数を多くしたりというのを考えますと、これまで継続してきたこと、見直すべきこと、あと新しく始めるべきことだと思います。特に見直すことと新しく始めるべきことで何かお考えのことがあれば伺いたいと思います。

あとこれは一つの意見ですけど、後援会の数はもっと増えても良いのではないかと思います。地域密着とすごく関わってくると思います。拠点がたくさんできれば、それだけ地域密着もしやすいと思います。
某隣のチームの地域に僕は住んでいるので良く知っているのですけど、後援会をクラブから作るというのは変かも知れませんが、そういう規模的に提案していくという話もたくさんでてきましたので、その点にとっても後援会というのは良いのではないかなと思います。その点はいかがでしょうか。

A:地域密着というところには大きく2つあって、サッカースクールだとか、サッカースクールのコーチをして一生懸命やっている普及活動の部分によるサッカーを使った地域密着の部分と、クラブのスタッフが人と人とのつながりの中で、例えば区民祭りだとか、区民デーだとか、それこそ区民だよりに載せることから始まっている地域密着と二つに大きく分かれていると思います。
その中で昨年堺市が新しくホームタウンに追加された。堺市の地域に対しても積極的にアクションを起こしていきます。まだアクションを起こし切れてないのかも知れません。まだ種まきのタイミングでまだ刈り取るような状況になってないのかも知れませんけども、そこはしっかりやっていきたいと思っています。その上で地域は全部やりたいのですけど、大阪の南部の方が我々のメインになるので、ちょっとずつ新たな自治体の地域と協力しながらやっています。
結構好反応なところもあると私自身も感じているので、そこは丁寧にやっていきたいと思います。まずは堺市です。

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Q:昨年は監督が3人おられて、なかなか監督とフロント、選手のベクトルが一方向に向いていないという感じがしました。今年アウトゥオリ監督に替わって、社長のお話の中にもコミュニケーションというのがありましたが、コミュニケーションを取るのはどこまで進んでいるのかなというのをお聞きしたいと思います。

A:社長がコミュニケーションということを話していますけども、言葉の問題もあって一人通訳を増員して工夫をしています。
そういう意味では人的なことの対応をしながら、今はスタッフ間のコミュニケーションを図り、あとSNSなどを上手く使いながら、クラブの中で情報の共有を図っています。

私が一年目でセレッソがどのようなことをやっていたかという事は、分からないですが、逆に他のチームから来たからこそ、これは良いことだなと思うことをクラブに提案できる立場であると思います。しっかりとベクトルを合わせて、選手と選手の間の距離感を大切にしたい。私も監督をやっていたので自分のパーソナリティーって、どれくらいの距離感が選手とのコミュニケーションが取りやすいかわかりますし、フロントと選手が離れないようにしなくちゃいけない。僕たちも工夫しなくてはいけないと思っています。新人が非常に多いですし、自立という意味では選手たちもそういうコミュニケーション能力を付けるという教育もしていくことが大切です。人として素晴らしい人間が代表にも残っているし、そういうこともクラブとして仕掛け対策を練って行く必要があると思っています。


以上

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