2026/27明治安田J1リーグ第7節

2026/27明治安田J1リーグ

2026.9.12土

サンフレッチェ広島

鈴木 章斗 (10')

鮎川 峻 (18')

鈴木 章斗 (45+3')

中野 就斗 (55')

鮎川 峻 (57')

鮎川 峻 (80')

6

AWAY

FULL TIME

1

3-0

3-1

セレッソ大阪

上門 知樹 (90+1')

エディオンピースウイング広島

27,165人

HIGHLIGHTSハイライト

ギャラリー

MATCH REVIEW

敵地でのサンフレッチェ広島戦は攻守に圧倒されて1-6の大差で敗れる


今季初の引き分けに終わった前節の東京ヴェルディ戦から中5日。セレッソ大阪は、アウェイに乗り込み、サンフレッチェ広島との明治安田J1リーグ第7節に臨んだ。先発は前節から4人変更。櫻川ソロモンと奥田勇斗が2試合ぶりに戻り、ルーカス フェルナンデスが今季リーグ戦初先発、ハビ エルナンデスが加入後初先発で左ウイングバックに入った。


試合は序盤からセレッソがピンチの連続。自陣でボールを失い、3分、6分と広島に決定機を作られると、7分、8分、9分と連続してCKを与え、3本目の流れの中で、ジャクソン アーバインがペナルティーエリア内でハンドの反則。鈴木章斗にPKを決められ広島に先制を許した。その後も広島のハイプレスを受けてボールを前に運べないセレッソは、18分、カウンターを受けて2失点目。瞬く間に敵地で2点のビハインドを負った。27分には田中駿汰が高い位置で奪ってジャクソンがミドルシュートを放つなど、30分前後はセレッソも攻め込んだが単発に終わると、前半の終盤にかけて再び広島の猛攻を受ける。前半アディショナルタイムには自陣左サイドを突破され、クロスから3失点目。広島のハイプレスと素早い切り替え、鋭いカウンターにさらされ続けたセレッソにとっては、まさに嵐のような前半となった。


後半開始からシステムを4バックに変えたパブロ マチン監督。するとこの奇襲が功を奏し、後半の立ち上がりはセレッソが敵陣で試合を進める。52分には、ジャクソンを起点に櫻川、ルーカスとつないでチャンス。広島ゴールを脅かす。ただし、流れがセレッソに傾きかけた55分、前線で櫻川がボールを奪われ広島にロングカウンターを許すと、最後は3CBの右から駆け上がってきた中野就斗に決められ4失点目。意気消沈すると、2分後に5失点目。この場面ではゴールラインギリギリで中村航輔がかき出したかに見えたが、VAR判定の結果、ゴールは認められた。57分で0-5という大差が付いたこの試合、62分にパブロ マチン監督は4枚替え。大畑歩夢、香川真司、横山夢樹、パブロ サバックを投入し、フレッシュな陣容で1点を返しに出ると、66分、67分と横山がドリブルで縦に突破。単騎で切り裂ける武器として躍動する。もっとも、最後のフィニッシュワークに課題を残し、反撃の狼煙をあげる1点を奪うことができずにいると、78分、ディオン クールズが自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してPKを献上。この試合2度目のPKを決められて点差は6に広がった。広島の強さをまざまざと見せつけられた中、後半アディショナルタイムにセレッソも一矢報いる。クールズが高い位置で奪うと、香川のパスを受けた上門が右足一閃。代名詞である強烈なミドルシュートをゴール左上に叩き込み、セレッソが土壇場で1点を返した。その後も2点目を目指して攻めたが、無念のタイムアップ。1-6と大差での完敗を喫した。


完成度と強度の高い広島のサッカーに押され続けた90分。「失ってはいけないエリア、オーガナイズできていないエリアで失うことによって、そこがシビアに結果に反映されたと思っています」とジャクソンが振り返ったように、セレッソとしてはボールの失い方、攻から守への切り替えで課題を残した一戦となった。「ピッチの中で修正していかないといけないこともあるので、自分たちを厳しく見つめ直して、立て直していきたい」(ジャクソン)と次節へ向けた改善も誓った。意地のゴラッソを決めた上門も、「このゴールを次の試合に向けて勢い付けられるように、次に向けて切り替えるしかない」と決意。次節、再びアウェイゲームとなるV・ファーレン長崎戦へ向けて、チーム一丸でリカバリーして立ち向かう。


監督コメント

■パブロ マチン監督

「試合前から『今日は真っ向勝負で行く。1対1の勝負、デュエルの勝負になる』と選手たちにも伝えて入った試合でした。開始早々から相手に主導権を握られた展開が多く、力の差を見せられた感覚です。相手の方が格上だったと思います」


Q:相手もあるスポーツなので、相手が上回れば試合に負けることもありますが、今節に関しては、攻撃、守備、切り替え、球際と全ての局面でかなりの時間、相手に圧倒されてしまった。その要因としては、1対1の勝負で負けたこともあると思いますし、一つではないと思いますが、この展開、スコアを招いた要因をどう考えますか?

「簡単に言うと、攻めながらの守備ができなかった、ということです。いい形でフィニッシュをすれば、いい形で守備もスタートできるのですが、いい形で攻撃を終わることができなかった。あとはリスク管理ですね。そこで綻びを生んでしまった。相手のカウンターも鋭かったですが、攻撃をしながらの守備が今日は良くなかった部分だと思います」


Q:ミラーゲームで真っ向勝負を挑まれた中、そこで上回られた時に、どうギャップを作るかということより、あくまで個人対個人の勝負を大切にされた感じでしょうか?途中で修正も試みられた感じでしょうか?

「(基本的には)1対1のところ、目の前の相手にどう勝つか、という部分がまず大事でしたが、おとりに走る選手、そこで生まれるギャップを突くという狙いもありました。相手のCBとWBの間のスペースをどう攻略するか。連係を取りながら、一人が下がって、一人がアタックすることを想定して、ルーカス(フェルナンデス)にもそういう動きを要求したのですが、なかなかそのスペースにボールが出てくることが少なく、前半は立てたプラン通りの展開にはなりませんでした。後半に関してはシステムを変えて、より長いボールを蹴っても前に2人がいる状況を作り、こぼれ球を拾ってから自分たちの流れに持っていくプランだったのですが、4点目が入った瞬間、そのプランも機能しなくなったと言いますか、前に行く気力も薄れてしまったことが結果に響いたと思います」

選手コメント

■ジャクソン アーバイン選手

Q:ショッキングなスコアに終わったが、この結果をどう受け止めていますか?

「個人的なキャリアの中でも最悪な結果かなと思います。チームとしても、全てが悪い方向に行ったと思います。戦術的にもハマりませんでしたし、個人のミスも多く、運も味方にできなかった。全てが良くなかったと思います」


Q:この結果を招いた要因は様々あると思いますが、ボールの失い方が悪く、相手のカウンターを受け過ぎて、守備がさらされてしまったと思うが?

「個人と戦術の両面で、恐らくそこが(大量失点した)主要な要因になったと思います。ミスが多過ぎたこと、失ってはいけないエリア、オーガナイズできていないエリアで失うことによって、そこがシビアに結果に反映されたと思っています」


Q:このような大敗の後、次にどう向かうか試されると思います。リーダーの一人として、次節に向けてどう立て直していく?

「まずは遠方まで駆け付けて下さったサポーターに謝罪しないといけません。個人としても、チームとしても、もっといいパフォーマンスを見せなければいけなかった。個人それぞれが自分のパフォーマンスにもっと責任を持たないといけません。ピッチの中で修正していかないといけないこともあるので、自分たちを厳しく見つめ直した上で、立て直していきたいと思います」


■ハビ エルナンデス選手

Q:Jリーグデビューになりました。振り返ることは難しい結果になったとは思いますが、試合について

「正直なところ、最悪のデビューになってしまったという思いです。試合に出られたことは良かったですが、こういう結果に終わってしまうと、最悪のデビューになったと言わざるを得ません。ただし、試合は続きますので、前を向いて準備して、次の試合に向かいたいと思います」


Q:ボールタッチの感覚など、上手さも感じましたが、早い時間帯に先制されて、ハビ選手の良さを出す間もなく失点を重ねてしまった印象です。個人のプレーについては?

「そうですね。早い時間帯でのハンド、不運としか言いようがないPKで先制点を与えてしまい、相手もホームですし、そこからどんどん勢いに乗ってきました。立て続けに失点してしまったことで、自分たちの良さを全く出せなかった。悪いものが全部出たと思います」


Q:Jリーグでも屈指の強度を誇る広島がJデビューの相手でしたが、その強さを体感していかがでしたか?

「確かに高強度でプレスに来ましたし、カウンターの精度も高かった。ただ、これを引きずっても仕方ないので、できるだけ早く立ち直って次のゲームに向かいたいです」


■井上 黎生人選手

Q:この結果になってしまった要因は一つではないと思いますが、どう振り返りますか?

「要因というか、許される試合ではないですし、僕もプロになって6点決められた試合は初めてです。ディフェンダーとしても不甲斐ないし、言葉が出ない、という思いです」


Q:前半からボールの失い方が悪く、失ったら即ピンチになっていました。フィルターがかからず全体として守備がうまくいっていなかったように見えました。ディフェンスラインだけではなく、チーム全体の守備のハマらなかったように感じたが?

「前半から守備はハマっていなかったとは思いますが、前がはがされたとしても後ろは辛抱強く守らないといけなかった。相手にチャンスを作らせ過ぎた。その要因はたくさんあると思いますし、一人一人、1対1でも負けていた。(大敗した)理由は一つではなく、たくさんあったと思います」


Q:今節はハビ エルナンデス選手が先発したり、後半から4バックにしたり、様々なトライもあったと思うが?

「前半で点差が開いたので、後半は開始から後ろを4枚にして押し込めた場面もありました。後半の頭に1点を返していれば、また違った展開になったかも知れません。ただ、今日は失点が軽過ぎたので、そこは本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです」


■上門 知樹選手

Q:後半途中まではベンチから見ていたと思いますが、1試合を通して、この結果をどう受け止めていますか?

「結果はかなりの差が付きましたが、結果以前の問題だったと思います。広島とのアウェイで、1点を取られたとしてもすぐ切り替えるべきだし、『1失点で抑えれば逆転するチャンスはある』という話はチームでもしていました。ただ、1点を取られて気持ちが切れているわけではないけど、チームとしてもっと前に、という意識が足りなかった。そこはチームとしての課題だと思います。今日に関しては、戦術じゃなく気持ちの面が大きいかなと、個人的には思います」


Q:前半からボールの取られ方が悪く、相手のカウンターもかなり受けていました。守備がハマらなかったり、1対1の戦いで負けた部分もあったと思いますが、このスコアを生んだ要因をどう考えますか?

「試合前から監督は、『1対1で負けるな』と強く言っていましたが、常にセカンドボールを奪われたり、相手のハイプレスにハマってしまうことが前半から多かった。そこで割り切って全員で押し返すことをチームとして狙っても良かったのかなと思います。そこでつないでセカンドボールを拾われて、2次攻撃、3次攻撃を食らっていた。今日に関しては取られ方が悪いし、点を取られた後も切り替えてゴールに向かわないといけなかった。チームとしての問題だったと思います。毎日、仕事をして、そこで稼いでセレッソのために、と思って来てくれたサポーターの思いを踏みにじる結果になってしまったので、そこは選手一人一人が受け止めないといけないです。サポーターのために、という思いをどれだけ一人一人が持って試合に挑めるかだと思います。今日、先発で出た11人もそうですし、ベンチの選手もベンチ外の選手もそうです。セレッソ大阪を代表して出ている以上、1点でも多く返さないといけなかった。今日はチームとして広島さんに完敗したので、次、僕らのホームでは必ずやり返さないといけないと思います」


Q:その中で、上門選手のゴールで少しでも救われたサポーターも多いと思います。自身のゴールを振り返ると?

「負けている状況で入って、失うモノはなかったので。ボールをもらった瞬間にコースも見えました。あのようなシュートが僕のストロングなので。いい状況で決めれたら良かったですが、出た時は0-5だったので。展開的には厳しかったですが、このゴールを次の試合に向けて勢い付けられるように、次に向けて切り替えるしかないと思います」