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「セレッソ大阪 サポーターズコンベンション2014」レポート【第二部】

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【第二部】

■チーム方針説明:強化部長 勝矢寿延
昨日まで沖縄でキャンプをやってきました。本来ならばタイのバンコクで1月26日からキャンプをする予定でした。ご存知の通りタイの政府が国の非常事態宣言を発令したものですから急遽取りやめになりました。
我々のチームも急遽キャンプ地を探すようになりました。お陰様を持って、(沖縄で)素晴らしい環境でキャンプを行うことができました。その中で監督に尋ねました。「選手たちはどうなんだ」と。それで帰って来た言葉が、「セレッソの選手たちの学ぶ姿勢、そして意欲、これはブラボーだ」と。

(キャンプ中の映像を上映)

今ご覧になった通り、選手自身も午前午後の二部練習をこなしまして、本当に集中して素晴らしい環境でやることができました。監督の思う戦術とフィジカルの部分を全メニュー消化することができました。
沖縄の方のサポートもありまして、たくさんのサポーターの皆さまも応援に来てくれました。沖縄のセレ女の方もたくさん来られました。これからも多く駆けつけてもらえるように魅力あるチームを作りたいと思っています。セレッソは先程も申しましたように、20周年を迎えることが出来ました。サポーターの皆さま無しでは迎えられなかったと思います。本当に感謝しています。

そして、忘れてはいけないことがいくつかあります。
まず一つはクラブ創設20周年を迎えるに当たって、その前身であるヤンマーサッカー部に関わる皆さまの協力がなければ今年の20周年は迎えられなかったのではないかと感じています。ヤンマーというと元チェアマンの鬼武さん、選手では釜本さん、ネルソン吉村さんなど数多くの日本代表選手も輩出した歴史と伝統のあるクラブに我々の前身があるということを再認識しないといけないと思います。
それともう一つ、20周年を迎えてヤンマー、日本ハム、それに数多くの支援をしてもらいましたスポンサーがあっての今ということも再認識したいと思います。本当にありがとうございました。

2013年シーズンの結果ですが、まずヤマザキナビスコカップ、天皇杯、上位進出はできましたけど、やはりタイトルというところまで届きませんでした。
それとリーグ戦4位。ACL出場権は獲得できましたけど、優勝はできなかった。
優勝ができなかったということは実力がなかったということを謙虚に受け止めなければいけない事実だと思います。その分を踏まえて、優勝できなかった悔しさを今シーズンのバネにして、選手一同取り組んで行きたいと思っています。セレッソ大阪の2013年シーズン、優勝できなかったのは先程言いました実力がなかった。あと2勝すれば優勝できたという6ポイントの差もあると思います。ただその6ポイントの差というのは何があるかと。
例えばディフェンスであればあと一歩足が出ていれば、シュートが防げて失点しなかった…そういうところだと思います。そのあと一歩が出るように、今シーズン、選手自身にも伝えていきたいと思っています。
もう一つ、何が足りなかったか。ここ一番に勝ち切れなかったということ。
それはいくつかの試合にキーポイントがあると思います。例えばシーズン中の5連続分けであったり、そして新潟、甲府の2連敗、終盤にありました鳥栖戦。やはり勝ち切れなかったという事実があります。
それは何かというと、個人のパフォーマンスに頼り過ぎて、それによって勝敗が決まってしまう。そのことは組織力の不足ということを我々は認識しました。そしてもう一つ、外国籍選手の活躍不足。

次にセレッソ大阪の2014年シーズン。
我々は組織力をアップする。選手の成長を促す、外国籍選手の補強、この三つに着手しました。
まず一つ目の組織力アップ。これは新監督を招聘しました。
新監督はチャンピオンズリーグも出ていますし、日本での実績、若手を成長させる、攻撃的なサッカーの継承ができるということで彼を招聘しました。選手の成長を促すに当たっては、少しマンネリ化があった分を新しくしました。新しい監督の目から、ゼロからのスタートができる環境を整えました。外国籍選手に関しましては、もうみなさまもご存知の通り、プレーヤーとしてはもちろんのことプロフェッショナルとしてのお手本になる選手を獲得しました。2014年シーズンの目標として我々が掲げるのは、タイトル獲得。皆さまの想いでもありますし、ぜひ日本一のサポーターのみなさん、セレッソと共に戦ってください。そして時には背中を押してやってください。よろしくお願いします。

■事業方針説明 代表取締役社長 岡野雅夫 
今シーズンの事業の方針につきましてご説明させていただきたいと思います。
まず昨年の数字を振り返りたいと思います。オーナーズシート、年間パスポート、それぞれに107%、117%となっています。オーナーズシートにつきましては既にマスコミのみなさん方に「完売」というニュースを流していただいているのですけど、元々数そのものがそれほど多くある席ではございませんので、去年の1,216を上回った状態になっております。年間パスポートにつきましては未だ余裕は有るのですけど、去年は一昨年から比べると117%ということで、本当に多くの皆さま方にお買い求めいただきました。金鳥スタジアムのゴール裏を少し大きくしたということが上手く皆さま方にとって良かったのかなと思っています。ここからお金の話なのですけど、既にサイトなどで「ヤンマーマネーだ」とか(笑)、色んなことを多分書き込まれるのだろうなと思っているのですけども、選手が頑張ってくれたおかげだと思っています。本当にみんな頑張ってくれました。彼らが頑張ってくれたおかげで、いろんなスポンサーのみなさんからもご支援いただきました。途中でスポンサーになっていただける企業の数も増えました。まず広告料収入が11億のところが15億になり、ここで4億円増えました。入場料収入につきましては、皆さま方がチケットを買って入っていただいている訳なのですけども、これも122%、1億円以上の金額が増えたということになっています。それから商品の売り上げ。品切れ、品切れを起こしまして、本当に申し訳ないと思っていますけど、それでも3億3千万と一昨年に比べたら160%という数字になっています。本当に有り難うございます。
この3つを足しただけで25億円ということで、あとJリーグからの還付金とか、色んなお金が入ってきまして、
初めて30億円を超える決算をすることができます。もうまもなく、こういった規模で決算をさせていただけると思っています。本当にありがとうございます。

入場者数、平均入場者数については、年末のファン感謝イベントの時に31万9千人というご報告をさせていただいたのですけども、我々プロの興行としまして、ヤマザキナビスコカップも含めて21試合の合計での数字です。
2012年の31万7千人から、昨年は36万1000人ということで114%、平均入場者の数も同じ114%ですけど、15,124人から17,195人ということで、約2000人のみなさんが1試合平均で多く来ていただいたということになります。本当にありがとうございます。Jリーグの17試合でセレッソ大阪は18,819人というお客さんに入っていただいたのですけど、5位になります。チームと営業が競うというのはよくありまして、何を競うかと言いますと、チームの順位と観客数の順位で、(今回は)チームに負けました。チームは4位、営業5位。Jリーグ平均の1万7千2百いくつかは上回っておりますけども、上のベスト4、浦和レッズさんは別としまして、我々のターゲットは一つ上のFC東京、アルビレックス新潟、ここをターゲットに何とか追い越してやろうという勢いで頑張りたいと思っています。若いお客さま方にいっぱいスタジアムに来ていただけるようになりました。また女性の方もいっぱい来ていただけるようになりましたというのがデータで出ております。これは「ワンタッチパス」システムで皆さん方のデータが分かるようになっております。
2012年の男女比率が男性66、女性33という、ちょうど女性一人に男性二人という数字になるのですけども、2013年、ようやく女性が40%近くなって、39.2%。多分この伸びはJリーグの中でも1位で、女性の数が増えたというのはこのデータが表しています。また10代、20代の方が増えていまして、2013年度で30%以上の方が10代、20代のみなさま方になっています。つい先日Jリーグから観客の動向についての数字が出ていました。
セレッソ大阪が新しいお客を獲得したのが一番だったというのが出ていましたけど、データが物語っています通り若い方に来ていただけるようになりました。本当にありがとうございます。

今年の方針なんですけども、分かりやすくご説明させていただきます。私どもの今年の事業といたしましては、より多くのお客さまにご観戦いただきたいと思っています。先ほど出ました21試合で三十数万人のみなさま方を、もっともっと来ていただきまして、先ほど一試合平均のターゲットがFC東京さん、新潟さんだと申しあげましたけども、平均であのクラブを越えるようになりたいと思っています。
それからホームタウンの皆さまにさらに応援いただく。さきほど堺市長にこちらでご挨拶いただきました。私ども新しく堺市をホームタウンに迎えて、今までの大阪市、それから堺市のみなさんと一緒に地域の活性化をやっていきたいと思っています。そのためにセレッソ大阪を上手く皆さん方に活用していただいたり、一緒に楽しんでいただけるようにしたいと思っています。
そして、より多くのお客様に来ていただけましたら、何度も来ていただけるようなスタジアムにしたいと思っています。それが我々の一番のポイントだと思っていますので、今年はこの3つのことに注力してやっていきたいと思います。

それぞれにつきまして、もうちょっと詳しくお話しさせていただきます。観客数目標は52万人です。36万人が何を偉そうに52万人やと・・・(笑)。大体21試合で52万人というのは、平均しますと2万5千人位になります。
これだけ入っていただかないと、フォルランの給料を払えないというのもあります(笑)
横浜が400万人以上のホームタウンだですが、我々は大阪市と堺市を合わせまして352万人という非常に大きなホームタウンになりました。352万人のホームタウン、1割のみなさんが1回来ていただいたら35万人、2回来ていただいたら70万人。行けるかなという感じです。
スタジアムに来ていただいているお客様の中で堺市から来ていただいている方が30%位になりつつあります。
先ほどもありましたように、Jグリーン堺という関西のサッカーの拠点になる場所がありますので、ここを上手く利用しながら、さらに大阪市のみなさま方と結びつきを強化しながら、ホームタウンと一緒にもっともっと大きなところを狙っていきたいと思っています。満足そして再来場へ。やっぱり「セレッソ大阪は面白いよな」と言っていただきたいですし、「より楽しい」とか、「安全なスタジアムです」というのも言いたいと思います。
そしてサッカーそのものの質がもっともっと高いスポーツ興業、サッカー興業をやりたいと思っています。
そのためには選手がどれだけ頑張るかというのもあるのですけども、本当に多くの方に、誰にでも来ていただいて、そしてワクワクしていただく。それが我々セレッソ大阪のゲームなんだという形にして、何とか52万人の方に来ていただけたらと思っています。

さて、先ほどからの話の中によく「20周年」という言葉を使わせていただいていますけども、20年を迎えますと我々のクラブを長く応援してくださっている、それこそ先ほどの勝矢の話にもありましたように、ヤンマーサッカー部時代から応援していただいている方もおられます。
そしてその皆さま方の中には既に親子二世代でサポーターをやっていただいているという方も多くいらっしゃいます。それに加えまして先ほどのデータに出ていましたように、若いスター選手の活躍もあり、今までとは違う新しいサポーターの方もいっぱい来ていただけるようになりました。
さらに昨年、「最優秀育成クラブ賞」という表彰をいただきまして育成型クラブとしての認知度も上がってきました。そうして「世界に繋がるクラブへ」と考えています。
それからJリーグのアジア戦略と歩調を合わせながらになりますけど、スポンサーさんの海外戦略として、我々は広告塔になって看板を背負ってアジアへサッカーの試合に行くということを、真剣にテーマとして考えています。それから今年はちょっと違う観点で考えますと、まだ私どもはタイのバンコクグラスとしか提携できていませんが、ヨーロッパのクラブと提携をしたいなというのを思っています。これに付きましては、また改めてご報告させていただきたいと思います。サポーターの皆さま方とスポンサーのみなさま方と、クラブ、この三者が一体となってセレッソファミリーを築き上げて、そしてもっともっと三者が強固な繋がりを持って、みなさん方に我々のクラブをもっともっと応援していただけるような仕組みを作っていきたいと思っています。20周年のロゴマークを作らせていただきました。セレッソカラーでありますピンクと紺で12個の輪を作っています。当然、サポーターのみなさんを含んだ12という輪を作っています。それで20年の20という数字ですが、95年に初めてセレッソ大阪がJリーグに入った時の(ピンクの派手な)ユニフォームの背番号のタイプをそのまま使わせていただいています。その下に「セレッソファミリー」の文字ということで、20年の感謝、そしてもっとセレッソファミリーに大阪から世界へということで、今年1年、20周年を背負いながら皆さま方と一緒に戦っていきたいと思っています。3つの経営の基盤として、「収益」「人気」「経営基盤」。この3つをしっかりとさせて、そしてクラブの規模をもっと大きくしてJリーグNo.1クラブへと、ちょっと偉そうに言いすぎかも知れませんけども、JリーグNo.1のクラブになっていきたいと思っています。
今年1年しっかりこの考え方をみんなで共有しながらやっていきたいと思っています。

いよいよ3月1日に開幕します。チャンピオンチームの広島をやっつけたいと思います。
みなさん、3月1日に長居スタジアムでお会いできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

■質疑応答
Q:セレッソ大阪にフォルラン選手が加入します。どのような起用をするつもりでしょうか。柿谷選手とのツートップでしょうか、それとも柿谷選手のワントップでシャドウにフォルランでしょうか。それとも別の方法での起用でしょうか。
A:勿論フォーメーションはたくさんあると思います。その時の選手のコンディションと監督の戦術によって、その時のベストの布陣で臨みます。

Q:今年、大阪長居スタジアムの開催が増えた理由と、キンチョウスタジアムの今後の方向性を教えていただきたいと思います。
A:(集客目標が)50万人以上です。(去年の)秋以降、キンチョウスタジアムが完売、完売、完売という状態が続きました。先ほども申し上げました通り、少しでも多くのみなさまに見ていただきたいと思っていますので、今年は長居での開催を増やさせていただいたということになります。また、キンチョウスタジアムはキンチョウスタジアムの良さがあります。今後も当然のごとく長居とキンチョウの併用でやらせていただきたいと思っています。

Q:オフィシャルグッズの充実と数量を豊富にしていただけませんか。他のクラブのように定番の応援グッズがあれば、ほしい時にほしい物が買えます。セレッソは特にオンラインショップは発売日以外は人気グッズを購入することがほとんど出来ません。再入荷もしないのにラインナップに入り続けているし、サポーターのことを考えているとは到底思えません。在庫を心配して数量を制限しているのかも知れませんが、年間を通したスタンダードの定番の人気商品を開発すべきではないでしょうか。
A:グッズに関しましては、たくさんの方にご購入いただきまして、本当にありがとうございます。高いところからですが、お礼申しあげます。昨年は入場料収入で前年比122%、入場者数で114%、これに対してグッズが前年比160%となっております。在庫のリスクを考えながら、たくさん作り、たくさん皆さまにご購入いただいたつもりが160%なのですけれども、皆様からご不満が出る状態になっているのは確かです。この点は大いに反省しまして、内容・量ともに今年は更に充実させることをお約束します。今年は20周年記念グッズも出させていただきます。今、Jリーグ19年間オールゴール集を作っておりまして、1,400以上のゴール、森島・西澤解説付きです。皆さま、ぜひご購入いただきたいです。どうぞよろしくお願いします。

Q:入場時間について開門時間を早めていただきたいです。昨年も混乱が多々ありました。今年はそれ以上が安易に予想できます。開門時間を早めていただけるようによろしくお願いします。
A:今年もキックオフの2時間前で時間設定させていただきます。これは運営上のコストも含めてなのですが、開幕戦やダービー等、たくさんの方がいらっしゃる試合に関しましては、これまでも3時間前開門を行ってまいりましたので、今年もそういった試合には早く開門するなり、入場の処理能力を高めるなど努力しまして対応させていただきます。

Q:最近はサポーターが増えて嬉しい限りですが、今のままではファンサービスが負担になる可能性があるかと思います。今後は選手を日によって限定するなど、制限が必須だと思います。その辺の対応の予定はありますでしょうか。
A:危険性もありますので、グループ分けにして対応しようと考えております。詳しいことはまた後ほどホームページ等でお伝えさせていただきます。

Q:前日待ち列及び当日の座席の確保について質問します。前日の待ち列については試合前日の午後7時から待ち列を作ることになっていますが、一部の方が午後7時以前に既に待ち列を作っていると聞きました。これは明らかにルール違反ではないでしょうか。更に自由席エリアでの一席以上の座席の確保が目立ちます。どのようにお考えでしょうか。
A:前日夜7時の待ち列のスタートは今年もこれでさせてください。昨年いろいろ勉強も経験もいたしましたので、このルールを引継ぎます。場所取りに関しましては一人一席というのは当然なのですが、我々もそういったご案内をより一層努力しまして、皆様にスムーズに見ていただけるようにいたします。また、待ち列でテープを貼られたりされていますが、規定の養生テープ等ではなく、紙のガムテープで貼られている方もたくさんいらっしゃいます。これはきれいに剥がれないため、ルールは改めて守っていただきますようお願いいたします。公園管理者からも厳しく言われていることもあります。全てのことに於いてご観戦される皆さまのご協力の上に成り立っておりますので、我々もしっかり頑張ってやっていきますので、本当にご協力をお願いいたします。皆さま一人一人のご協力と、我々の力の両方がなければ成し遂げられないことなので、ぜひよろしくお願いします。

Q:ハナサカ出身者がセレッソでのプレー無しで海外クラブへ移籍することについてどうお考えでしょうか。
A:選手が成長するに当たって、例えば修行するのを日本でやるのか海外でやるのか、その違いだけだと考えています。レンタルという形で出していますので、その辺はご了解の程よろしくお願いします。

Q:今年はトレーニングウェアの販売はないのでしょうか。またプライムセレッソ向けサービスにオーセンティックユニフォームや長袖のユニフォームの販売など検討できないでしょうか。
A:練習着、トレーニングウェアに関しましては、昨年ファン感謝イベントの時に少しだけ販売させていただきました、こちらはサプライヤーとの色々な関係の中で検討していきたいと思っています。オーセンティックに関しましては、今、背番号50番から999番までハナサカプレーヤーという制度があり、こちらの方のみに提供させていただいております。
まだ500枠以上残っておりますので、ぜひ皆さま、ハナサカプレーヤーにお申込ください。

Q:昨年末、一部報道では「フィロソフィーを変える」というふうなことを言われていましたが、新たなフィロソフィーとはどういうものなのでしょうか。
A:一部報道で確かにすごく賑わせたように思います。昨年の11月の上旬だったと思います。レヴィーと「優勝争いをやっている真っ只中で、残り試合どう戦っていくんだ」という議論をしていまして、
「とにかくタイトルを取るんだ」と二人で盛り上がった時に「セレッソの将来はいったいどうなるんだ」と議論をしました。その時にレヴィー自身も、「俺もここまで関わってきたのだから、もっともっと協力するよ。いつでも俺に相談してくれ」ということで終わったのですが、その2、3日後くらいに、前の方に座っておられる方(=メディア各社)が「レヴィー退任!」、その翌日には「強化部長交代」という記事を書かれましてですね。
レヴィーがその後、皆さま方のインタビューを受けた時に「フィロソフィーを変えるんだろうと言ってみたよ!」と。マスコミが食い付きやすい発言をしてしまったということです。これが実は本質でございまして、私も三十数年間ビジネスマンとしてやってきているのですけど、日本の企業での仕事の中でフィロソフィーという言葉はあまり使わないです。私もご承知の通りヤンマーでずっと働いていますけど、ヤンマーもフィロソフィーという言葉は使わないです。そこでいきなりレヴィーからフィロソフィーという言葉がでたということで、私自身もちょっと考えたのですけど、この20周年があって、その20周年の最後の後半の6~7年の部分をレヴィーが攻撃型サッカーをずっと築いてくれた。我々はその攻撃的サッカーの上に何を築いていくんだ、ここから新しい一歩を何を踏み出すんだという議論をレヴィーとスタートさせていたところでして、それとマスコミのあの報道とが相まって、フィロソフィーという言葉が出てきたというふうに考えています。それをイチイチ反論するのもなんだなというのがあって、ずっとそのままになって、今初めてしゃべらせていただきました。

Q:昨年、入場者数が増えたことにより、明らかに該当者でないような人が試合当日の先行入場の待ち列に並び入場しているように見受けられました。今後トラブルなどの原因になり得るのですが、会員証などの確認の徹底について、どのように考えているか教えてください。
A:どこでどうチェックするか、今、運営担当が練っています。やはり何度も何度もチェックするのは、あまり皆さまが良い気持ちをされないと思いますが、よりチェックできるように運営担当が考えています。また、昨年は初めてスタジアムに来られた方が非常に多くて、プライムセレッソの先行、クラブセレッソの先行、一般の列という概念や感覚をお持ちでない方も結構いらっしゃいました。それで目の前の列に並んでしまったということもたくさんあったと聞いています。そういったところを含めて、皆さまに正しくご入場いただけるように、昨日も運営担当がその件について話をしていましたので、改善に努めます。

Q:外国人枠が余っております。今後も獲得の予定がありますか?
A:チームの状況とタイミングを見て監督と相談して検討します。

Q:キンチョウスタジアムに関して、せっかくのあれだけ良いスタジアムなので増設で席を増やして、キンチョウを多く使っていただくことはご検討されないのですか。
A:夢の構想の中にあります。日本のJリーグのクラブが今、一番何を悩んでいるかと言いますと、(スタジアムは)ほとんど自治体の持ち物で、どうお金を投下していくのか、ということです。私どもで言いますと、大阪市の持ち物を借りて使わせていただいている立場です。そこを大きくしていくというのは今すぐにでもやりたいのですけど、市との協議の中でお金の持ち分をどうするかなど、相当ハードルが高くなっております。

Q:沖縄キャンプで4人のディフェンスがけがで別メニューでやっていたのですが、今度の韓国との試合は大丈夫なのでしょうか?
A:染谷自身は宮崎のキャンプから100%でプレーできる状況にあります。それとユーティリティーのある選手も多いので、今いる人材で十分まかなえると思っています。

Q:公式サイトにおけるメディア掲載出演情報で載っていない件が見られます。例えば先日発売された雑誌に我らが新キャプテンのインタビューが載っていたのですけど、それも告知されてなかったと思います。その告知されるされないの線引きは何かございませんでしょうか。どういった体制で告知作業がされているのか伺えますでしょうか。
A:誠に申し訳ございません。線引きというのは特になく、あらかじめ取材を受けているものに関しては告知をするようにしています。この件に関しましては大変申し訳ございません。オートマチックでやっているのではなく、人の手でやっているので、至らなかったということです。また取材以外で、新聞、テレビ、ニュースなどで情報を発信していただいている場合があり、それはメディアの他の取材と見た目が同じような体になることがあり、こちらで把握しきってないことがあります。そういったことも有るということをご了承いただければと思います。

以上

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