第1節
2026/27明治安田J1リーグ
2026.8.8土
セレッソ大阪
櫻川 ソロモン (20')
横山 夢樹 (24')
2
HOME
FULL TIME
1
YANMAR HANASAKA STADIUM
2-1
0-0
ファジアーノ岡山
ブラウン ノア 賢信 (8')
YANMAR HANASAKA STADIUM
21,843人
Yaahaサポーティングマッチ
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■パブロ マチン監督
「第一歩というところで、すごく良い勝利でした。チームのみんなもしっかり戦ってくれました。何より今日、シバ(柴山)もスタジアムに来ていましたが、プレシーズンから素晴らしいプレーをしていたシバが重いケガをして、『今日はシバのためにもしっかり戦おう』ということで、選手たちもよく戦ってくれました。私自身、ファンの皆様の前で試合をして勝てて、満足しています。試合に関しては、前半の入りはあまり良くなく、立ち上がりに失点してしまいました。ただし、そこから2点を取り返して逆転したということでは、良い場面も多く作れました。後半はなかなか追加点が入らない展開でしたが、そういった展開になっても崩れず守れたことは、満足しています」
Q:監督就任後、公開された練習試合では先制されたことがなかったですが、この試合では、早い時間に先制されました。その後、逆境をはね返して逆転した反発力について
「セットプレーからの失点でしたが、それが岡山さんのストロングポイントでした。そうした相手に対しても、しっかりと守備をしないといけないですが、それが岡山さんの強みということも理解しないといけません。もちろん、セットプレーで強みを出せる相手ということを理解しながらも、やられないことを考えないといけなかったです。ただし、そこから連係を使ってパスをつなぎながら崩していくことに関しては良かったです。良い連係から良い崩しで逆転することができたと思います」
Q:後半に関しては、守備を固めてはね返す意図も見えましたが、途中出場のルーカス フェルナンデス選手らを含め、もう少し前で収めて押し返す時間も作りたかったと思います。後半の展開については、どう評価されますか?
「ハーフタイムで話したことは、『点差を気にせず後半もプレーして欲しい』と。その意図としては、勝っていることを意識すると、ズルズル下がってしまう。下がると相手が放り込んでくる。それは相手の強みなので、その状態は避けたいということで、選手たちには伝えました。ただし、ハイラインを敷くことは伝えていましたが、難しい時間は続きました。なので、前線や中盤の選手を代えました。サイドの選手も走っていたので、代える必要がありました。欲を言えば、もう少しボールを持ちながらディフェンスをしたかった。奪われずに守備をすることがもう少しできれば、違った展開になったと思います。途中から入ったルーカスに関しては、プレシーズンで少し出たばかりです。これからもっと調子を上げていくと思いますが、その中でも上手くやってくれました。チアゴに関しても、復帰したばかりですが、プレスで貢献してくれました。チーム全体として、後半は難しい展開が続きましたが、しっかり守備をして勝ち切れたことは満足できます」
Q:横山選手について。これまで4バックのウイングでプレーすることが多かったですが、現在はシャドーでプレーしています。シャドーの適性と、今日のプレーの評価について
「私の使っているシステムではシャドーですが、2人トップ下で起用しているイメージです。(香川)真司はどちらかと言えば降りてきて顔を出しながらさばいていくイメージです。(横山)夢樹はドリブル、仕掛けてシュート。そうした持ち味があります。プレシーズンでは、今日よりもっと多くのチャンスがありながら決めることができなかったのですが、プレシーズンより価値があるリーグ戦でのゴールは、彼に大きな自信を与えると思います。ゴールにつながるプレーを出せる、ということが、彼をこのポジションで使う理由です」
Q:香川選手について。セレッソ復帰後、これまではボランチでプレーすることも多かったですが、前で起用する意図について
「真司に関しては、経験値もありますし、賢い選手なので、どのようなシステムやポジションでプレーしても適応できると思っています。(求めることは)ライン間に顔を出して相手を引っ張ること。今日に関しては、ボールに触る機会は多くはなかったですが、ライン間のスペースで上手く受けたり、相手を引っ張って他の選手が使うスペースを作ったり、そういったプレーを発揮してくれました。自分が直接関わるというより、周りに良い影響を与えてくれました。そこに関してもとても満足しています」
選手コメント
■櫻川 ソロモン選手
Q:同点ゴールとなった得点場面を振り返ると?
「監督が求めている形で、練習からやっている形でした。練習通りに決めることができて良かったです。最初はGKが出てくるかなと思って、チップキックを狙おうと思ったのですが、出てこなかったので、そのまま打ち込みました」
Q:ゴール以外でも、収めるプレーや周りとの連係でも貢献されていたが?
「僕もまだ25歳になったばかり。これからどんどん成長していきたいですし、今が自分のピークではないので、試合を重ねるごとに成長していけたらと思っています。ポストの精度やゴールの精度も今年1年でもっと上げていきたいと意識して臨んでいます」
Q:このシステムでの1トップの役割について。収めてくれるという周りからの信頼感が増しているのでは?
「ポストのところは自分ではJリーグイチだと自信を持ってやっています。(香川)真司さんも(横山)夢樹も僕を信じてサポートしてくれています。出し手もみんな僕を信じてやってくれています。チームとして、キャンプを通してまとまってきたと思います」
Q:試合後、岡山の木山監督がソロモン選手の成長ぶりに感心していたが?
「成長した姿を木山さんに見せたい思いはありました。本当にお世話になった監督なので。次は岡山の地でも成長した姿を見せたいと思います」
■横山 夢樹選手
Q:逆転ゴールとなった得点場面を振り返ると?
「練習であそこのゾーンは意識していたので、練習のまま出たと思います」
Q:ドリブルからカットインしてシュートは、どのぐらいからイメージしていた?
「ボールをもらう前からシュートを打つことは決めていました。それがゴールにつながったと思います。ただ、少しタッチが大きくなってしまった。本当はファーに打とうと思っていたのですが、判断を変えてうまくニアに打ち抜けたので良かったです」
Q:百年構想リーグでは開幕からしばらくゴールがなく、終盤に爆発しました。今季は開幕戦でゴールです。気分はいかがですか?
「百年構想リーグの終盤に奪ったゴールで自信が付いて、それをそのまま今日の開幕戦にも持っていくことができました。開幕戦から決めることができて良かったです」
Q:シャドーというポジションについて
「最初は少し違和感もありましたが、ポジティブに考えたら、よりゴールに近くなる。今日、点を決めた形もシャドーだから内で受けることができた。シャドーの位置だからこそ決めることができたゴールだと思います」
Q:香川選手からのアシストでしたが、香川選手との連係について
「真司さんなら絶対にワンタッチでパスが出ると思っていました。自分の足元ではなく、前に出すあたりが、さすがだなと思います。真司さんが足元で受けて、自分が裏のスペースを狙うことは一つの形です。次は自分が裏に抜けて、真司さんが使うスペースも作りたいです」
Q:1トップ、櫻川選手との連係について
「ソロくん(ソロモン)は収めてくれる。そのセカンドボールを真司さんが拾って、今日の得点にもつながりました。ソロくんの強さはセレッソの大きな武器です」
Q:新監督の初戦で勝てたことについて
「プレシーズンで負けがなかったので、1点を取られてもネガティブになることはなく、いずれ点は入るという思いはみんなにありました」
Q:個人的な今季の目標について
「二桁を取ることは絶対に成し遂げたい。開幕戦からゴールできましたが、これに満足せず、次節もその次も点を取れる選手になっていきたいです」
■岡澤 昂星選手
Q:J1デビュー戦になりました。ピッチに立った瞬間、勝利で終えた瞬間の気持ちは?
「アップでチャントを聞いた時は、『またこの舞台に戻って来れたんだな』と嬉しくなりました。開幕スタメンを取ることは目標でしたし、何より一生に一度のJ1デビュー戦を勝利で飾れたことはとても嬉しかったですし、プレーしていてもワクワクしました」
Q:櫻川選手の同点ゴールにつながった背後へのパスは見事だったが?
「その前の失点が僕のクリアミスからだったので焦りもあったのですが、チームとしては、キャンプから練習試合でほとんど負けていなかったので、焦りはありませんでした。今日は相手からしたらソロくんのことが嫌だったと思います。僕が少し落ちて受けた時、ソロくんが背後へ動き出す瞬間は狙っていました。練習からもああいう形はあったので、練習通りでした」
Q:お互いに目が合ったようなゴールでした。2人の中では練習からあのような形があった?
「そうですね。チームとしてもあの形は狙っているので、僕じゃなくても共通認識はありました。ただ、練習では、あれほど良いパスは出せなかったので、そこは良かったです(笑)」
Q:終盤は足を攣っていましたが、J1の強度や球際はまた違った部分もありましたか?
「今日は個人的にデュエルの部分で勝てませんでした。J1のレベルの高さを実感しました。こういう舞台で勝っていかないと、自分が目指している海外や日本代表には届かない。今日も横でプレーさせてもらった(田中)駿汰くんを見ていると、本当に凄いなと。いつもそうですが、今日もその凄さを肌で感じました。ああいう存在を超えていかないといけないと感じました」
Q:この舞台でもっと活躍したい、というモチベーションはさらに湧いてきた?
「はい。今日がその第一歩です。今日は先輩方からも『おめでとう』と言ってもらいました。僕としたら遅すぎたスタートラインですが、ここから巻き返せるようにやっていかないといけないと思いますし、アカデミーの子どもたちにも良いお手本になれるように頑張っていきたいです」
Q:試合後、サポーターと勝利の喜びを分かち合った瞬間は格別でしたか?
「そうですね(笑)。前回在籍していた時はなかなかメンバーにも入ることができなかったですし、チームが勝っても悔しい気持ちはあったので。今日はこうしてJ1デビューできて、勝って喜びを分かち合えたことはサッカーをしている中で一番幸せな時間なので、勝ち切れて良かったです」
■香川 真司選手
Q:新監督の初戦を勝利で終えた今の気持ちについて
「何より勝つことが大事でした。それは僕自身もそうですし、ましてや新監督の初戦、勝ちしか求めていなかったので、それを全員で一丸となって達成できたことは良かったです」
Q:失点後、すぐに逆転したチームを頼もしく思ったが、先制された後のチームについて
「失点シーンに関しては警戒していた形でしたし、セカンドボール、クリアの仕方、ディテールを見たら防げた失点でした。その分、少し嫌な感じはありましたが、そこから切り替えて逆転できたことは、チームとしての強さを感じました。それは非常にポジティブなことでした」
Q:2点目がそうでしたが、櫻川選手、香川選手、横山選手の距離感が良かったですが、3人の関係性について
「3人それぞれタイプがハッキリしています。ソロが前線で戦って、そのセカンドを(自身が)拾って、夢樹が仕掛けた。一つの形が結果として表れたことは良かったです。そこでの連係や質はもっと上げていかないといけない。やらないといけないことはたくさんあります。ただ、1試合目で勝てたことが何より大事で、それをポジティブに受け止めて、来週も修正しながらもっともっと成長していきたいです」
Q:開幕からアシストという数字が付いたことについて
「まぁあれはアシストというか(笑)。夢樹が素晴らしいゴールを決めてくれました。結果的に前線の3人が絡んで取れたことは大事なことですし、どんな形であれ数字(アシスト)が付いたことは、選手としては勢い付くと思います」
Q:ゴールを決めた横山選手に期待することは?
「何よりゴールという結果を残すことが彼の一番の成長につながると思います。それを取れたことが良かったです。それ以外の細かいところも貪欲に成長して欲しい中で、数字を残すことがどれだけ重要か、本人も分かっていると思います。しっかりチームの勝利に貢献したことは、次につながると思います」
Q:ドルトムント戦の試合後、「この布陣のシャドーはスプリントが求められる」という話をされていましたが、今日はセカンドボールの反応も良く、適応している感じも受けたが?
「やらないといけないことと、自分がやりたいことのバランスをしっかり整理して、それを試合の中で発揮する。チームとしての戦術もそうですが、個人としての考え方、その両輪はプロとしては求められます。そこを上手くバランスを持ちながらやることは意識しています。まだまだ交代も早かったので、体力をもっと付けて、どのポジションでも適応できるように準備していきたいです」
■ルーカス フェルナンデス選手
Q:昨年9月28日以来の公式戦でのプレーになりました。ピッチに立った瞬間の思いは?
「(日本語で)ナガイネ(笑)。精神的にも長いリハビリでした。今日、試合に復帰できたことは、心から嬉しく思います。ただ、自分としては、まだまだ100%ではないと理解しています。1日、1日、練習を重ねながらもっと自分のコンディションを上げて、本来のパフォーマンスを取り戻してチームにもっと貢献できるように努力を続けたいです」
Q:ピッチに入った瞬間、スタジアムが大歓声に包まれました。その歓声を聞いていかがでしたか?
「正直、鳥肌が立ちました。あれだけの大歓声で迎えて下さって、本当に嬉しかったです。今日に至るまでの過程においても、本当にたくさんのサポーターが僕に直接メッセージを送ってくれていたので、そこも感謝しています。ただ、先ほども言いましたが、まだ自分の100%ではありません。サポーターの皆さんが知っているルーカス フェルナンデスのプレーを少しでも早く取り戻せるように、1日1日、ハードワークを積み重ねていくしかないと思っています」

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新たな歴史の始まりとなる2026/27シーズンが開幕。パブロ マチン新監督のもと、見事な逆転勝利で初陣を飾る
シーズン移行という新たな歴史の始まりとなるJリーグ。2026/27明治安田J1リーグ開幕戦、セレッソ大阪は、ホームのYANMAR HANASAKA STADIUMにファジアーノ岡山を迎えた。チケットは当日の午前に完売。両チームのサポーターが作り出す熱気に溢れた最高の空間が演出された。栄えある開幕スタメンは、7月29日に行われたボルシア・ドルトムント戦と同じ11人。岡澤昂星と横山夢樹がJ1初出場となった。
開始1分、セレッソが早速チャンスを作る。横山のドリブルを起点に櫻川ソロモン、中村拓海とつながり中村拓海のダイレクトパスに中央で合わせたのは香川真司。綺麗に崩したが、最後のシュートはGKに止められた。(オフサイドでもあった)。立ち上がりは一進一退の入りからやや岡山に押し込まれると、8分、FKの流れから先制を許す。セカンドボールをクリアし切れず、クロスを入れられ、最後はゴール前でブラウンノア賢信に豪快に決められた。「失点シーンは警戒していた形。セカンドボール、クリアの仕方、ディテールを見たら防げた失点でした」と香川も振り返ったように、不用意に喫した失点だったが、ピッチに立つ選手たちは動じた様子を見せることなくボールをつなぎ、相手陣に迫っていく。16分に決定機。中盤で田中駿汰がボールを拾い、櫻川とのワンツーで前進。左サイドの横山へ展開すると、さらにその背後を攻撃参加してきた髙橋仁胡のクロスに田中が飛び込み合わせたが、ヘディングシュートはGKのビッグセーブで防がれた。ただし、このプレーでスタジアムの雰囲気も高まると、4分後、同点に追い付く。3センターバックの脇でボールを受けた岡澤が、背後に抜け出した櫻川の動きを見逃さずにパスを通すと、GKとの1対1に持ち込んだ櫻川が冷静に仕留めた。ドルトムント戦に続き、今シーズンのチーム初ゴールを決めた背番号9。「練習からやっている形。練習通りに決めることができて良かった」と貫禄たっぷりに振り返った。見事なパスでアシストした岡澤も、「チームとして狙っていた形。僕が少し落ちて受けた時、ソロくんが背後へ動き出す瞬間は狙っていました」と呼吸はピッタリだった。勢い付いたセレッソは、その4分後に勝ち越しゴール。GK中村航輔のロングキックを前線で櫻川が相手DFを背負いながら収めると、落としを近い距離でフォローした香川がダイレクトで左サイドへ展開。受けた横山がドリブルで持ち運び、カットインから右足でシュート。ニアの狭いコースを射抜き、決め切った。明治安田J1百年構想リーグの終盤に掴んだ勢いそのままに、ゴラッソと呼べる1発を叩き込んだ背番号14。今季は大外ではなく、内側のシャドーでプレーしているが、「今日、点を決めた形もシャドーだから内で受けることができた。シャドーの位置だからこそ決めることができたゴールだと思います」とすっかりフィット。前半の終了間際には再びセットプレーから岡山にゴールを脅かされたが、井上黎生人のスーパークリアもあり、前半を2-1で折り返した。
リードして迎えた後半は立ち上がりから岡山の攻勢を受ける展開に。特に自陣左サイドを何度も取られたが、最後は中でしっかりはね返すとともに、相手のシュートが枠を外れて事なきを得た。「下がるのではなく、前半と同じプレーを続けていこう」とハーフタイムに指示を送ったパブロ マチン監督としては、ここから押し返すべく、58分という早い時間帯にルーカス フェルナンデスと上門知樹を投入。フレッシュな選手を入れることで、前で起点を作り、攻撃に転じたい意図が伺えた。ただし、展開は大きくは変わらず岡山にボールを握られる時間が続いたが、畠中槙之輔を中心にセレッソもラインコントロールを怠らず、綻びを見せない。試合後、岡山の木山隆之監督が、「後半は相手が守りを固めた中で、我々が攻め込む、ボールを持つ時間はあったのですが、一手、二手、なかなか繰り出せなかった」と振り返ったように、セレッソは後半、岡山に決定機を作られることはなく、試合を進めた。後半アディショナルタイムでは、途中出場のルーカス、上門に加えてチアゴ アンドラーデもうまく時間を使い、タイムアップ。追加点こそ奪えなかったが、前半のリードを手堅く守り、見事パブロ マチン監督の初陣を勝利で飾った。
試合後は、宮崎キャンプで負傷した柴山昌也も勝利の輪に加わり、記念撮影。ゴール裏からは大きなチャントが何度も送られた。この試合では、入場の際に選手全員が背番号48のTシャツを着用し、サポーターも48のコレオグラフィーを掲出。「これからもシバとともに戦う」というメッセージがスタジアム全体から伝わってきた。「今日はシバのためにもしっかり戦おうと、選手たちもよく戦ってくれました。私自身、ファンの皆様の前で試合をして勝てて、満足しています」とパブロ マチン監督。ここからさらに強固な集団となり、頂を目指して今シーズンを戦い抜く。