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ACL第3戦 全北現代戦前日会見

    4月4日(月)に行なわれたACL第3戦全北現代モータース戦の前日会見の内容をお知らせいたします。

    ■レヴィー・クルピ監督
    「みなさんこんにちは。明日の試合ですけれども、我々にとっては非常に大きなチャンスであり、求める結果としてはただ一つ。勝利しかないと思っています。これまでの1週間非常に良い練習も出来たし、全員が勝利という結果にこだわって戦わなければならないという高い意識を持って、明日の試合に臨みたいと思います」

    ■キム・ジンヒョン選手
    「Jリーグが震災の影響で中断に入って、ゲーム感覚を保つには少し難しい状況ではありましたが、チームとしては週に一度の練習試合をこなしながら、コンディションを保ってきたので、少しずつですが、開幕の時よりはコンディションは上がってきたと思います。韓国のチームとゲームをするということで、いつも当然ながら良い準備をしているんですが、韓国のチームとやるということで、更に、自分としてはもっともっと、より良い準備をして試合で勝ちたいです」

    【質疑応答】
    Q、先ほどキム選手がおっしゃったように、震災の影響でJリーグの公式戦が中断されている中で、やはり試合勘は監督も一番気になるところじゃないかとは思うんですが、練習試合が出来たとはいえ、実際のところどのように感じておられますか。
    A、監督「おっしゃる通りで、やはり試合勘という部分で言いますと、公式戦ということで試合数の話をすると、非常にまだまだ試合の数が足りない状況だと思います。なぜならば、昨年から4人の選手が入れ代わっている、そう言ったことを考えると、もっともっと、本来は試合を重ねたかったところです。ただし、これまでの練習、そして練習試合を見る限り、明日の試合では非常に良いパフォーマンスが出せるのではないかと、そういう手応えは感じています」

    Q、お二人にお聞きします。明日の試合は東日本大震災があってから、国内で行われる初の公式戦になると思うのですが、その辺の意気込みをお伺いできればと思います。
    A、監督「これはたまたまなんですが、私は本を書くということで、執筆の準備をしているところであり、今回の震災に関しても本の原稿に書いているところなのですが、こういった震災があった時こそ、私が思うのは、日本という国が決して歩みを止めてはいけないと思っています。我々が1人1人自分の出来ることを続けていくことによって、国を前進させて行くことが大事だと思っていますし、それが今回被災者の方々のために、我々ができるサポートの1つになるのではないかと思っています。1日も早くノーマルな生活に戻れることを祈りながら、その歩みの一歩として明日は戦いたいと思います」
    キム「自分にとってはどんなゲームも全く同じ姿勢では個人的にはあるのですが、国内では震災後の初めての公式戦ということですので、自分は外国人の立場ですが、精一杯ピッチでプレーして、震災された方々へ少しでも力を与えられるように勇気を与えられるように、しっかりと良いゲームをしたいと思います」

    Qビデオなどで観た相手チームの印象は?
    A監督「常に韓国のリーグ戦ではトップを争っており、経験も豊富なオフェンシブなチームだと思っております。明日の試合は、両チームが非常に攻撃的に戦う試合になると思います」

    Q 全北はリーグ戦で、8名の選手が今回抜けており、1.5軍のようなチームで戦いますが、どんなゲームプランで臨むつもりですか?
    A 監督「セレッソというチームは、グラウンドに入ってゲームをする以上、常に勝利という結果にこだわって戦います。それは、我々がどういったフォーメーションでプレーするかということに関係なく、また相手がどんなメンバーで対戦するかという要素にもまったく変わらないポリシーです。全北がメンバーを変えられても、チーム力が落ちるとは思えませんが、彼らと同じように強い気持ちを持ってゲームに臨みたいと思います。なぜなら、我々は明日の勝利というものを本当に必要としている、そういう状態に置かれているからです。これは試合に臨むメンバーにかかわらず、セレッソは昨年からメンバーが4人変わっています。そういった中で戦うわけですから、ベストのパフォーマンスを模索しながら戦いたいと思います」

    Q そろそろ桜の季節になりましたが、明日開花する手ごたえは?
    A 「実は昨日、桜は開花しました。私の妻が昨日、来日したからです。というのはおいておいて(笑)、明日満開にしたいと思います。セレッソのサポーターの方々には、明日ぜひ花見に来てほしいと思います。そのために戦いたいと思います」

    Q キム・ジンヒョン選手にお伺いします。相手のチームは出身の韓国のチームで、やりにくさはあるかということと、相手チームはどんなチームだと感じていますか?
    A 「ACLにはずっと出たいと思っていて、がんばったおかげで出場できることになり、うれしく思います。韓国人として、相手が韓国人だからといって手を抜いてやるのではなく、それ以上の強い気持ちで、韓国のチームには絶対に負けないという気持ちで100%以上の力を出して勝ちたいです。相手チームは、強いチームなので、その強い相手に勝つには、いつもどおりのプレーをすることが勝利につながると思いますので、頑張りたいと思います」

    左から、全北現代 ジョン・ソンフン選手、チェ・ガンヒ監督、レヴィー・クルピ監督、キム・ジンヒョン選手。

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