「セレッソ大阪 サポーターズコンベンション2015」レポート【第二部】<その1>

【第二部】

■チーム方針説明:強化部長 大熊 清
今シーズン、強化部長ということでチームを預かることになりました大熊です。
今日この会場で、みなさんの想いとか熱意とか、正直、この雰囲気に圧倒されました。
このみなさんの気持ち、熱意に必ず報いるように、チーム一丸となってみなさんと一緒に戦いたいと思います。
それでは強化方針と言うことで、お話しさせていただきたいと思います。

育成の方から本当に良い選手を見出し、海外にもたくさんでています。U-18も昨シーズン優勝して、みなさんの色んなお力添えをいただきながら、アカデミーは日本のトップの実績を出していると思います。今後は世界に目を向けて、日本、そして世界に誇れる最強の育成型クラブを確立していくということをやっていきたいと思います。
みなさんからも育成に対して色んな意見を頂戴しているということも目にしております。ただ、この後説明しますけども、土台は横に広く非常に厚みのある物をしっかり作るということが必要だと思います。その意味ではこのセレッソのアカデミー、育成というのはその基礎になると思います。ぜひこれからもスクール、U-12からU-18まで、ぜひ応援をしていただきたいと思います。

サッカーについては、ずっとセレッソが具現化している攻撃的なサッカーをぜひやりたいと思っています。それは攻守に主導権を握るということで、相手が来るのを待っているのではなくて、積極的にボールを取りに行って、積極的にゴールを目指すことをしっかりとやっていきたいと思っています。

『育成型クラブ』の真意とはどういうことかと、ちょっとご説明をさせていただきましたけども、みなさんのお力添えでアカデミーの選手達が韓国に行ったり、スペインに行ったり、ドイツに行ったり、各国に行ってたくさん試合をさせて貰っています。

自転車に乗るのと同じで、12歳までにそういう経験をしていないと、年配になるとなかなか自転車にも乗れない人もいるかも知れないですよね。そういう意味では、ゴールデンエイジに、凄く力を入れて、色んな世界基準の経験をさせて、チームを育成し、その経験を更に進めていくということが非常に大切なことだと思っています。

先行投資で寮を作ったり、学校と提携したり、色んな工夫をセレッソではしております。

クラブライセンスの限られたバジェットの中でいかに良いクラブと強いチームを作っていくかということが大切になってくるかと思います。そういう意味では先行投資をして、しっかりとしたセレッソカラーの選手、そしてそのバジェットの選択と集中をして、みなさんに喜んでいただけるような選手を連れてきたいと思っています。

『セレッソスタイル』というのがどういうことかということをお話させて貰いたいと思います。
先ほど言った、みなさんに感動を与えられるようなアグレッシブな、攻守に主導権を持つ攻撃的なサッカーをやっていきたいと思っています。
ゴールを奪い、ボールを奪い、そしてクラブのキーワードでもある『ハードワーク』をしていく。そして暑い夏でもみなさんに「こんなに走るのか」と言われるようなプレーのハードワークと、プレーの連続性、モビリティを持って、その中に良い判断を加えて良いチームを作っていきたいと思っております。

私が非常に感じたことですけど、メンタル面をもっと強化したい。心技体の心の部分をしっかりと強化していきたい。そういう補強もしております。チームは信念を持ってしっかりみなさんと戦わないと、なかなか勝てないと思います。そういう意味では、信念を持って信じて、彼らスタッフと一緒に戦っていきたいと思っております。

自立、自分でやること。自ら有言実行で壁を破っていく。自らの考えで動いていくということは、非常に大切じゃないかなと思っています。

競争と結束。最初、チームはみんなとWeで始まりながら、だんだんと自分の事を考えるようになるのが組織だと思います。それを我慢して競争と結束の中でどれくらいの選手たちが戦えるかということが非常に大切だと思います。これを続けていくということをしっかりやっていきたいと思います。

楽しむこと、毎日のことなので、家族より一緒にいることが多いかも知れないです。
楽しむことはへらへらしていることでは無く、本当に力を出し切った時の充実感があるという楽しさをみんなで共有して行きたいと思います。

そして選手、サポーターの方々が主役だと監督も言っています。サポーターの方々とスタジアムそして色んな所で感動を共有するというようなセレッソになっていきたいと思います。よろしくお願いします。


そして目標はJ1に強くなって上がる。私もJ2を経験しております。正直、そんなに甘いリーグではないと思います。監督が言った勝者のメンタリティーというのが必要だと思います。人生と同じで多分苦しいことが何回もあるのかも知れません。その時のリバウンドメンタリティーをしっかり去年の反省から持って、1年で強くなってJ1に復帰したいと思っております。
そして組織として、私の経験からもクラブ、フロント、現場、サポーターの方々、これが一体にならないと本当に強いチームというのは作れないし、継続した感動や勝利というのは望めないと思っております。

監督の話にも「自分たちにプレッシャーが掛かるような、そんな仕事をしないと仕事というのは本物ではない」という話がありました。
常に自分たちに厳しく、しっかりした基盤を作りたいと思っております。そして大きな夢を持つことは大切です。常にクラブ・チームが勝利のために、毎日を大切にして練習に励む、行動をとるという、ローカルなことをしっかりやって頑張って行きたいと思います。

最後に、ブレないということで、目標でなくて信念として次のことをやっていきたいと思います。
最強の育成型クラブを作ること、資金、バジェットの集中と選択をした投入、海外移籍の循環、それとスカウトの情報もしっかりと分析し組織としてハードワークしてコミュニケーションを取っていく。

クラブの目標とするプロフェッショナルな仕事をして学んでいくということも忘れないようにしたいと思います。

そして自立組織として行動をとり、しっかりとした評価をしながら自分たちを見直していく。評価して、厳しい目を持ってクラブ・チームを運営していくということも大切だと思います。

組織は綱引きの法則で10人いると日本人はその二分の一の力しか出せない。選手は今、34人います。そういうことがないように、自分たちに厳しく毎日を大切に良いチームを作っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
どうも有り難うございました。

■事業方針説明:取締役事業担当 宮本 功
こんにちは。新たに事業を担当することになりました宮本です。どうぞよろしくお願いします。
まず残念ながら今年はJ2になりました。みなさまの期待に応えられませんでした。
僕自身非常に悔しいですし、残念です。まず、今年一生懸命頑張ってみなさまにその恩返しをしたいと思っております。
それからこの場を借りてですけど、たくさん残ってくれた選手、スタッフ、それから新しく来てくれた選手、スタッフ、それから大熊強化部長、監督、よく来てくれました。本当に有り難うございます。

みんながそういう形で残って戦ってくれるのも、カギは、あの最終戦のアウェイの大宮戦です。あの時既に降格することが決まっていたのですけど、あの試合を見て選手は決断した。契約交渉では、僕がディフェンスを担当させていただいたのですけど、間違いないです。
結局の所、クラブを強くするのは、みなさんの力です。我々はそこをしっかり支えていきたいと思います。

それでは事業のところを説明したいと思います。

まず方針です。凄くシンプルですけど、お客様の期待に応える。当たり前のことです。これをしっかりやっていきたいと思います。その上でありきたりな言葉かも知れませんけども、『おもてなし』。スタッフ、全ての関係者が全てのお客様に対して、その気持ちで業務に当たりたいと思います。その上で、『接点を最大化』と書いてあるのは、出来る限り多くの人にセレッソ大阪との繋がり、接点を持って貰う。それをいかに拡げることが出来るか。その拡げた接点から、いかにスタジアムに来て応援して貰えるのか。そこからいかにステップアップしていくのか。その二つの軸でプロモーションをしていきたいと思います。根を拡げること。これは5年、10年、15年かかります。先ほど大熊が言ってくれましたけども、普及をしながらサッカーでファン作りを実際にやっています。でも我々事業、クラブのスタッフは人と人とのつながりでその接点を最大化していかないといけない。そこから何か引き金を引いて貰ってクラブを応援して貰う。そこをしっかりやっていきたいと思います。
それから提案型と書いていますが、今年戦うのはJ2です。待っていてもお客さんが来てくれるわけではないし、待っていてスポンサーが集まるわけでもない。こちらから積極的に提案をして価値を理解していただいて、お客さんに応援していただく。これをしっかりやっていきます。
実際のお金のところです。2014年、これは売上高です。37億6千5百万。これに社団法人は入っていません。お金がないないと言っていたのですけど、結構売り上げられるようになってきました。ですが、2014年は赤字でした。ここをJ2の2015年度でしっかり回復していくことができるのか、すごく重要なポイントとなります。

観客動員数です。2014年度は22試合、426,158人。一気に伸びています。選手たちが頑張ってお客さんが応援してくれてこの数字になりました。ずっと右肩上がりになっています。実は平均年齢も若干下がり、女性の比率も上がり、今まで悩みだったところがかなり良い方へ転換しました。これだけのお客さんが応援してくれたわけですから、そのお客さんに引き続き応援していただきたいと思うし、引き続きスタジアムに来ていただかないといけないので、先ほど冒頭に申し上げた通り、お客さんの期待に応えられる事業にしていくということが大切です。事業というのはたくさんあります。グッズもそうだし、チケット、広報、試合の運営、食べ物、たくさんあります。警備もそうですよね。そういうのを含めて期待に応えられるように、できれば越えられるようにしていきたいと思います。

年間指定席、年間パスポートです。
2014年の年間パスポートの販売枚数は7,315席、年間指定席は1,451席、合わせて8,766席。過去最高の数字です。今、この時点で、年間指定席と年間パスポートのセールスは相当進んでいます。現時点の数字は2013年を下回っています。2013年の数字をクリアすることが大きな目標になると思います。ただ前回J2に降格して、事業を担当させていただいた時は、年間パスポートの販売実績は、1,800席ちょっと位でした。オーナーズシートは900席ちょっと位でした。その時から比べると既に2013年度を目標とすべき数を販売できているという時点で、前回降格した時よりは少し状況が変わっています。要はクラブが成長しているということです。
ですが、2014年度のこの数字というのは今のこのままの進捗で言えば、達成することが不可能です。今現時点としてはそういうポジションにあります。


ファンクラブの会員。2014年はクラブセレッソが14,311人、プライムセレッソが855人。こちらも先ほど申し上げた通り2013年の数字が目標となる推移で今継続をいただいている。新しいご入会もいただいています。

もちろん2014年度、お客様がこれだけいらっしゃったわけですから、全員に更新していただきたいし、また来ていただきたいのですけど、今現時点のJ2リーグに所属するという上での数字は2013年度を目標にするところを推移しているというところです。
目標です。5年以内に累積損失を解消したいと思います。これを解消しないとクラブライセンスそのものにも抵触し、クラブが存続できなくなります。債務超過は倒産してしまいます。それを何としてでも回復させていく。そのために今年は入場者数を25万人以上、年間指定席を1,170席、年間パスポートを4,500席、ファンクラブ会員は10,000人以上達成しないといけない。これでも足りない。もちろんそれはあくまでJ2に降格している我々の立ち位置の中でどうかという話であって、費用はかなり縮減しています。それでもこの数字をキチッと実現していかないとチームを支えることにはならない。トップチームのクラブスタッフ以外の全ての大阪サッカークラブのスタッフはハードワークをしないといけない。学びながら二回繰り返すことは絶対にダメです。コニュニケーションしながらしっかり目標に対してやっていく。またJ2ということもあって、いろいろみなさんとお話ができるチャンスであるかも知れません。以前も一度やらせていただいたことがあるのですけど、そういうところも視野に入れながらまた新たに頑張って行きたいと思います。

頑張ります。どうぞよろしくお願いします。