「セレッソ大阪 サポーターズコンベンション2011」レポート【質疑応答】

「セレッソ大阪 サポーターズコンベンション2011」の質疑応答は以下のとおりです。

【質疑応答】

●質問 アドリアーノ選手の完全移籍が決まりましたが、やはり条件の問題なのでしょうか。
クラブ セレッソ大阪としても大事な選手だということで、オファーをきちっとしました。しかし、(所属もしていた)インテルナショナルが、条件を見てセレッソではなく別のチームを選んだということです。

●質問 キンチョウスタジアムの2011年の改修計画を具体的に教えてください。特にゴール裏の増築はないのかが気になります。
クラブ 前回の皆さまとの話合いの中でもふれましたが、一番いい形を探している中でtotoの助成金の仕組みが大きく変わって、今まででしたらあまり力がなかったものが、非常に大きな力を持って助成を頂けるような仕組みに変わりました。それを使うべく、努力しています。多分3年間ぐらいかけてやっていくということになると思うのですが、スタンドのことやトイレのことなど、まず当たり前のことが当たり前になるということを最優先してやっていきたいと思います。また、やれることはどんどんやっていきます。トイレまわりの部分で、細かなことで言えば鏡がついたりだとか、通路が良くなったりということは、今年の秋までにほとんどやっています。ホームページをご覧いただくことで、小さなことでも、「たくさんやりました」という風にお知らせしていきたいと思います。
<キンチョウスタジアム改善についてのニュースはこちら> 
●質問 エンブレムの文字を「CEREZO OSAKA」にした理由とメリットを教えてください。
クラブ 最初は「CEREZO OSAKA」でした。ただ、アパレル商品との商標登録の関係で、やむなく「OSAKA FOOTBALL CLUB」や「OSAKA FC」という表記にしていました。商標登録の問題が解決したことで、今シーズンから、「CEREZO OSAKA」ということにいたしました。

●質問 選手契約についての発表を、昨年のコンベンションで、前向きに検討しますとなりましたが、今シーズンはどうだったのでしょうか。
クラブ 今シーズンに関しましては、次回契約を更新しないという選手はいませんでした。契約延長の交渉をして、移籍した選手は、契約が切れて他のクラブを選択したという形です。今後、選手の契約更新は年間通していつでも行われるようになっていきますので、選手の契約に応じてお伝えしていくようにJリーグ全体がなっていくと思います。 

●質問 昨年も話題に出ていましたが、新しい練習場の計画は進んでおりますでしょうか。
クラブ 努力しています。実際には、クラブとして練習場計画に取り組み始めてからもう6年にもなっています。まだきちっと形になるタイミングになっていないだけで、継続してやっております。

●質問 他のJクラブの中には例えばジェフ千葉さんがJFLで「ジェフリザーブズ」、J2の岡山が「ファジアーノネクスト」という社会人チームを抱えているところもあります。将来的に、アマチュアチームという形で、セカンドチームを持つという構想はありますか?
クラブ 私(梶野部長)が今任されている限りでは、セカンドチームを持ってという形では考えておりません。約28~30人ぐらいの選手の構成で、全員がトップ選手というような形で、同じ待遇の中で練習をしていくというような形になります。

●質問  選手たちが今後も海外に出て行きたいという願望がたぶん強くなってくるんじゃないかと思うのですが、そういう選手に対して、複数年を提示していくのであるのか、それともやはり育成ということで、羽ばたいていってほしいというのを尊重するのであるのか、その辺りのクラブとしての方針というかポリシーのようなものを聞かせていただければと思います。
クラブ 基本的には契約が残っている状態で、移籍金を落として海外に行くというのがベストの選択だと思います。またそういう方向で海外に羽ばたいて、活躍できる選手であれば、そういった方向にしてやろうと思っています。実際いま半数以上の選手が複数年の契約をかわしていますし、特にユースから上がってくる選手に関しても、それなりのことを考えた契約年数をやっております。

●質問  去年のユニフォームの両脇に黒い線が入っていて、これはサポーターを意味するラインで、ユニフォームもあわせてサポーターと一緒に戦おうという意味合いで入れられたと思うのですけど、今年大きくデザインが変わったわけでもないのにそれがなくなっているのはなぜでしょうか。
クラブ 黒のラインが消えたということに関して、ネガティブにとっているものでは全くないです。ただ、よりチームカラーを全面に押し出すという意味で、少しでも紺とピンクをというところから、黒のラインがなくなり、袖のラインのところがピンクになるというような優先順位をとったということです。むしろ、胸のエンブレムのところを、今までの転写と呼ばれるペラペラのものだったのですけども、やはり皆さんが一番大事にしているエンブレムの部分、選手が点を取ったときに胸を叩くというところで、きちっとした縫いつけに切り換えたというようなこともあります。その辺も含めて、総合的にご容赦いただきたいと思います。

●質問  家長選手、アマラウ選手、アドリアーノ選手、羽田選手と、主力級の選手が離れてしまいまして、今後開幕しばらくは連係にあたって多少苦しんでくることは予想されますけども、もし万が一、アクシデント、低迷したときのさらなる補強とか、スポンサー活動とかそういったところを具体的に教えていただけないでしょうか。
クラブ 主に得点をたくさん取っていたのはアドリアーノで、それに関してはピンパォンという選手を獲得しました。この選手も実はアドリアーノと同じで半年契約のレンタルです。何故かというと、実際に日本でどれぐらい活躍できるか分からない。向こうでは活躍していましたし、活躍してくれると思います。もし活躍できないのであれば、半年後に変わる可能性はなくはないです。それと家長のところに……誰が出るか分かりませんが、家長のところに(キム)ボギョンという選手を獲得しました。おそらく家長が点を取った以上の得点は取ると思います。

●質問 先週の『サッカーマガジン』の中で梶野部長が、鹿島のようなチームを目指したいというご発言がありますが、鹿島の場合、十何年間、同じような哲学、つまりシステムをやったり、外国人のブラジル人、最近はアジア枠だったり韓国人を入れるようになりましたけど、そういう風な一貫性を持ったチームをつくったということが哲学だと思うのですが、育成部の宮本さんが色々と行なわれているとのことですので、様々な連携みたいなものも含めてその方向性みたいなものを一貫して続けていく覚悟があるという風に思ってよろしいのでしょうか。
クラブ それはクラブ全体の総意としてそのように考えていますので、大丈夫だと思います。
質問 それは担当者が変わってもその方向性でいく、という風に考えて良いのでしょうか。
クラブ もちろんです。クラブとして決めました。

●質問 今年、U-22の大会とかありますが、ACLもあります。過密日程になると思うのですけど、選手がちょっと疲労を感じているというときに、代表の試合には出さないという選択肢というのはお持ちなのでしょうか。
クラブ 基本的に、選ばれたら出さなければならないというのは、フル代表に関してはあります。今回ボギョンとジンヒョンがいないのは、2月9日がインターナショナルマッチデーということで、出さざるを得ませんでした。今後、オリンピック代表に関しても、数人エントリーされると思いますが、実際に選ばれた場合は、本戦に関しては出さなければいけないことになっています。ただ、そこまでの遠征などは、今回も3人行っていますけど、日本のオリンピック代表候補の中にセレッソから一番多くエントリーされているんですね。その辺りはこっちに選択権はないのですけども、交渉はしていますし、今後も同じです。ただ、「出さない」というようなことはできません。

●質問 2点質問です。スタジアムに関することです。キンチョウスタジアムというのはもともと古いスタジアムの一つだと思うのですけども、段差があるのが気になります。totoの助成金を活用した改修という優先順位の中に段差の部分が含まれているかどうかというのをお聞きしたい。もう1点、ゴミに関することで、私の会社でもやってるのですけども、エコキャップのことです。(ペットボトルのキャップを)回収することで、例えばアフリカの子どもたちのワクチンと交換できて社会的意義という形で活動されているところがあると思います。その辺はどうお考えになっているのかおうかがいしたいと思います。
クラブ ご指摘頂いた段差のとこについて、私が一番気になったのが、バックスタンド側の導入路にあたるところですが、これは既に改修を終えました。それ以外の手すり関係ですとか、非常に不足しています。それは全てtotoの申請に含めていますし、先ほどおっしゃられた社会的な意義において、「福祉的な要素」と読み返させて頂きますけども、例えばお手洗いに手すりがちゃんと付いていたりだとか、そういうようなことも全て、内容に含めております。それを順次改修していきます。
クラブ エコキャプについては、明確に今ここでお答えするだけのレベルにありません。できるか調べて、積極的に取り組ませていただきます。
最後に、皆さんが聞きたかったことを一つだけお話します。強化費の話なのですが、梶野部長たちはいくらでもあれば強いチームができると言われるのでしょうが、経営を預かっている私の立場として今決めていますのは、基本的に強化費は総収入の50%を超さないように運営していきたい、ということを一つの目安にしています。どこのクラブをとってみても、50%を超しているところは大体、破綻しています。昨年のウチも実は51%を少し超しまして、カツカツのところで今年、決算を迎えようとしています。理想とされるのは46%ぐらいがいいのでしょうけど、なかなかウチは、まだ強くしたいのでギリギリ50%のところでやっております。具体的な数字で言いますと、昨年は2009年に比べて約2億円追加しました。2億円補強して作り上げました。さらに今年は、2009年に比べて約1億円を強化費を増やしています。でも、正直言って足らない感じです。そういうような形で設定して、梶野に預けて「この中でやりくりして」ということで、彼が苦労してやる中で、どうしても高くて取れない、例えばアドリアーノの件であるとか、そういうのが発生するのはやむを得ない、申し訳ないと思っています。だけどその分、若い優秀な選手を育て上げる。そして、先ほど梶野が言いましたように、オリンピックのエントリーでウチがそれだけ多くエントリーされているのは、素晴らしいことだと思っていますし、セレッソが小さな体力で大きなクラブと戦うには、頭を使って努力をして、若い力でやっていくしかないという風に捉えていまして、育成型クラブを目指そうということを、クラブの中心的な方針として考えております。
もちろん、スポンサーの件もそうですけども、みんな一生懸命頑張って、廣畑を中心にスポンサー活動をしております。だけど一番のベストなのは、今年もサポーターの方々、つまり入場者収入をいかに上げるかということが全てにつながってくると考えています。今スポンサー活動をしていましても、外資系の企業なんかは「どれだけの人数が集まっているのですか」とか、「視聴率どれだけ取れるのですか」ということを聞かれます。やっぱり何をするにもお客様をたくさん集めるということがクラブの最大の使命じゃないかなと思っています。今年、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                                 以上