2026/27明治安田J1リーグ第6節

2026/27明治安田J1リーグ

2026.9.6日

セレッソ大阪

0

HOME

FULL TIME

0

0-0

0-0

東京ヴェルディ

YANMAR HANASAKA STADIUM

16,939人

HIGHLIGHTSハイライト

ギャラリー

MATCH REVIEW

今季初の連勝を目指した今節。ボールは支配するも、最後まで東京ヴェルディの守備を破ることができず、スコアレスドローに終わる

 
2-0で勝利した柏レイソル戦から中3日。公式戦5連戦の5試合目となる今節、セレッソ大阪はホームに東京ヴェルディを迎え、明治安田J1リーグ第6節に挑んだ。
 
今季初の連勝を目指して臨んだ一戦。先発は柏戦から3人変更。2シャドーに横山夢樹と小見洋太、右ウイングバックに中村拓海を配置した。1トップはチアゴ アンドラーデ。今シーズン初めて櫻川ソロモンが先発から外れた。強風が吹き荒れる中で始まった今節。前半はコイントスで勝った東京Vがエンドを変更して風上を選択したが、入りはセレッソ。正確なパスワークとセカンドボールの回収で押し込む。ただし、次第に東京Vのプレスに押され始め、サイド攻撃からピンチを招く。12分、クロスから放たれた染野唯月のヘディングシュートは決定的な形だったが、クロスバーを越えて事なきを得た。続く14分にも立て続けに被決定機を迎えたが、いずれもGK中村航輔が好セーブで失点は阻止。試合後、パブロ マチン監督と畠中槙之輔が声を揃えたが、ここで失点しなかったことがこの試合の大きなポイントとなった。前半の飲水タイム明けはセレッソが敵陣でプレー。小見が背後を取ってゴールに迫れば、30分には横山夢樹が相手を交わして縦に突破。ペナルティーエリアの角から強烈なシュートを放ったが、GKに止められた。後半アディショナルタイムにも畠中の縦パスを起点に中央を攻めると、最後はチアゴがシュート。強烈な弾道だったが、わずかに枠を外れた。序盤は東京Vのサイド攻撃に苦しめられたセレッソだが、中盤以降は盛り返し、後半に向けて期待の持てる内容で折り返した。
 
風上に立った後半は開始からセレッソが攻める。46分、横山の突破からパスを受けたチアゴがシュート。47分にも小見がドリブルからシュート。田中駿汰、ジャクソン アーバインのダブルボランチを中心に試合を支配してセットプレーも連続して獲得したが、強風の影響もあり、キックを合わせることができない。61分に最初の選手交代。中村拓海、小見に代わり奥田勇斗と櫻川ソロモンが入る。柏戦で先制点をアシストした奥田、決めた櫻川。前節の再現を目指した。64分、大畑歩夢のクロスに櫻川がヘディングで合わせると、68分には奥田の斜めのパスに走り込んだ田中に決定機。ただしシュートはヒットせず、枠を外れた。2人の投入で攻撃がさらに活性化すると、73分にはチアゴに代わりルーカス フェルナンデスが入る。よりセットプレーやクロスの精度が高まると、77分、ルーカスのクロスに櫻川が飛び込む。ただし、ここはピンポイントで合いかけた手前でDFにクリアされてゴールならず。79分にもルーカスのCKにジャクソンが飛び込む。後半は圧倒的にボールを握って攻め続けたが、1点が遠い。85分、大畑と横山に代えて香川真司とサパブロ サバックを投入したパブロ マチン監督。ルーカスを右ウイングバック、奥田を左ウイングバック、香川をトップ下、櫻川とサバックの2トップと配置を大きく変えて、こじ開けにかかった。期待通り、香川がボールを受けてタクトを振って、サバックも背後へ走り、起点を作る。後半アディショナルタイムにはペナルティーエリア手前でサバックが倒されFKを獲得。絶好の位置だったが、ルーカスのキックはクロスバーを越えた。その後もルーカスのクロスに櫻川がヘディングで合わせるなど高さで押し込んだが、東京Vの守備をこじ開けることはできず、0-0でタイムアップ。前半の序盤以降は守備でのリスク管理も徹底し、失点はゼロで防いだだけに1点を取って勝ち切りたかったが、「後半は押し込んだ状態で決定機がなかった」(パブロ マチン監督)課題も出て、スコアレスドローに終わった。
 
「勝たないといけない試合でした」と率直な第一声を述べた畠中も、続けて「勝つためにどれだけチャンスを作れたかと考えると、ビッグチャンスを作れなかった」と課題に言及した。再三、ドリブルで相手を脅かした横山も悔しさを滲ませて、「次節は無得点ということがないように、自分ももっと貪欲にいきたい」とゴールを誓った。惜しくもホームでの連勝は3で止まったが、直近の公式戦5連戦は3勝1分1敗と勝ち越しに成功。多くの選手が出場し、コンディションを上げるとともに、今季のチームが目指す戦い方も見えてきた。次節はアウェイでのサンフレッチェ広島戦。直近5試合で得た収穫と課題を整理し、上位浮上へ向けて大きな勝点3を目指す。

監督コメント

■パブロ マチン監督

「風が影響した試合でしたが、コンディションに合わせてプレーすることは当たり前のことです。風下の前半はゴール前に迫られるシーンもありましたが、そこで失点しなかったことが大きかったです。試合を通してポゼッション率は高かったですが、特に後半は押し込んだ状態で決定機がなかった印象です。相手はゴール前に人数を掛けて守備をする展開でしたが、それでも押し込んだ中でチャンスを作りながら決定機を作れたら良かったです。もちろん、勝ちを意識してやっていましたが、勝点1を取れたことは評価できるポイントです。負けないことも大事です。押し込んでも、最後に(相手に)やられる形では終わりたくなかったので、勝点1を取れたことも評価したいと思います」

Q:特に後半、ボールを支配しながら決定機を作り切れなかった要因はどう考えますか?
「どう攻めるかに関して、指導者として攻撃の形や動き方の落とし込みはできると思うのですが、最後のゴール前に関しては、選手の能力やタレント性を出せるかどうかも必要になってきます。チームとしてやれること、一人一人の能力を出すこと、あとは正確性を発揮すること。得点を決めるためには、それらが大事になります」

Q:終盤はルーカス フェルナンデス選手を右ウイングバックに、櫻川ソロモン選手とパブロ サバック選手の2トップで攻めましたが、その狙いは?
「狙いとしては、ルーカスをウイングバックに入れることで、良いキックやクロスを持っている選手なので、そこからソロモンやサバックに合わせる狙いでした。サバックに関しては、フィニッシュが上手な選手なので、エリア内で合わせる動きを期待していました。それに加えて、相手は人数を掛けてゴール前を固めていたので、(香川)真司をトップ下に入れることによって、相手を引き出して空いたところを崩すこと、その能力を持っているのが真司なので、トップ下に入れました。崩し切れなかったことは課題として残るので、次の試合に向けて得点を取れるようにやっていきたいです。エリアの中にどんどん入っていくことは意識し続けて次の試合に臨みたいです」

Q:この試合でも田中駿汰選手とジャクソン アーバイン選手が利いていたと思います。特に新加入のアーバイン選手について
「大事な選手の一人です。リーダーシップを発揮できることもチームにとって大きいです。田中駿汰に関しては、私が見る限り、今シーズン一番良いパフォーマンスだったのではないかと思います。ジャクソンと駿汰が今日も中盤を制圧してくれました。広いエリアに渡ってプレーして、空中戦にも勝って、セカンドボールも全部、奪いました。チームとしても成長していますし、間違った方向には進んでいません。今日を糧に次の試合は勝てるように取り組んでいきたいです」

選手コメント

■横山 夢樹選手

Q:何度も仕掛けました。1本、決め切りたい思いは強かったのでは?
「そうですね。ただ、試合後、監督もミーティングで言っていましたが、決定的な場面は多く作れませんでした。GKと1対1とか、あとは打つだけ、というシーンがなかった。自分もシュートは打ちましたが、可能性は低かったと思います」

Q:守備の堅い相手に対し、ボールを持っても決定機を作り切れなかったことは、どこに課題があったと感じますか?
「後半は特に自分たちがボールを握る時間が長く、やりたいサッカーはできていましたが、ボックス内で決定的なチャンスは作れませんでした。自分の個の力で打開するのか、シンプルにクロスを上げるのか、そこは映像で振り返ってまた確認したいと思います」

Q:相手の守備をこじ開けようとする姿勢は伝わってきたが?
「守備の堅い相手は組織で崩すのは難しいので、自分が打開するイメージを持って今日は臨みましたが、結果にはつながりませんでした。それでも失点ゼロで抑えて勝点1を取れたことは自分たちの成長だと思うので、次節のアウェイ広島戦では無得点ということがないように、自分ももっと貪欲にいきたいと思います」

■田中 駿汰選手

Q:後半の展開を考えると悔しい勝点1だと思います。どう試合を振り返りますか?
「勝点3を取りたかったですね。難しい試合になったという感じです」

Q:特に後半はボールを持って試合を支配していましたが、なかなか決定機は作り切れませんでした。どのあたりが難しかったですか?
「クロスばかりになってしまったなと。もう少し工夫が必要だったと思います。試合中に修正しないといけなかったと思います」

Q:奥田選手のパスから田中選手がエリア内に入っていったシーンがありましたが、あのような形をもっと増やしたかった?
「そうですね。ああいう斜めのスルーパスを増やしていけたら相手からしても守り辛かったと思うので。もっともっと決定的なシーンを増やすために、色々考えないといけないと思います」

Q:前半は向かい風でしたが、その中でも丁寧にボールをつないで相手を外して前進するシーンもありました。今日のビルドアップに関しては?
「悪くはなかったと思いますが、スムーズかと言われたら、そこまでという感じもします。
ヴェルディさんもタイトに来ていたので、うまく背後と足元の使い分けで前進していかないといけなかった。まだまだ改善点はあるなと思います」

■畠中 槙之輔選手

「勝たないといけない試合だったと思います。ただ、勝つためにどれだけチャンスを作れたかと考えると、自分たちもビッグチャンスを作れなかったので、そこは課題になりました」

Q:決定機を作り切れなかった部分で、今日、足りなかったと思うことは?
「押し込む時間は長かったですが、相手の嫌がるところにボールを差すことは足りなかったですし、相手はゴール前に人数を固めてくる中で、ミドルシュートとか、相手を引き出す駆け引きが足りなかったと思います。相手の5バックをどうズラすか、どうスペースを空けさせるか、そのアイディアの共有が今日は少なかったと思います」

Q:相手の5バックを動かすことができなかった感じでしょうか?
「自分たちがスペースを見つけてビルドアップで崩せているシーンもありましたが、もっと自分たちが相手をコントロールできれば、もっとスムーズに前進もできたと思うし、相手の陣形も歪んで、チャンスももっと作れたと思います。コンビネーションやアイデアの共有は、まだまだ成長しないといけないところなのかなと思います」

Q:試合の序盤、相手の決定機を防いだことは大きかったのでは?
「そうですね。そこはまた(中村)航輔くんに助けられました。そこで失点しなかったことが、今日の試合の良かった点かなと思います」

Q:ボールを握った後半も、時折、飛んでくるロングボールで相手FWと1対1になる場面もあったが、そこでしっかりやらせなかったことも素晴らしかったが?
「相手の特長というか、攻撃パターンだったので、『そこ(染野選手に当ててくる形)だけは集中しよう』と話していました。結果的にゼロで抑えることができて良かったです」

Q:新監督になって迎えた新シーズンですが、やり方も馴染んできましたか?
「だと思います。ただ、こういう試合を勝ちに持って行けるかどうかは、監督どうこうより、ピッチにいる選手たちの力なので。シーズン終盤に、今日取れなかった勝点2が響かないように、次の試合では勝点3を取りたいです」

Q:試合後の会見でパブロ マチン監督は、「攻撃の形や動き方の落とし込みはできるが、最後のゴール前に関しては、選手の能力やタレント性を出せるかどうかも必要になってくる」という言葉もあったが?
「日頃の練習から一つ一つのプレーにこだわること、質を上げていくこと。一人一人がその意識を上げていかないといけない、というメッセージだと思います。個としても成長していくことをもっと意識していきたいです」

■パブロ サバック選手

Q:0-0の試合終盤に投入されました。コンディションの高まりや得点への意欲を感じたが、どのような思いでピッチに入りましたか?
「常にチームを助けたいと思っています。ストライカーとして、得点、アシストを狙って、チームに貢献したいと思って今日もピッチに入りました。得点できれば勝てたので、それができれば良かったですが、ホームで負けないことも重要だと思っています」

Q:以前、「櫻川ソロモン選手とも共存できる」という話もされていましたが、実際、今日の終盤は櫻川選手との2トップでした。感触はいかがでしたか?
「非常に手応えは感じました。お互い大柄ですが、それぞれ違った特長やクオリティーを持っているので、お互いを補いながらプレーできると思います。今日は10分ほどでしたが、良い感触は掴めました」

Q:天皇杯を除くとリーグ戦では途中出場が続いています。現在のコンディションはどのように感じていますか?
「日々、改善していっている感覚は得ています。今日、やっと良い状態で入れたなと思っています。ただ、まだまだ自分の100%のコンディションには遠いなと感じています。日々、近づいてはいるものの、プレシーズンがなかったことが影響しています。いま練習後も追加でトレーニングを積んでいるので、なるべく早く本来のレベルに戻していきたいです」