第9節
2026明治安田J1百年構想リーグ
2026.4.4土
名古屋グランパス
山岸 祐也 (46')
山岸 祐也 (53')
和泉 竜司 (61')
3
AWAY
FULL TIME
0
豊田スタジアム
0-0
3-0
セレッソ大阪
豊田スタジアム
27,248人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■アーサー パパス監督
「非常に残念な結果になりました。前半は拮抗した内容だったと思いますが、後半立ち上がりの7分で勝負は決まりました。その後もチャンスは作りましたが、決め切るところは十分ではなかったです」
Q:後半立ち上がりのロングボールから喫した失点は風の影響もあり、難しさもあったのかと思うが、ここでは保持の局面について伺います。前節は前に10番タイプを2人配置した分、下からつなぐ意思が明確でした。今節も立ち上がりからつなぐ姿勢は見せながらも、GKの中村航輔選手がボールを持った際に少し出し所に困るようなシーンも見られるなど、受ける側が顔を出す部分も含め、課題が残ったように見えました。今節に関して、攻撃ではどのような狙いを持って試合に入りましたか?
「いつも『そうだな』という質問が多いのですが、今回は少し違う印象も持っています。アウェイで60%の保持率ということは、ボールを持ってある程度支配できたとは思っています。(中村)航輔も素晴らしかったと思います。ただ、航輔からの1本目のパスで(受け手が)ターンできず、リターンで戻ってくる場面もあったので、そこは上手くやって欲しかったなと思います。今日、負けたことに関しては、ボール保持が上手くいかなかったからではなく、数本のロングボールをバウンドさせてしまい、上手く対処できたかったところに表れていると思います。チャンスも作れていましたし、シュート数でも14対13で上回っています。もちろん完璧に支配できたわけではないですが、(攻撃全体というよりも)試合の鍵となった競り合いの局面で今日は負けてしまったなと思います」
Q:試合を通して強風の影響も大きかったと思います。後半は風下になりましたが、風の影響はどう捉えて、選手たちに指示をされていた?
「そこが今日の試合の決定的な要因ではなかったと思います。それを言い始めると、色んな言い訳が生まれてしまいます。先ほども言ったように、前半は互角の展開で、お互いにチャンスも作りましたが、後半の立ち上がりが課題になりました。今日は後半の立ち上がりで負けてしまったような試合でした」
選手コメント
■柴山 昌也選手
Q:入りは主導権を握っていたと思います。柴山選手がピックアップしながら攻撃の形も作れていましたが、時間とともに相手の守備が嵌ってきた印象もありました。前半の流れはどう感じていましたか?
「前半はやっていても悪い感じはしなかったですし、自分たちもつなぐスタイルなので、そこからのミスでピンチもありましたが、守備も攻撃も悪い前半ではなかったと思います。セットプレーも含めて1点を取りたかったですが、失点ゼロで抑えたことは良かったと思います」
Q:今日も攻撃では柴山選手が関わるシーンは多かったです。前半の中で、先制するために必要だったと思うことは?
「まずセットプレーでチャンスはありました。良い形もあったので、取りたかったです。流れの中では、相手もハッキリしたマンツーマンだったので、動きながらスペースをタイミングよく使ったり、もう少しバイタルエリアで一人一人のクオリティーを発揮しないといけない。チャンスは作りましたが、得点ゼロで終わったことは練習不足ですし、まだまだ足りないと思います」
Q:前節は「ダブル10番」で臨んだ分、つなぐスタイルを徹底しやすかったと思いますが、今日に関しては、つなぐのか、蹴るのか、迷いまでは言わないですが、前節より意思統一が不十分にも映ったが?
「そうですね。おっしゃる通りだと思います。つなぐのか、蹴るのか。蹴るならセカンドボールを拾いに自分もいかないといけない。自分がつなぐポジションに入ってしまうと、ソロくん(櫻川ソロモン)との距離も開いてしまう。そこで蹴ってしまうと、セカンドボールを拾われる。前節はつなぐことを狙いとしてハッキリしていた分、やりやすくて明確でしたが、今日は確かに長いボールとつなぐところが(曖昧だった)。一瞬の判断でプレーしないといけないので難しさもあります。こっちは『つないでくれ』と思う場面でも、後ろからしたら『嵌っている』と感じる部分もあると思うので、そこはアジャストしていかないといけないと思います」
■石渡 ネルソン選手
Q:前半は互いにチャンスがあって、どっちに転んでもという時間帯もありましたが、前半の最後は少し押され気味になってしまった。前半の流れはどう感じていましたか?
「前半、何回か相手のプレスを交わすことはできましたが、前半の終わりにかけてビルドアップでのミスが増えたので、そこから流れが少しずつ相手に行ってしまったと思います」
Q:流れの中で、球際で争うシーンも多かったですが、個人としては戦えていたと思います。どう振り返りますか?
「個人のところでは、対人で勝てたり前へ運ぶところだったり、良い感触でプレーできていたかなと思います」
Q:後半立ち上がりに失点して苦しい展開になった中、途中から中島選手が入り、ボランチで組む形になりました。他にも選手が代わった中で、終盤は得点のチャンスもあったが?
「後半すぐに2失点してしまったので、そこは今日の反省点です。もっくん(中島)が入って一つチーム全体のギアが上がったと思うし、『あとは決めるだけ』のシーンを何回も作り出せたので、最後を決め切らないといけなかったです」
Q:次節は大阪ダービーです。開幕戦は途中出場でしたが、改めて大阪ダービーへ向けた思いについて
「絶対、負けられません。今節、出た課題をしっかり修正して、ダービーに向けて準備していきます。そしてダービーでゴールを決めたいです」
■田中 駿汰選手
Q:入りは主導権を握っていたと思うが、時間とともに相手の守備も嵌ってきた印象もありました。前半の流れはどう感じていましたか?
「そこまで悪くはなかったですが、良くもなかったと思います。プレッシャーを掛けてくるチームに対してビルドアップをどうするかは、もっとやっていかないといけないと思います」
Q:前から来る相手に対して、下からつないではがす部分もあると思いますし、裏返す部分もあると思います。選手それぞれに「こうしよう」という思いはあったと思いますが、前節ほど意思統一されていなかった印象も残ったが?
「そうですね。プレッシャーがかかっている中では、背後(を狙うこと)も必要ですし、その使い分けは上手くできなかったです。もう一回、(試合を)見直して、という感じです」
Q:前半の終盤はピンチもありながら無失点でしのいだ分、後半は「もう一度、しっかりやろう」という思いもあったのでは?
「そうですね。前半は失点ゼロで終えることはできたので、『後半もう一回、しっかり自分たちの攻撃をやっていこう』と臨みましたが、立ち上がりに失点が重なってしまい、難しい展開になりました」
Q:次節の大阪ダービーへ向けて
「流れとかは関係ないので、しっかりダービーに向けてフォーカスしてやっていかないといけないです。簡単な試合にはならないですが、強い気持ちを持ってアウェイに乗り込みたいと思います」
■畠中 槙之輔選手
Q:入りは主導権を握っていたと思うが、時間とともに相手の守備も嵌ってきた印象もありました。前半の流れはどう感じていましたか?
「今日は試合を通して自分たちのプレーができたかと言われたら、明らかにそうではないと思います。少し難しい試合になったな、という印象です」
Q:前節はスタイルが明確だったが、今節はつなぐところと蹴るところの意思統一がややボヤけた感じにも映ったが?
「そうですね。自分たちがどういうサッカーを90分するのか、全員が共通意識を共有し切れなかった部分は確かにあったと思います。ただ、その中でも前半はチャンスも作りつつ、ピンチの場面もみんなで守れていた。後半の開始すぐの2失点が今日の試合を決めてしまったと思うので、悔しい試合になりました」
Q:後半は風下に立って、強風の影響をかなり受けてしまった印象もあります。ロングボールの対応も含め、守備陣としては難しさもあった?
「雨の影響もあり、風も前半と比べて向きも変わってやり辛さはありましたが、それは言い訳になるので。その中で、自分も含めてもっとできたことはあったと思います。してはいけない失点の仕方での2失点だったので、申し訳ない気持ちです」
Q:次節の大阪ダービーへ向けて
「今日の反省を生かしてどれだけ自分たちが来週に向けて気持ちを入れて、練習から試合に臨めるか、すごく試される部分です。僕だったり、経験のある選手が先導して、よりチームに活気と熱量をもたらさないといけない。成長するためには、ここをどうチームとして舵を切るのか、大事な1週間になると思います」

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後半立ち上がりに守備が崩れて3失点。明治安田J1百年構想リーグWESTは9位で折り返し。次節の大阪ダービーから巻き返しを図る
PK戦の末に勝利を収めた前節・ヴィッセル神戸戦から中12日。代表ウイークを挟み、セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、連勝を目指して明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第9節・名古屋グランパス戦に臨んだ。
神戸戦では「ダブル10番」を採用したアーサー パパス監督だが、今節は再び櫻川ソロモンを1トップに置く4-2-3-1に戻した。立ち上がりにペースを掴んだのはセレッソ。櫻川を起点にボールを握りながら敵陣に入り、セカンドボールも拾って押し込む。18分に最初のチャンス。前節に続き右サイドバックで先発した奥田勇斗が柴山昌也とのワンツーからゴール前に進入。相手DFのブロックに阻まれてシュートは打てなかったが、ここで得たCKからゴールに迫る。柴山のキックにニアサイドで櫻川がフリック。ファーサイドで誰かが詰めれば、という場面だったが、飛び込んだ石渡ネルソンにはわずかに合わなかった。20分を過ぎた辺りからは五分の展開で試合は推移。24分、名古屋に自陣左サイドを突破されたが、そこから入ったクロスは中で石渡が懸命に足を伸ばしてクリア。直後のCKから名古屋に決定機も、シュートはクロスバーを越えた。セレッソも32分、中央で田中駿汰が相手のパスをカット。柴山が田中駿とのワンツーでゴールに迫る。33分、今度は名古屋に2本の縦パスで中を通されてピンチを招くも、大畑歩夢が懸命にカバー。34分には畠中槙之輔から石渡に付けたパスをカットされてピンチも、最後は畠中自身がクリアして事なきを得た。41分には柴山のスルーパスから背後を取った大畑が鋭いクロス。ニアとファーに飛び込んだが、名古屋DFのクリアに遭い、シュートは打てない。お互い相手のゴール前までは行くも、守備陣の体を張ったブロックの前にスコアは動かず、0-0で前半は終了した。
後半から風雨の強さが増して、セレッソが風下に立つと、46分、相手のクリア気味のロングボールを井上黎生人がクリアし切れず名古屋の1トップ、山岸祐也にボールを収められ、そのままGKとの1対1に持ち込まれて決められた。後半の入りで落ち着かないセレッソは53分にも失点。自陣でのパスをカットされると、そのまま縦に運ばれ、クロスから再び山岸にヘディングで決められた。2失点目の直後にパパス監督は2枚替え。井上と阪田澪哉に代えて中島元彦と横山夢樹を投入。田中駿がセンターバックに下がり、中島と石渡でダブルボランチを組んだ。横山はそのまま阪田のいた右ウイングに入ると、その横山が攻撃を活性化。58分、自らシュートを狙うと、61分には絶妙なクロスを届けたが、中でチアゴ アンドラーデはシュートを打ち切れない。74分にはチアゴと柴山に代わって本間至恩と香川真司が入る。ここからより下から崩す姿勢が鮮明になると、相手ゴール前で細かくつなぎ、87分に決定機。香川、中島とつなぎ、最後はゴール前に入ってきた大畑がシュートもGKシュミット ダニエルに防がれた。後半アディショナルタイムにも決定機。中央でパスをつないで、最後は香川の優しいパスから左サイドを抜け出した本間が狙い澄ましてシュートを放つも再びGKに止められスコアは動かず。一矢報いることができず、0-3で敗れた。
明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドも折り返しとなった今節に敗れたことで首位・神戸との差は開いてしまったが、次節はガンバ大阪のホームに乗り込む大阪ダービー。「流れは関係ない。強い気持ちでアウェイに乗り込みたい」と田中駿。そのために次節までの1週間、「今日の反省を生かして、どれだけ自分たちが来週に向けて気持ちを入れて、練習から臨めるか。チームに活気と熱量をもたらす」(畠中)ことが大切だ。ホームで喫した開幕戦のPK負けの借りを返すべく、敵地で勝点3を掴み取る。