第15節
2026明治安田J1百年構想リーグ
2026.5.6水
清水エスパルス
マテウス ブエノ (90')
1
AWAY
FULL TIME
1
IAIスタジアム日本平
0-1
1-0
PK
5-3
セレッソ大阪
田中 駿汰 (19')
IAIスタジアム日本平
14,668人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■アーサー パパス監督
「清水さんがアグレッシブにスタートしてくることは分かっていたので、そこに関しては上手く対応して試合に入れたと思います。その中で先制点を決めたことも良かったですが、得点後のパフォーマンスに関してはもっとできたと思うので、そこが勝ち切れなかった要因になったと思います」
Q:得点後の試合運びについて。特に後半は立ち上がりから受けてしまった感もありました。もちろん、ビハインドの相手が攻めてくることは当然であり、終盤にPKを与えるまでは体を張って守れていたと思いますが、後半に足りなかったことは、(2点目を取りにいこうとする)メンタル面か、(戦術的に)押し上げていけなかったのか、どのあたりに課題が残ったと思われますか?
「相手の圧力を受けたとは思わないですが、自分たちが守備の時にボールにしっかりプレッシャーをかけないと、ロングボールを入れられ、空中戦に持ち込まれて、セカンドボールやセットプレーで流れを持っていかれたところはあったと思います。得点後の振る舞いも(今日の課題の)一つかなと思います。ゲームを支配することや、チャンスを作ること、続けないといけないこと、やるべきことが出来なくなった。私はこのクラブはもっとやれる、と思っています」
選手コメント
■田中 駿汰選手
Q:後半は相手に押し込まれてはいましたが、十分に守れている様子も見られました。最後は不運なPKで追いつかれてしまったが、ピッチではどのように感じていましたか?
「追加点を取れたら良かったですが、最後は5バックにして、十分に守り切ることもできたと思います。攻められていても、最後のところではしっかり守れていたので。一瞬の隙を相手にものにされた感じです。試合内容はもっと良くしていかないといけないですが、こういう試合で勝点3を取って、勝って反省しないといけない試合でした」
Q:CKから先制した場面を振り返ると?
「ボールも良かったですし、しっかり(石渡)ネルソンが競ってくれたので、セカンドボールを押し込むことができて良かったです。チームとして、セットプレーで点が取れていることは良いことだと思います」
Q:悔やまれるとすれば、後半の試合運びでしょうか?
「そうですね。押し返していかないと、どうしても相手のペースになってしまう。自分たちが押し返せなかったことが今日の反省点かなと思います」
Q:チアゴ アンドラーデ選手が入って裏の選択肢が出てからは、チャンスシーンも作れていたが?
「そうですね。やっぱり背後に走ることは相手にとっても嫌だと思うし、疲弊してくると思うので、そこが今日は足りなかったと思います」
■石渡 ネルソン選手
Q:後半は相手に押し込まれてはいましたが、十分に守れている様子も見られました。最後は不運なPKで追いつかれてしまったが、ピッチではどのように感じていましたか?
「押し込まれてはいましたが、自分たちの役割をハッキリさせて守れていたとは思います。最後にPKを取られてしまいましたが、その前に2点目を取れていたら変わったと思うので、1点を取ったから引くのではなく、誰もそうは思っていなかったと思いますが、もっともっと前にアグレッシブに戦わないとダメだと思います」
Q;まさに今日のポイントはそこだと思います。守備陣は頑張っていました。やはり攻めるマインドやクオリティーをもっと出していかないといけなかった?
「そこがセレッソの強みですし、ビルドアップから相手のゴール前まで行けることが強みだと思うので、それをもっと出して行かないといけない。勝ち切りたいゲームでした」
Q:CKから先制した場面では、しっかり中で競り勝ちました。2試合連続でCKからの得点が生まれたが?
「やっぱりセットプレーで点が取れたら流れも変わるし、そこは改めて大きいなと思います。でも、駿汰くんのゴールだったので。『また駿汰くんか』と思いました(笑)。次は自分が決めたいです」
Q:清水の嶋本選手とはU-23日本代表でも一緒に戦っていますが、今日はポジション的にもマッチアップする機会がありました。意識しましたか?
「はい。最近、点も取って自信を付けていると思ったので、『今日は絶対やらせんとこう』と思ってプレーしました。何度かマッチアップする機会もあったので、楽しかったです」
■横山 夢樹選手
Q:前回はシャドーの一角でしたが、今日は左ウイングでの先発でした。巡ってきた機会、どのような思いで臨みましたか?
「自分の求められている特長、ドリブルやシュートを出そうと思って試合に入りました。前半はドリブルからシュートとか、クロスとか、やり切れる場面もありました。でも今は結果が出ていないので、得点も狙って行かないといけないと思ってプレーしていました。後半はなかなか自分の良い形でボールが入らなかったですが、全体としてもっと仕掛ける回数を増やさないといけないと思いました」
Q:ここ数試合、先発から遠ざかる試合も続いていますが、自身の現状はどう捉えていますか?
「ドリブルで打開できるシーンはありますが、ドリブルで抜くだけではなく、得点という結果に結び付けないといけないと思っています。オフ・ザ・ボールのところでもっとボックスに入って行ったり、ワンタッチでシュートが打てるような場面にも入って行かないといけない。ボールを持っていない時の動き出しが良ければ、良い形でボールも入ると思いますし、そこからドリブルやシュートにも行きやすいと思うので、もっとオフ・ザ・ボールの動きも良くしていきたいです」
■香川 真司選手
Q:中2日の連戦でアウェイ。内容的には課題が残っても勝ち切れていれば自信につながる部分もあったかとは思いますが、1-1でのPK負けという結果も含めて、この試合をどう受け止めていますか?
「課題が残ったゲームでした。この2試合もPK勝ちで、勝ち切ってはいません。そういう見方をした時に、内容に関しては課題もあります。もちろん連戦で厳しさもある中で、今日も守備陣はよく頑張っていましたが、攻撃のところで後半もう少し自分たちの時間帯を作らないといけなかった。それがなかなか持てなかった。ミスも含めて多かったですし、そこはクオリティーの問題だと思うので、しっかりやって行かないといけない。もちろん連戦で厳しい中、アウェイで勝てばOKなところもあったのですが、追いつかれたことを考えると、もっと自分たちで試合をコントロールする時間を見つけないといけなかったし、戦い方の幅やクオリティーは求めないといけないと思います」
Q:PKは不運な面もあると思いますが、あのようなことも起こり得ると考えた場合、やはり後半の試合運び、交代選手も含めてどう2点目を取るか、そちらに目を向ける必要がある?
「そうですね。僕も含めて攻撃陣がちょっと物足りなかったです」
Q:中2日ですぐ試合は来ます。やはり90分で勝ち切るために、点を取る部分を追求して質を高めていきたい?
「ましてや次はホームですしね。守備は安定していますが、得点が取れていない現状はあるので、もっと形を作らないといけない。そこに対しての課題は克服できていない感じはあるので。一人一人の個性を合わせてどう点を取っていくか。しっかり準備したいと思います」
■キム ジンヒョン選手
Q:前々節のヴィッセル神戸戦で素晴らしいパフォーマンスを見せて、前節を挟んで今節も出場機会が来ました。心構えとしては、神戸戦と同じでしたか?
「そうですね。(ポジションを)勝ち取るためには(失点)ゼロで抑えるしかないと思っていたので、今日は残念な結果になりました」
Q:ただし、守備は安定していたと思いますが?
「ロングボールに対しても上手く対応できたと思いますし、そこまでピンチらしいピンチはなかったので、良かったと思います」
Q:その中でジンヒョン選手の好セーブも光りました。前半、オ セフン選手のクロスに合わせた中原選手のシュートを止めた場面を振り返ると?
「ファーに(中原選手が)いるのは見えていたので、そこにボールが入っても、上手く足を運べば止めることができると思っていましたが、イメージ通りに足を運べました。コースも少し甘かったので、止めることができました」
Q:清水は前節、インサイドハーフの宇野選手と嶋本選手がミドルシュートを決めていました。今日も開始早々、宇野選手のミドルシュートがあったり、後半も嶋本選手のシュートをニアで止める場面がありました。その2本も含め、流れの中からは無失点でした
「感覚的にもポジションの取り方も悪くないので、継続したいです」
Q:シュートストップの反応が良いですが、トレーニングの成果を発揮できている?
「試合に出ていなかった分、トレーニングで誰よりも上げていったので、練習で染みついてきている部分もあると思います。それを試合でパフォーマンスとして出せたら良いなと思っていましたが、まさにそれができていると思うので、あとは完全にシャットアウトしたいです」
Q:PK戦については?
「言い訳はしたくないので。結果として、止めることができませんでした」

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2試合連続CKからの得点となった田中駿汰のゴールで先制するも、終盤に追い付かれてPK戦で敗退。ホームに戻って迎える次節、5連戦の5戦目は勝利で締め括りたい
前節のアビスパ福岡戦から中2日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、清水エスパルスとの明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第15節に臨んだ。90分での勝利で3連勝を目指した一戦、先発は福岡戦から5人変更。布陣は4-2-3-1を継続し、1トップに櫻川ソロモン、トップ下に香川真司、左ウイングに横山夢樹、右サイドバックにディオン クールズ、GKにはキム ジンヒョンが入った。
立ち上がりはホームの清水の勢いに押されるも、2分、宇野禅斗のミドルシュートをジンヒョンがセーブするなど失点は防ぐと10分以降はセレッソも保持の時間を作り、香川や柴山昌也を起点に敵陣に入る。13分、中盤で香川が奪ってカウンター。横山のクロスに香川が合わせたが、枠を捉えたシュートは清水のDF吉田豊にクリアされた。17分、今度は大畑歩夢を起点に櫻川、横山、香川、柴山と中央をつないで打開。柴山が右サイドへ展開したところからクールズがCKを獲得すると、柴山のキックに石渡ネルソンが競り、こぼれ球を田中駿汰が押し込んだ。ここでも吉田にクリアされたが、ボールがラインを割っており、得点が認められた。25分にも井上黎生人の縦パスを櫻川が落とし、柴山がドリブルで運んでカットインからシュート。惜しくも枠を外れたが、積極的に追加点を狙う。28分にはオ セフンに縦に突破されてクロスを上げられると、ファーで構えた中原輝に至近距離からシュートを許したが、ジンヒョンが好セーブでしのいだ。その後は互いに大きなチャンスは生まれず試合は推移。前半アディショナルタイム、香川のパスを受けた横山が左サイドからカットイン。思い切ってシュートを放ったが、枠を外れた。
後半は1点ビハインドの清水が攻勢を強める。後半開始から左ウイングにはカピシャーバが入り、推進力も増した中、57分には2試合連続ゴール中の嶋本悠大がペナルティーエリア内で切り返してシュート。ニアの狭いコースへ飛ばしてきたが、ここもジンヒョンがセーブ。60分、CKからファーで折り返されて打たれた住吉ジェラニレショーンのヘディングはクロスバーに当たる。後半開始15分は清水のロングボールを含めた猛攻を受けたが、ここをしのいだセレッソは、66分、柴山とクールズに代わりチアゴ アンドラーデと奥田勇斗が入る。ここからはチアゴの裏への動きで攻撃が活性化。68分、櫻川のパスに抜け出すと、72分にも奥田のパスから背後を狙う。78分にはCKから決定機。セカンドボールを拾った田中駿汰のクロスに合わせたチアゴのヘディングは枠を捉えたが、後半から出場した清水のGK沖悠哉の好セーブに阻まれた。74分にはカピシャーバのシュートがポストを直撃する場面もあったが、後半の中盤から終盤はセレッソも押し返してチャンスを作り、時計の針を進めていく。81分、アーサー パパス監督は櫻川に代えて田中隼人を投入。システムも3バックに変えて、守備時は5-2-3で逃げ切りを図った。終盤は清水にチャンスらしいチャンスを作らせていなかったが、85分、畠中槙之輔がペナルティーエリア内で相手選手に足裏を見せて削ったとみなされPKの判定。90分、このPKをマテウス ブエノに決められ土壇場で同点に追い付かれた。その後は8分間の長い後半アディショナルタイムでもスコアは動かず1-1で試合終了。決着はPK戦に委ねられた。
セレッソにとっては3試合連続となるPK戦。後攻のセレッソは1人目の田中駿汰、2人目の中島元彦が決めて迎えた3人目、畠中のキックは相手GKのセーブに遭う。4人目のチアゴは決めたが、先攻の清水が5人連続で成功させて勝負あり。開幕戦以来のPK戦での敗戦となり、連勝は2で止まった。「攻められていても、最後のところでは守れていた」(田中駿汰)中で起こった一瞬の隙。PKの判定は不運ではあったが、そこに至る過程で課題が残ったことも事実。試合の総括として、「得点後のパフォーマンスに関してはもっとできたと思うので、そこが勝ち切れなかった要因になったと思います」と述べたのはパパス監督だが、特に守勢に回った後半の試合運びは課題となった。中2日でホームに戻って迎える次節のV・ファーレン長崎戦は、まずはコンディションを整えることを第一に、90分で勝ち切るために、畳み掛けていく姿勢を発揮したい。