第2節
2026明治安田J1百年構想リーグ
2026.2.15日
アビスパ福岡
0
AWAY
FULL TIME
2
ベスト電器スタジアム
0-2
0-0
セレッソ大阪
櫻川 ソロモン (19')
チアゴ アンドラーデ (44')
ベスト電器スタジアム
6,617人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■ラファエル ナポリヘッドコーチ
「ゲームのパフォーマンスとしてすごく良かったと思います。ボス(アーサー パパス監督)は影響力の強い監督です。ボスが不在の中でも、アウェイで2-0という結果を残せて満足しています。試合前にも、シン(畠中槙之輔)がアップでケガをしました。また、この試合を迎えるまでにも様々なことがありました。CBにはケガや出場停止の選手もいました。難しい状況の中で迎えた試合でしたが、日頃の練習での準備が全てだったかなと思います。1年間、積み上げてきたことをしっかりパフォーマンスとして表現できたことがこの結果につながったと思います。また、そうした難しい状況の中、ベテランの選手たちが非常によくこのグループを引っ張ってくれました。今年は全選手にリーダーシップを求めている中で、特に田中駿汰、香川真司、畠中槙之輔が今日もよく引っ張ってくれました」
Q:今節に向けては、開幕戦で課題になった「ボールの運び方を主に取り組んできた」という選手の話もありました。実際に2点目に象徴されるように、しっかりとボランチを経由しながらボールを運び、崩したシーンも多々見られたが、取り組みの成果を出せましたか?
「そうですね。前節を振り返ると、10人で長い時間を過ごしたこともありましたが、10人になる前の時間帯に関しても、より速く正確にボールを動かすことができていませんでした。特にライン間が間延びしていた印象があったので、今週はオフ明けからそこを中心に取り組んできました。攻撃のアイディアを落とし込むことをやってきました。言っていただいたような2点目のシーンは、常に僕らも選手たちに要求しているプレーです。それ以外にも良いシーンはいくつもありました。ただし、その中でも改善できる点はたくさんあります。優位なスペースを上手く使うこと、もっとライン間や裏に入っていければ良かったです。良かったところと、さらに改善すべきところが見られたゲームでした」
Q:今季はGKの争いも激しいですが、今節は中村航輔選手がセレッソでのデビューを飾り、経験豊富な選手らしい安定したプレーを見せました。そうした彼のプレーについてと、一方で、キム ジンヒョン選手も開幕戦は無失点に抑えて気持ちの入ったプレーを見せました。その中で今節メンバー外になった理由については?
「まず(中村)航輔に関しては、セレッソでの1試合目でしたが、安定感があり、まさに経験を見せた内容だったと思います。ジンヒョンに関しては、今週、少しケガをしました。全治など正確なことはまだハッキリしていません。GK陣は非常に競争力が高く、全員で切磋琢磨している状況です。GK陣だけではなく、スカッド全体に競争があります。誰が抜けても誰が入ってもしっかりとパフォーマンスを出せるスカッドにしていきたいと思っていますし、ベストなチームはそういう編成をしていると思います。それをしっかり維持していくことが大事です」
Q:パパス監督にはどのように勝利の報告をされたいですか?また、ご自身としてはJリーグで初めての指揮で勝利しました。そのことについての感想はありますか?
「ボスは素晴らしい監督ですし、今日の結果も毎日、毎週の積み重ねです。その準備の結果が今日の試合にも出たと思います。これまでも一緒に仕事をしてきた素晴らしい監督なので、私から何か言えることはありません。私自身の指揮に関しては、実は以前、メルボルン(シティFC)でコーチをしていた時も監督の体調不良で3試合指揮を執った経験があるのですが、1分2敗だったので、正直、今日を迎えるにあたっては緊張もありました(笑)。ただし、このチームには明確なゲームモデルがあるので、プレーに迷いはなかったです。選手たちも非常に素晴らしいリーダーシップを発揮してくれたので、スタッフとしてはそれを上手く導いてあげるだけでした。これで2週連続、逆境の中でプレーしました。先週は長い時間を10人で戦い、今週はボスが不在かつ畠中選手がアップ中にケガをして出られない試合でした。その中でしっかりと結果を残せていることは良いと思います」
選手コメント
■櫻川 ソロモン選手
Q:加入後初ゴールになりました。決めた瞬間の思いは?
「チームで最初に点を取りたかったので、ホッとした気持ちです」
Q:前節は攻撃陣としては消化不良の内容だったと思うが、今節はチーム全体としても良い攻撃が多かったが?
「そうですね。チームとして良い攻撃ができました。あとは決め切るところ。僕ももう一つチャンスがありましたし、チームとしても今日は4-0、5-0ぐらいにできる試合だったと思うので、攻撃陣はもっと詰めていかないといけません。ポジティブな要素としては、2試合連続失点ゼロで終われていること。そこは昨年との違いだと思います。僕自身、前から守備をすることも意識していますし、チームとして良い方向に向かっていると思います」
Q:2試合連続無失点の理由として、セットプレーやクロス対応の安定感が増したと思います。ソロモン選手が弾くシーンもよく見られ、高さは守備でも効いているが?
「はね返す守備の部分は(ラファエル)ハットン選手にはない強みだと思います。よりチームにプラスの影響を与えられる部分としては、起点になること、攻守においての献身性だと思うので、そこはこれからも続けていきたいです」
Q:1点目のヘディングの高さも昨季以上の武器だと思います
「このチームは上手い選手が多いですし、クロスを上げるところまで行くシーンもチームとして多いので、そこからどういう崩し方をするか。色んなパターンがありますが、僕の高さも強みの一つだと思うので、それを得点という結果につなげることができて良かったです」
■阪田 澪哉選手
Q:2アシストで勝利の立役者になりました。自身のプレーを含めた今日の結果を振り返ると?
「前節は自分がPKを外して負けた中で、今節の先発に選んでいただいて、『結果を出してやろう』という気持ちは強かったです。アシストですが、チームの勝利に貢献できて良かったです」
Q:やはり前節の試合は相当悔しかったですか?
「はい。ガンバに負けたことがまず悔しくて…。忘れてはいけない1日になりましたし、『あの試合があったから自分は成長できた』と思えるように、これからやっていきたいです」
Q:次の試合ですぐ結果を出せたことは大きいですね
「そうですね。今年からクロスは自主練習でもやることが増えたので、それが結果となって表れたことも良かったです」
Q:1点目はソロモン選手の高さも考えたクロスでしたか?
「今年はFWにソロやキャス(イェンギ クシニ)と高身長の選手が多いので、自分がクロスを武器にできたらチームとしても上に行けると思っています。まだまだ精度は低いですが、取り組んでいきたいです」
Q:2点目に関しては、最終ラインからボランチを経由した崩しが素晴らしかったですが、チームとしても狙いとしている攻撃が出せた感じでしょうか
「そうですね。3バックの相手は背後も空きますし、それはミーティングでも話がありました。シバくん(柴山昌也)からいいボールが来て、チームとして上手くはがせたと思います」
■香川 真司選手
Q:急遽出場する形になりましたが、アクシデントを感じさせない素晴らしい入りでした。チームとしても動揺を感じさせない内容だったが?
「考える時間もあまりなかったですし、やるしかなかったので。良い入りをすること、体も頭も試合の中でフィットしていけばいいかなと思っていました。上手く対応できたと思います」
Q:今日は2点目に象徴されるように、ボランチの2人を経由する攻撃が目立ちました。香川選手と喜田選手がボールをよく受けてスムーズに前進していくプレーが多かったが、チームとしての狙いもしっかり出せた感じでしょうか?
「そうですね。相手が(プレスに)行きづらい(立ち位置を取ることで)、相手のダブルボランチが遅れて来ている状況が前半からありました。相手が掴み切れていない中で、上手くボールを回してボランチを経由しながら、シバ(柴山)がフリーになって素晴らしい攻撃ができました。相手の出方によって僕たちも戦い方を変えないといけないですし、試合の中で上手くアジャストできたと思います」
Q:香川選手自身のプレーとしても、前節の大阪ダービーで、見る側が「こういうプレーをして欲しい」「こういうところに顔を出して欲しい」と感じたプレーを全てされていたようにも思いました。今日の試合の中で意識されたことは?
「このチームに足りないことは、試合の中でいかに決断できるかということ。どんな相手が来ても、どんな戦い方で来ても、それに対応して、ポジショニングや戦い方をピッチで修正していかないといけません。その修正力はみんなが意識してやらないといけない。もちろん、監督が目指すサッカーを練習から取り組んでいくことは大前提として、ピッチの中では想定外の事も起こります。それをどれだけ選手が感じて修正しながらやれるか。そこが求められると思います」
Q:前節は退場者が出るまでの時間帯でも、解決できないまま時間が過ぎていった印象です。やはり一人一人がピッチで起きている事を考えながらプレーしていくことが必要でしょうか。
「そうですね。特にアウェイは難しい試合になるので。今日は上手く全員でやれました。(田中)駿汰も今日はCBに入って不慣れな部分もあったかも知れないですが、逆に彼が入ってビルドアップも安定しました。ディフェンスラインもはね返せていました。誰がどこで出ても、良い準備が出来ていれば、その中で自分の個性を発揮すれば戦えます。それが今日は結果として付いてきたので良かったです」
■田中 駿汰選手
Q:今節はパパス監督の体調不良により、ナポリヘッドコーチが指揮を執った試合になりました。主将としてどういう意識で臨みましたか?
「よりリーダーシップを取ってやっていかないといけないと感じました。自分だけではなく、真司さん、リッキー(井上黎生人)、ディオン(クールズ)、航輔くんも含めて(年)上の選手が試合前からしっかりリーダーシップを取ってやれましたし、試合の入りも良かったです。ボスが居ないから(負けた)、という結果にはしたくなかったですし、自分たちがやるべきことをやって試合にも勝てたので良かったです」
Q:試合前には畠中選手が負傷でメンバーが変わるアクシデントもありました。田中選手はCBでのプレーになりましたが、スムーズだった印象です
「そうですね。CBで出てもできるイメージはあったので、全く問題なくやれました」
Q:ボールの運び方も前節から改善されていました。今節に向けてチームとして取り組んできたことが発揮できた?
「そうですね。今週は特に攻撃の部分に重点を置いてやってきました。練習でやってきたことが試合でも出せたので、チームとして成長につながったと思います」
Q:開幕戦でも言われていましたが、今季はセットプレーの守備を含めて安定感があります。はね返せる力強さを感じますが、高さも含めて昨季より進歩していますか?
「シンプルに高さも増しましたし、コミュニケーションも増えました。ピッチの中で声を掛け合って集中し合うことは昨季より増えているので、今日もCK、FKは結構ありましたが、セットプレーの守備は自信を持ってできています。人任せにならず、自分のところではね返す。全員が責任感を持ってやれている成果かなと思います。
■中村 航輔選手
Q:セレッソでのデビュー戦を勝利で終えた気持ちはいかがですか?
「素晴らしいチームの出来だったと思います」
Q:守備としても、相手のセットプレーをはね返すことも含めて無失点で終えたが?
「アビスパ福岡も素晴らしいチームです。その中で何とかやらせないよう、チームとして取り組んだ結果が無失点で終えられたので嬉しいです」
Q:セレッソでのデビュー戦であり国内復帰戦の舞台がアビスパのホームスタジアムだったことは運命めいたモノを感じますが、ご自身としての思いはいかがでしょうか?
「もちろん、そういった縁も感じますし、福岡は僕にとって特別なクラブであることは間違いないです。ただ、今はセレッソのユニフォームを着てセレッソのために戦っているので、今日この地で勝てたことはとても嬉しいです」
Q:ピッチに立った瞬間、11年前のことが頭をよぎったりもしましたか?
「懐かしいスタジアムであることは間違いないですが、セレッソのためにしっかりプレーできたことが良かったです」
Q:このチームは後ろからつなぐこともスタイルですが、ビルドアップで今日意識したことはありますか?
「素晴らしい選手が揃っていますので、そこにうまく食い込めるように取り組んでいきたいと思っています」
Q:GK陣の競争も激しいですが、今後へ向けた抱負もお願いします
「誰が出てもセレッソというチームを支えられるよう、また全員で取り組んでいきたいと思います」

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今季チーム初ゴールは櫻川ソロモン。開幕戦では不完全燃焼に終わった攻撃を改善し、今シーズン初勝利を掴む
特別なシーズンの幕開けとなったガンバ大阪との明治安田J1百年構想リーグ開幕戦から中7日。セレッソ大阪は今シーズン初勝利を目指し、敵地でアビスパ福岡との明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第2節に臨んだ。この試合はアーサー パパス監督が体調不良により不在。ラファエル ナポリヘッドコーチが指揮を執った。また、当初スタメンで発表されていた畠中槙之輔がアップ中に負傷。急遽、香川真司が先発した。
様々なアクシデントもあった中で迎えた試合だったが、チームは動揺を見せることなく良い入りを披露。開始2分、櫻川ソロモンを起点に左サイドを崩し、チアゴ アンドラーデのパスを受けた柴山昌也が鋭いクロスを入れる。この試合はボランチに入った喜田陽と香川が絶妙な立ち位置でボールを受けて前進。「相手のダブルボランチが遅れて(プレスに)来ている状況が前半からありました。相手が掴み切れていない中で、上手くボールを回しながらボランチを経由しながら、シバ(柴山)がフリーになって素晴らしい攻撃ができました」と試合後に振り返ったのは香川だが、まさにダブルボランチをしっかり経由し、トップ下で浮いた位置でプレーした柴山が攻撃のスイッチを入れた。18分に決定機。相手の自陣でのパスミスを阪田澪哉がカットすると、櫻川が落として柴山がシュート。DFに防がれたが、ここで得たCKから先制につなげる。柴山のキックのセカンドボールを拾った阪田が狙いすましたクロスを上げると、櫻川がヘディングで競り勝ち逆サイドネットへ流し込んだ。開幕戦ではシュート1本に終わった背番号9。挨拶代わりのゴールがチームの今季初ゴールとなった。ここから福岡の反撃も受けたが、セットプレーでも櫻川の高さは効いており、セカンドボールを含めたクロスもしっかりはね返すと、44分に追加点。畠中の欠場を受けてCBで先発した田中駿汰を起点に香川、喜田を経由し相手のプレスを外し、井上黎生人、ディオン クールズで右サイドを突破。最後は柴山のスルーパスに抜け出した阪田の折り返しにチアゴが右足一閃。強烈なシュートを叩き込んだ。ビルドアップではがしてから一気にスピードアップする鮮やかな攻撃が得点で完結。今節の内容を象徴する素晴らしいゴールだった。
後半も開始から主導権を握ると51分に決定機。香川から柴山に縦パスが入り、柴山がさらに背後のスペースへ走った櫻川へスルーパス。櫻川は飛び出してきたGKに防がれてシュートはブロックされたが、こぼれ球を詰めた柴山がシュート。ただし、フリーで放った一撃はポストを直撃。試合を決める3点目とはならなかった。直後の52分にもビッグチャンス。田中のスルーパスからサイドの背後を取ったチアゴのクロスに再び柴山が合わせたが、右足でのシュートはクロスバーを越えた。すると54分、56分と立て続けに自陣左サイドからピンチを招く。前半から攻守にアグレッシブなプレーを見せていた大畑歩夢にやや疲れの色が見え始めた59分、ナポリヘッドコーチは最初の選手交代を決断。大畑に代えて奥田勇斗を投入した。ここからの時間はホームの福岡が攻勢に出る。ただし、セレッソも開幕戦と同様、体を張った守備で決定機は許さない。65分のピンチではクールズが戻ってカバー。80分にイェンギ クシニ、中島元彦、石渡ネルソンが同時にピッチに入ると、息を吹き返したセレッソが87分、カウンターから決定機。ただし、柴山と石渡が決め切ることができず、ここでもトドメの3点目とはならず。88分には横山夢樹も入り、セレッソデビューを飾った。後半はゴールこそ生まれなかったが、守備での綻びも見せずに2-0で勝利。パパス監督不在、試合直前の畠中の欠場と続いたアクシデントをチーム一丸ではね返し、今季初勝利を掴んだ。
「難しい状況の中で迎えた試合でしたが、日頃の練習での準備が全てだったかなと思います。1年間、積み上げてきたことをしっかりパフォーマンスとして表現できたことがこの結果につながったと思います」と試合を総括したナポリヘッドコーチ。前節の課題を受けて今週、改善してきたプレーを、さらにはパパス監督の就任以降、積み上げてきたアタッキングフットボールを存分に披露したセレッソ。次節はホームでの今季初勝利を目指す。