天皇杯 JFA 第106回 全日本サッカー選手権大会3回戦

2026.10.7水

セレッソ大阪

ルーカス フェルナンデス (25')

阪田 澪哉 (80')

2

HOME

FULL TIME

0

1-0

1-0

鹿児島ユナイテッドFC

YANMAR HANASAKA STADIUM

監督コメント

■パブロ マチン監督

「J1とJ3のチームの対戦でしたが、1発勝負のトーナメントでは、そこでの違いは大きくありません。試合前から想定していましたが、実際に対戦してみて分かったことは、相手はJ3のチームではなかったなと。J2にいてもおかしくないプレーをしていました。ただし、我々としても、開始から自分たちがしたかった試合展開に持っていけたことは良かったです。ただ、1点を取るまでは遠かったです。取ってからは自分たちのリズムで試合を運ぶことができたと思います。後半に入っても我々が支配した展開になりました。想像していたような展開になり、そのまま試合が終わったという感想です」
 
Q:今日はボールを失った瞬間の守備へ切り替えも早く、相手への集結も速かったと思います。無失点で勝ち切った守備の評価について
「おっしゃる通りです。失点ゼロで抑えることは、どんな相手にも求めていきたいです。失点ゼロで終わったことに関して、守備陣も頑張ってくれましたし、チーム全体として相手にシュートまで持ち込ませない守備も評価できます。カウンターもそこまで多く受けることはなかったので、前段階でしっかり止めることができたという印象です」
 
Q:トップチームでの公式戦デビューを果たした永添功樹選手について
「(永添)功樹に関しては、これまでも長く一緒にトレーニングをしてきた選手です。他にもメヅェ(エゼモクェ チメヅェ海)や(塩尻)哲平もいます。その中で、功樹は練習でチャンスを掴んだ選手かなと思います。普段の練習から素晴らしいプレーを見せてくれています。本来であれば、ルヴァンカップ2回戦の藤枝戦で使いたかったのですが、相手と接触した(大畑)歩夢の状態が気になって交代させたことで、功樹を起用することができませんでした。私としては、U-18の選手も積極的に使っていきたい思いはあります。これに関してはパフォーマンス次第です。彼らに関しては、ミスを気にするより自分ができることを表現して欲しいと思います。クラブにとって未来となる選手たちです。そこは大事にしていきたいです。クラブとしての考えでもありますし、チームを助けてくれる若い選手はどんどん出て来て欲しいです。U-18も調子が良いですし、そこで良いプレーをしている選手はどんどん使うことは頭にあります。緊張もあったと思います。今日は短い時間でしたけど、これからどんどん時間を増やしていけるように頑張って欲しいと思います」

選手コメント

■香川 真司選手

Q:試合全体を通して見れば危なげない試合ではあったと思う一方、先制点を取るまでの時間帯は拮抗した展開が続きました。試合全体を振り返ると?
「そうですね。J3という、カテゴリーとしては2つ下の相手になりましたが、鹿児島はJ3で負けなしということも知っていましたし、それを僕は試合をしても感じました。組織的で良いチームだなと。カテゴリーを客観的に見たら、絶対に勝たないといけない試合であることは当然ですが、彼らの戦い方は組織化されていて、素晴らしいチームでした。だからこそ簡単に勝てる相手ではないと、始まってすぐに僕たちも気付きました。だからこそ無失点で終えたことが大きかった。欲を言えばもっと早く2点目を決めるタイミングはあったので、それは自分たちで強く要求しないといけないですし、選手たちで反省しないといけないですが、失点ゼロで終えたことが何より良かったと思います」
 
Q:チャンスを作れない時間も続きましたが、時間の経過とともにサイドチェンジを増やして相手を揺さぶり、敵陣に入っていく回数を増やしていきました。その中で生まれた先制点は、香川選手がパブロ サバック選手に通したロングフィードが起点となりました。先制点の場面を振り返ると?
「4バックの相手なので、僕たちのウイングバックは空きますし、そこでいかに相手のサイドバックを引き連れていけるか。そこは意識的に狙っていました。先制点の場面はショートカウンターのような形でしたが、相手のサイドバックもいない中で、うまくサバ(パブロ サバック)がオープンに動き出してくれました。そこから高い精度でサバからルーカス(フェルナンデス)に渡り、ルーカスも落ち着いて決めてくれました。大きな先制点になったと思います」
 
Q:中盤でボールを受ける時に厳しい状況で受けることもあったと思います。そこを上手く交わしていましたが、相手のプレスに苦しんだのか、自分たちでもっと上手くやれたという思いか
「紙一重で、そこで奪われたら失点につながるという場面もあるので、そこの(つなぐ)精度、クオリティーは上げないといけません。危ないシーンも何本かあって、それ(つなぎ)は次への課題としていきたいです。ただ、(相手のプレスを交わすことは)自分の技術として大きな自信を持っているところでもあります」
 
Q:ピンチも何度かありましたが、今日は寄せも速かったですし、チーム全体の守備への切り替えも含めて守備が機能していたと思うが?
「そうですね。今日は守備陣が失点ゼロで抑えて、後半もほとんどチャンスを作らせませんでした。みんなファイトしてくれましたし、今日は彼らが一番称賛されるべき選手たちかなと思います」
 
Q:追加点が取れそうで取れない時間が続いただけに、その中で生まれた2点目は貴重でした。阪田選手のヘディングを導いたクロスに関しては?
「(阪田)澪哉がタイミング良く走ってくれました。彼にとっても非常に大きなゴールになったと思います。復帰してから大きなプレッシャーも感じていたと思うので、彼にとっても大きな1点になったと思います」
 
Q:ここから連戦が続きます。コンディションを整えることも重要になっていく?
「試合があることは選手としては幸せなことです。戦力も十分いるので、誰が出ても高いレベルで戦えるように選手はやっていくだけです。連戦でタフですが、これぐらいやらないと成長しないと思うので、このリズムでしっかり戦い続けていきたいです」
 

■阪田 澪哉選手

Q:チームの2点目、ヘディングでの得点場面を振り返ると?
「(香川)真司さんのボールが完璧だった、ということに尽きます」
 
Q:バックヘッドで難しさもあったと思うが、自身のヘディングについては?
「そう…ですね(笑)。当てるだけでした。でも、ああいうところに入っていくことは自分の強みでもあります。得点を取れる場所に入っていけたことが良かったと思います」
 
Q:試合展開としても、2点目を取れたらほぼ試合は決まる状況でした。追加点を取れたことに関しては?
「前回の(ルヴァンカップ2回戦の)藤枝戦は先制した後に失点して難しい試合になったので、今日は2点目を取ることはハーフタイムにも全員で話していました。取れない時間が続きましたが、最後に取れて良かったです」
 
Q:左ウイングバックとしてのプレーは今季2試合目でしたが、前回以上に仕掛ける姿勢も含め、上手く考えながらプレーしている印象も受けたが?
「今日は4バックの相手だったので、よりサイドチェンジが効いてくると思っていました。高い位置を取れば自分の特長も出しやすいと。ただ、1対1の質はもっと上げていかないといけないですし、もっと違いを見せていけるように頑張っていきたいです」
 

■横山 夢樹選手

Q:ピッチに入ってすぐチャンスを作りましたが、どのような意識で試合に入りましたか?
「自分が入る前から良い状況だったので、さらに自分が勢い付けられるように、という思いで入りました」

Q:アジア競技大会を経て、より感じたことはありますか?
「得点を取りたい、取りたい、という思いになって途中で空回りした部分もあったので、結果はもちろん大事ですが、そこが先行しないように、落ち着いてやるべきことをやることにフォーカスすることも大事だと思いました」
 
Q:チームメイトや相手も含め、大会中に同世代に刺激を受けたことは?
「(ドイツの)フランクフルトでプレーしている小杉選手などは強度が違いました。そうした海外組から刺激は受けました。やっぱり守備もできないと海外に行っても試合に出られないと思いますし、攻守の切り替えや試合中に集中を切らさないことは大事だと思いました」
 
Q:今日のプレーに関してはいかがですか?
「焦ることなく、攻守の切り替えも行ってセカンドボールを拾う回数も多かったと思います。もちろん、攻撃も大事ですが、試合全体を通して集中を切らさないことが重要だと思ったので、これからの成長につなげていきたいです」
 

■永添 功樹選手

Q:トップチームでの公式戦デビューでしたが、いかがでしたか?
「普段通り、練習通りやれたかなと思います」
 
Q:監督は「緊張もあったと思う」と話していましたが、そこまで緊張はしなかった?
「そこまでしていなかったです。ただ、バスを降りてロッカーに入る時は緊張しました(笑)」
 
Q:プレーできる喜びの方が大きかった?
「はい。楽しくプレーすることを考えていました。初めてのプロのピッチで、楽しく思い切ってプレーできたので良かったです」
 
Q:自分でシュートを打てそうな場面もあったが?
「多分、行けたと思います(苦笑)。中のことを考えてクロスを上げてしまったので、終わってからも選手のみなさんに『あそこは(足を)振っとけよ』と言われました(笑)、その通りだなと思いました。2点差があったので、打っておけば良かったです」
 
Q:その前に小見選手に折り返したパスは狙い通りでしたか?
「はい。あのプレーは自分としても良かったと思います」
 
Q:同学年のエゼモクェ チメヅェ海選手より早いトップチームデビューになったが?
「そこは自分的には気にしていないです。メヅェ(エゼモクェ チメヅェ海)も昨年からメンバーに入っていましたし、できれば同じ試合でデビューしたいと思っていました。ポジションは違ってもライバルなので、これからもお互いに高め合っていきたいです」
 
Q:自身の持ち味については?
「スピード、フィジカル、アジリティーで負けないこと。動き出しからクロスやシュートに持って行けることです。あとは、こうした慣れない環境に入った時でも自分からコミュニケーションを取れることも自分の強みだと思っています」
 
Q:今後どのような選手になっていきたいですか?
「セレッソで活躍して、いずれは世界に出てプレーしたいです。どのチームでも、どのポジションでもできて、自分の良さを最大限に生かせる選手になっていきたいです」