第11節
2026明治安田J1百年構想リーグ
2026.4.18土
セレッソ大阪
チアゴ アンドラーデ (18')
本間 至恩 (66')
櫻川 ソロモン (90+6')
3
HOME
FULL TIME
0
YANMAR HANASAKA STADIUM
1-0
2-0
京都サンガF.C.
YANMAR HANASAKA STADIUM
18,835人
未来を咲かせよう。「ヤンマーハナサカスタジアム」 記念マッチ
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■アーサー パパス監督
「立ち上がりは互角の試合でした。特に京都さんは最初の15分は強度を上げてくるので、そこは難しい時間帯になることは分かっていました。ただ、しっかりと相手の強度、フィジカルに負けずにやれたことが、前半、時間が進むにつれて自分たちのパフォーマンスを上げていけた要因になりました。スペースが生まれることも分かっていたので、スペースをしっかり見つけて素晴らしいゴールにつながったと思います。取り組んできた形だったので、満足しています。後半も立ち上がりの15分は強く来るだろうと予測して臨みましたが、嵐のような15分になりました。相手のプレスをかいくぐれず、こちらも掛けられず、後半の立ち上がりは苦労しましたが、素晴らしい追加点が生まれました。(石渡)ネルソンの素晴らしいボールから、(本間)至恩のJ1レベルでは初めてのゴールで2点目が決まったことで、試合を決定付けることができました。途中から出た選手も大きな力を発揮して、インパクトを残してくれました。3点目も取れて、4点目を取るチャンスもありました。クラブにとって素晴らしい1日になったと思います」
Q:パパス監督のサッカーは後ろから丁寧につなぐことをベースとして持ちながら、ウイングを上手く使うこと、後ろからつないで相手を引き出しての疑似カウンターや、今日の1点目、2点目のようなショートカウンターも武器です。前節、今節と背後を上手く使えたことで、昨シーズンのような躍動感も出てきました。今季最多の3得点も含め、今日の攻撃を振り返ると?
「まだ改善できることはかなりあります。その一つとして、良い状況を作ってアタッキングサードに入りながら、最後のパスを強く出してつながらない場面もありました。そこはもっと改善できます。ただ、今日のような高い位置からプレスを掛けてくる相手に対しても勇気を持ってプレーすることができれば必ずスペースは生まれてきます。勇気を持ってプレーできれば、結果も出ると思っています。今日は相手のスペースを上手く見つけて攻略できました」
Q:3失点して敗れた前々節の名古屋グランパス戦後は厳しい表情が印象的でしたが、前節、今節と無失点で勝利しました。今日も中村航輔選手が1対1を止めるシーンもありましたが、彼の貢献も含め、体を張って守った守備陣への評価もお願いします
「誰か一人というより集団でコレクティブに戦った結果だと思います。(中村)航輔に関して言えば、ビッグセーブが求められる局面で、しっかりとそれができる選手です。チームとして、そういうシチュエーションを作らないように、ディフェンスラインの裏のスペースを管理する守備はもう少し良くしないといけません。ただ、チームが集団として全員がハードワークする。相手が下がった時は押し返す。そういうことで失点は減らしていけると思います。今日に関しては、攻守両面で良いパフォーマンスができました。アグレッシブにプレーできました。求めたことをしっかりとやってくれました。ただ、大事なことは、このパフォーマンスを続けていくことです」
選手コメント
■チアゴ アンドラーデ選手
Q:FWでプレーして2試合連続ゴールを決めた気持ちはいかがですか?
「良い流れだと思っています。練習からボス(パパス監督)には要求されることも多いですが、できるだけ試合で体現できるように努めています」
Q:シュートの感覚は、やはりウイングとFWでは違いますか?
「かなり違いますね。ウイングだと、張って中に運んでシュートという場面が多いですが、FWはボックス内なので、違う角度からのシュートが多くなります」
Q:決定力が隠れた武器でしたか?隠れてはいないと思いますが(笑)。
「そうですね(笑)。練習は普段からしているので。今後もチャンスがあれば決めていきたいです」
Q:今日のゴールはシュートを打つ前にGKの位置も見えていた?
「はい。シバ(柴山)からボールをもらった時は、GKが左に寄っているのが見えたので、逆方向に流し込みました」
Q:ゴールパフォーマンスについては?
「奥さんが妊娠しているので、奥さんに向けてのメッセージでした。毎試合、ホームは観に来てくれるので、とても力になっています」
■柴山 昌也選手
Q:先制点は右サイドを崩した形でした。奥田選手が高い位置で取り返して、そこから柴山選手とのワンツーのような形だったが?
「勇斗くん(奥田)に当てた後、ボスからもよく、『出してボックス内に入っていけ』と言われるので、出した後、動き直したら、相手が自分のところについてこなかったので、もう一回、強く要求してリターンをもらいました。最初は1対1だったので、抜きにいこうかなと思ったのですが、視野の中でチアゴと(本間)至恩くんがフリーなのが見えたので、チアゴを選択したら上手く合わせてくれました。アシストが付いて良かったです」
Q:昨年からそうですが、奥田選手との連係がいいですね。お互いが分かり合えている?
「そうですね。勇斗くんもビルドアップが上手で時間を作ってくれます。ハマっても勇斗くんは自分の力で解決できる選手なので、自分もやりやすいです。自分もビルドアップの時は勇斗くんを見ながら動いていますし、お互いがお互いを見ながら最善のプレーを選択できていると思います」
Q:その後、自身が迎えた決定機については、コース、威力とも良かったと思いますが、相手が上だった?
「アウェイの京都戦でも、全く同じ状況で福田選手にクリアされたので、さすがに今日は悔しさよりも、『えっ?また』みたいな、苦笑いする感じでした。あのシーンはコースもGKも外して枠に飛ばせたので、自分としては完璧でした。『あれを止められるのか』という感じでした。次は決めます!」
■本間 至恩選手
Q:J1を舞台にした初ゴール、おめでとうございます!決めた率直な思いはいかがですか?
「ありがとうございます。ついにです。やっとです。めっちゃ嬉しいです。それしか出てこないです(笑)」
Q:これまでもGKとの1対1はありましたが、今日は抜き切って決めたが?
「ネル(石渡ネルソン)が良いボールをくれたので、これを決めないともうチャンスはないなと。ラストチャンスだと思って、冷静にGKを見て、良いタッチで交わせて流し込めたので良かったです。パスが来て、止めた瞬間、『抜こう』と思いました」
Q:呼吸がピッタリでしたが、石渡選手からのパスを上手く引き出せた?
「ネルがあのタイミングで前を向いてくれたので、ありがたかったです。自分としては、得点を取りたくて、いつもならもう一つ前のタイミングで動き出していたのですが、今日は少し我慢して、ジャストで動き出せて、そこに良いボールをくれました。タイミングがいつもと違って、ちょっと我慢して入れたことが良かったと思います」
Q:GKを抜き切って決めたシュートがJ1を舞台にした初ゴールになったことは、本間選手らしい気もするが?
「そうですね(笑)。GKを抜いて決める方が簡単というか。シバ(柴山)と僕は(苦笑)。ここから積み重ねていければ良いと思います」
Q:YANMAR HANASAKA STADIUMでの第1号はチアゴ選手でしたが、その日に決めることができた思いは?
「スタジアムの名前が変わって最初に勝てたことは、セレッソとして、いい滑り出しができたと思います。今日はみんながハードワークしていました。自分の初ゴールだから、そこをピックアップされますが、みんな走っていたし、無失点だし、みんなの頑張りで勝てた試合でした。前節、ガンバに勝って、今節、京都に勝って、いい流れが来ているので、このまま勝ち続けていきたいです」
■石渡 ネルソン選手
Q:相手にもチャンスがあり、内容としてはどちらに転ぶか分からない試合でもありましたが、こうした試合を全員でハードワークして勝てた思いは?
「前節、大阪ダービーに勝った後で、今日はセレッソが上に行くのか下がっていくのか試される試合だったと思うので、その試合で3点を取ってクリーンシートで勝てたことは良かったです」
Q:2点目に関しては、相手のスローインに井上黎生人選手がアタックして、こぼれたボールを拾ったネルソン選手が運んでスルーパスを出したところから生まれました。規格外というか、少し驚きのプレーでしたが、あの場面を振り返ると?
「ドリブルで1人はがして、もう一つ前でも出せたのですが、そこで一度止めて、見たら(本間)至恩くんが斜めに走ってくれていました。あのタイミングで出さないとパスを出すタイミングは無くなっていたので、そこからは感覚で出しました。上手く通って良かったです」
Q:「スルーパスも武器なんだ!」と思ったが?
「はい(笑)。練習でも今週はボス(パパス監督)が『最後のパスにこだわれ』と言っていたので。前節も(田中)駿汰くんがラストパスを通していたので、イメージは湧いていました」
Q:前節の試合後は、柿谷曜一朗さんのインタビューに「アシストよりゴールを決めたい」と話していたが、今日のアシストは気持ち良かったのでは?
「気持ち良かったですね(笑)。でもやっぱりゴールが欲しいです。そっちの思いの方が強いですね」
Q:本間選手はJ1を舞台にした初ゴールです。何か御礼の言葉はありましたか?
「焼肉をおごってもらおうかなと(笑)。さっき言ったら、『ネル、連れていくわ』と言ってくれました(笑)」
■中島 元彦選手
Q:大阪ダービーに勝った次の試合で、京都相手に全員でハードワークして勝ち切れた思いはいかがですか?
「連勝できたことは自分たちにとって良かったです。個人としては、誕生日に点を決めたかったなと思いますが、体が限界でした…」
Q:交代直前、打たずに折り返したプレーのことですね?
「はい。今、ちょっと後悔しています(苦笑)。でもホンマに体が限界で。我を出していきたかったのですが、あの時は『足が限界』ということが頭にあり過ぎて…。映像を見返したら後悔しかないです(笑)。でもチームのみんながしっかり守って3点を取って勝てたので、最高の誕生日プレゼントを贈ってくれました。そろそろ自分も結果を出さないと、という思いもあるので、次はもう少し欲を出していきたいです」
Q:YANMAR HANASAKA STADIUMでの初陣が誕生日で、勝利できたことについては?
「セレッソとの縁を感じることができて、良かったなと思います」
Q:「ハナサカ」という言葉にも特別な思いがあると思います
「自分も小さい頃、ハナサカクラブに支えてもらっていました。今の小さい子どもたちが何年後かに、ここで同じ言葉を喋っているかも知れませんね(笑)」
Q:今日は試合前、今年からセレッソのアカデミーに入る子どもたちのセレモニーがあって、試合はゴール裏で見ていたようです。そういう日に勝つと負けるでは、大違いでしたね?
「そうですね。自分が小さい頃は、J2の年もありましたが、点がどんどん入る試合が多くて、観に行きたい気持ちになっていました。次はそういうセレッソを自分たちが作り上げていかないといけないですし、これからのセレッソのために戦えたらいいかなと思います」
Q:昨シーズンに仙台から復帰する時も、「セレッソには幼少期から育ててもらって、ハナサカクラブにも遠征費を支援してもらっていたことも理解しています。そんなセレッソに自分はまだ恩返しをし切れていない。そういった思いもあり、最後はもう一回セレッソで勝負しようという気持ちになりました」という話もされていました。やはりそれだけハナサカクラブは大きな存在でしたか?
「そうですね。小さい頃、遠征の時にハナサカクラブさんへの感謝のメッセージをビデオで撮ったり、『この遠征はハナサカクラブが出してくれているんやで』と言われていましたが、当時は何のことかはっきりとは分からなかったですが、大人になって(その意義を)分かって。ここからまたスターが生まれてくれたら良いですね」
Q:先ほど、「自分が小さい頃は、点がどんどん入る試合が多くて」という話もされていましたが、今日の柴山選手、本間選手との2列目も魅力的でした。2人とプレーして、サッカーの楽しさを感じる場面も多かったのでは?
「ボールを持った時に、やっぱり基礎の技術がある選手たちなので、ある程度、任せてもいいし、信用して走ることも大事です。もっとアイディアを共有して、良いモノを作っていけたらもっと良いサッカーができます。もっとみんなに『楽しい』と思ってもらえるサッカーをしていきたいので、そういうモノを目指していけたらいいかなと思います。やっぱり小さい子は上手い選手に目が行きがちですし、自分も『あの選手たちは上手いな』と思って見ていたので。自分もそう思ってもらえるようなプレーをしていきたいです」
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YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)の初陣は今季最多3得点&クリーンシートの快勝。ホームでは初の90分での勝利で連勝を飾る
敵地での大阪ダービーに勝利した前節から中6日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、連勝を目指して京都サンガF.C.との明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第11節に挑んだ。今節は「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」に名称を変えて臨んだ最初の一戦。『未来を咲かせよう。「ヤンマーハナサカスタジアム」 記念マッチ』と銘打たれて行われた。
先発は前節から1人変更。負傷の阪田澪哉に代わり本間至恩が左ウイングに入った。1トップは前節に続いてチアゴ アンドラーデ。前半、セレッソはエンドを変更して風上に立つと、12分、中島元彦のパスから背後を取ったチアゴにチャンス。ただし、入りとしては京都の圧に対し、やや劣勢になる場面も。開始2分、京都のカウンターからいきなりピンチを迎える。ここは戻った畠中槙之輔が冷静に対応、ジョアン ペドロのシュートをブロックした。14分には自陣左サイドをマルコ トゥーリオに突破されてピンチも、グスタボ バヘットのシュートは中村航輔がしっかりキャッチ。京都の前からのプレスに対し、自陣でパスがズレる場面もあったが、失点はせずに試合を進めていくと、18分、最初のシュートを得点につなげる。相手のロングボールを奥田勇斗が高い位置でカット。柴山昌也との連係で右サイドを崩すと、最後は柴山のパスに中央でチアゴが合わせてネットを揺らした。巧みにGKの逆を突いたチアゴの2試合連続ゴールで沸き上がるスタジアム。その後は再び京都の攻撃を受けて24分、26分と連続してピンチも、前者は大畑歩夢がブロックし、後者は中村航輔が1対1を見事ストップ。30分以降はセレッソが攻勢に出る時間も増やすと、37分に決定機。中央でパスを受けた中島から本間、チアゴと渡りチャンス。チアゴのシュートはブロックされたが、こぼれ球を拾った柴山がワントラップから狙い澄ましてシュート。GKを外して枠に飛ばしたが、ゴール手前で京都のDF福田心之助にブロックされて、2点目とはならず。1-0で前半を折り返した。
後半は開始から京都にボールを持たれる時間が続くも、セレッソもチアゴを上手く生かして背後を狙ってチャンスを作る。62分、前半から飛ばしていたそのチアゴに代わり、櫻川ソロモンが入る。前線で溜めを作れる背番号9を起点に押し上げて追加点を狙いにいくと、66分、相手のスローインを高い位置で井上黎生人がカット。こぼれ球に反応した石渡が相手を交わしてドリブルで運ぶと、櫻川の背後から斜めのランニングで裏へ抜けた本間に石渡が絶妙なスルーパス。「パスが来て、止めた瞬間、『抜こう』と思った」と試合後に振り返った本間。飛び出してきた京都のGK太田岳志を交わして角度のないところからネットに流し込んだ。J1カテゴリーでは初となるゴールに喜びを爆発させた本間。浦和レッズから期限付き移籍で加入した昨年3月から約1年、待望の瞬間を迎えた。74分には中村航輔が再び相手と1対1になる場面も迎えたが、ここでも守護神が右足で防ぎ、京都に得点は許さない。終盤も京都の攻撃を耐えたセレッソは後半アディショナルタイムにダメ押しの3点目。香川真司のFKが壁に当たり、はね返ったボールを奥田がミドルシュート。GKがはじいたところに猛然と詰めた櫻川がプッシュした。この直後にタイムアップ。互いにチャンスの数は等しくあったが、決め切って、守り切ったセレッソが結果的に3-0の大差で京都を下した。
試合後は、「集団でコレクティブに戦った結果、勝利できた。チーム全員がハードワークして、攻守両面で良いパフォーマンスができた」とチームを称えたパパス監督。見事に今季最多の3得点とクリーンシートで“ハナサカ初陣”を飾った。勝点で京都に並び、上位も見えてきた中、3連勝を狙う次節の相手はサンフレッチェ広島。連勝で得た勢いに加えて攻守に磨きをかけ、1週間後、敵地に乗り込む。