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ACL第4戦 ブリーラム・ユナイテッド戦 試合前日会見

    本日行われたAFCチャンピオンズリーグ2014の第4戦、ブリーラム・ユナイテッド戦の試合前日会見の内容をお知らせいたします。


    ■ランコ ポポヴィッチ監督

    「みなさん、こんにちは。非常に外は気温が高いが、(エアコンの効いた会見場の)この中で会見できてよかったです(笑)。それはさておき、環境の異なるところで戦うことになるわけですが、私たちがその気候の違い、文化の違い、食事の違いなどを考えてしまえば、それは、私たちの力にはなりません。自分たちの積み上げてきたこと、やってきたことを、どんな状況にあっても、出すだけだと思っています。明日の戦いに関しても、最大の目標である勝点3を勝ち取るということ、それを得るために、ここに来た全員が、そのために何をしなければいけないのかということ、何をすべきかということを、ピッチでしっかりと証明していかなければいけません。簡単な試合になるとは思っていませんが、勝点3という目標を達成して帰りたいと思っています。私たちにとっては、また、こういう環境で自分たちがどれだけやれるのかという、新しいチャレンジにもなると思っています」


    ■酒本憲幸選手

    「監督も言ったように、気候も違いますし、厳しい試合になると思っていますが、セレッソ大阪の、自分たちのプレーをするということを、まずは心がけてやっていきたい。もちろん、ここに遊びに来たわけではないので、しっかり勝点を積み上げて、気分よく帰りたいと思います」


    【質疑応答】

    Q.監督にお伺いします。暑い環境への順応化のために、どんな対策を取られていますか?

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    そこの部分に関しては、自分たちでしっかりと消化したと思っています。消化したというのは、私たちの選手が全員、私の考えを理解してくれたという意味での「消化した」ということなのですが。それはどういうことかというと、最初にも言いましたが、私たち自身が、この環境に対して「暑い」と思ってしまえば、身体に来るダメージというのも、もっとひどくなりますから。環境に対して自分たちが変えることも、影響を与えることもできませんし、もちろん、あるべき対策、できることは、いくつかアドバイスはしましたが、それよりも大事なのは、その環境だったり、気候の違いだったりを考えるよりも、「まずは自分たちのプレーをするためにどうすべきかということを考えよう」と。そういう話しは、選手たちにいつもしています。メンタルの部分というのは、この暑さのなか、環境の違ったなかで戦うときに、非常に大きく影響していきますし、必要以上にナーバスにならずに、環境の変化に対して戸惑わずに、いつもどおり臨んでいくことが大切だと思います。水分に関しても、こまめに、そして、量を取るようにという話しをしたり、疲労回復のために睡眠をしっかり取るようにしたり、食事に関しても気をつけるよう、体調のケアをするようにということは、話しはしています。ただ、そういった部分よりも、あまり考えすぎる、こだわりすぎることが一番の問題だと思っているので、自分たちのやるべきこと、やってきたことだけを出すことに集中したい。今、この会見に来ても、アウェイの洗礼は受けているなと思いますし、アウェイの会見場でも、普段は水が用意されているべきだと思いますが、今日はペットボトルの1つもありませんし、のどが渇いて一言もしゃべれないような状態になっています(笑)。そういうプレッシャーを受けても動じないことが大切だと思っています。

    Q.酒本選手にお伺いします。こちらタイに来てからのコンディションはいかがですか?

    A.酒本憲幸選手

    昨晩遅くに着いて、昨日は疲れてすぐに寝たので、今日身体を動かしてみて、どうなるかを見てみたい。ただ、監督も言ったように、(鍵は)精神力だと思うので、あまり考えすぎずにやっていきたい。(食事とかも)結構みんな食べているほうだと思います。

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    シャケ(酒本)に対しては、彼にだけ、個別にアドバイスしましたが、それは試合後に皆さんにお伝えしましょう(笑)。


    Q.前回はホームで4-0と圧勝しましたが、そのことを踏まえて、今回はどういう戦いがポイントになりますか?

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    まず、前回の試合のことはまったく考える必要はないと思っていますし、参考にもならないと考えています。その試合で勝てたからといって、この試合で勝てる保証はどこにもありません。あの試合は私たちがいい試合をして、しっかりと結果を取れましたが、まったく同じになるとは思っていません。逆に、私たちがあの試合で大勝したからといって、この試合でもそういう(安易な)入り方をしてしまえば、苦しむのは私たちだというふうに考えています。そのため、大切なのは、すべての力、全員の力を、この試合の勝利に向けて注ぐことだと思っています。初めにも言ったように、前回の試合を大勝したからといって、この試合が簡単な試合になる、勝てるという保証はどこにもありません。

    A.酒本憲幸選手

    まったく一緒です!

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    (酒本は)あまりしゃべらないようにして、体力を温存していますから(笑)。これも作戦のひとつです(笑)。


    Q.中3日で、長距離移動もあって、また帰国後にも、すぐにJ1リーグ戦の柏との試合もありますが、今回フォルラン選手が帯同していないなか、他のメンバーに関しても、フレッシュな選手との入れ替えなどはあったりしますか?

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    あとのこと、次の(柏)レイソル戦のことを考えて采配を振るうわけにはいきませんし、まずこの試合でしっかりと結果を出すということを考えて、試合に臨みたい。なので、明日の時点で、状態のいい選手、勝点3を取るためにふさわしい選手で臨みたい。本当に、明日は難しい試合になると思っています。大切なのは、ウチの選手全員が試合に出られる準備をしておくこと。そして、試合に戦う気持ちの面でも、戦う気持ちを作っておくこと。そこの部分が一番大切になってくると思います。先発メンバーに関しては、明日までにしっかりと見極めて決めたいと思っています。


    Q; 監督にお伺いします。今回フォルラン選手が不在のなか、柿谷選手に求められる役割は?

    A.ランコ ポポヴィッチ監督

    フォルランがいないからといって、曜一朗に、フォルランがいるときとは違ったことを要求するつもりはもちろんありませんし、いつも通り彼自身の力を出してくれればいい。彼にはいつも通り、目の前の試合に集中してもらって、自分の力を出すことだけを考えて欲しいと思っていますし、その力を、彼の能力を、チームのために使って欲しい。また、チームも、彼を活かさなければいけないと思います。曜一朗に関しては、昨年彼がプレーしたポジションと違うポジションで、ディエゴ(フォルラン)が出たときにはプレーしていますが、ただ、あのポジションでプレーすること、他のポジションでプレーすることも、曜一朗の将来にとっては必ず役に立つことだと思っています。彼が学ぶことも非常に多くあるというように思っています。ヨーロッパでは、与えられたポジションで自分の力を出し切るのが当たり前のこと。彼も能力、ポテンシャルは素晴らしいものを持っていますし、どのポジションでやっても、彼の力は出せると思っています。


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