第5節
2026明治安田J1百年構想リーグ
2026.3.7土
セレッソ大阪
0
HOME
FULL TIME
0
ヨドコウ桜スタジアム
0-0
0-0
PK
4-2
清水エスパルス
ヨドコウ桜スタジアム
15,503人
明治安田サポーティングマッチ
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■アーサー パパス監督
「今シーズンにおいては、一番(試合を)支配できたパフォーマンスだったと思います。第2節の福岡戦も良かったですが、あの試合は早い時間帯に点が取れて、それが功を奏しました。今節も時間が進むにつれてチームのパフォーマンスはどんどん良くなりました。試合に勝ち切るためのゴールが決まらなかった不運はありましたが、全体的には良かったと思います」
Q:ボールを運ぶ部分に関しては、前半30分以降と後半は自分たちの狙いを出せてゲームを支配していたと思います。そうした改善された部分と、得点を取ることに関してはラストパスの質や判断、シュート技術に課題は残りました。攻撃面でどのような総括をされますか?
「おっしゃる通り、前半30分までは拮抗した展開でしたが、試合が進むにつれて力強さが増したと思います。また、ハーフタイムで見せた映像も通じて、前進のところは良くなったと思います。得点が入らなかった理由は一つには絞れません。様々な要素が絡みあって、そうなったと思います。最後の局面でチャンスがありながら、ボールをリリースするタイミング、パスの強さ、選手の受ける位置など、それぞれに少し課題がありました。GKとDFの間に出したクロスに対して(中で)ポジショニングが取れていないという部分では、規律も足りなかった。最後は精度の部分。ボックス内での決定機で枠に入りませんでした。今週、データを確認したところ、1人少ない状況で試合をした第1節を除くと、ペナルティーエリア内でのパスの数は昨シーズンより良くなっています。あとは決め切るところだと思います」
Q:昨シーズンは失点数の多さが課題となった中で、今季は5試合で3失点と改善されています。選手一人一人の頑張り、組織としてのまとまり、さらにはボール運びやビルドアップなども要因にあるのかなと思うが、ここまでの守備に関してはどう見ていますか?
「一つ思うことは、一体感が理由にあると思います。試合前に選手たちと『ルールを徹底しよう』という話をしました。それは『全員が守備において責任がある』ということです。CBだけではなく、全てのポジションの選手が責任を持って守備をすること。そうした場面が増えていると思います。ただ、守備が良くなれば得点も減っています。それでも、選手たちはハードワークを続けていますので、この取り組む姿勢を続けていけば、攻守両面で良くなっていくと思います。あとは、昨年は良い守備をしながらもセットプレーから失点する試合もあったのですが、今年はセットプレーの守備も良くなっていると思います」
Q:今シーズン初めて先発で起用した横山夢樹選手、石渡ネルソン選手について
「若くてタレント性のある、ポテンシャルのある選手たちです。長期的に見て、このクラブに大きく貢献してくれると思います。私の就任以降、今日は最も若いメンバー構成でした(先発11名平均年齢:25.91歳)。これはクラブとしての戦略でもあります。パフォーマンスに関して言えば、J1初先発でこれ以上ないモノを見せたと思います。勇気を持ってプレーして、ハードワークもしていました。試合にインパクトをもたらしていました。チームに貢献できていました、これを土台にもっともっと成長していくと思います」
Q:PKを2本止めて勝利の立役者となった中村航輔選手について
「素晴らしいキャラクターを持っていますし、素晴らしいGKです。PK戦が始まる前、円陣で選手たちには、『航輔が必ず2、3本を止めるから、決めれば大丈夫』と言いました。なぜなら、練習で何本もPKを止める姿を見ていたので、やってくれると信じていました。これからも、もっともっとチームに貢献してくれると思います」
選手コメント
■中村 航輔選手
Q:PK戦では相手のシュートを2本ストップしたが?
「こちらに運があったと思います」
Q:1本目は足でストップしたが?
「いいプレーでチームに貢献できたことが嬉しいです」
Q:止めた2本以外にも、4本全てコースを読んでいたが、事前のスカウティングで準備してきたのか、一瞬の判断で飛ぶ方向を決めたのか
「様々な情報がある中で、その中で自分が受け取った情報と、最後は自分で決定するところと。今回に限って言えば、それがいい方向に出たと思います」
Q:PK戦に入る前、監督は「航輔が必ず2、3本を止めるから、決めれば大丈夫」と選手たちに伝えたそうだが、そうした信頼を掴んでいることについては?
「自信を与えてくれる監督です。チームとして、より良い状態でPK戦に臨めたのかなと思います」
Q:試合全体を振り返ると?
「勝点3を取れなかったことはチームとして何か課題はあると思うので、次はもっと良い結果を届けられるように取り組みたいです」
Q:個人として、試合を重ねるごとに良くなっている手応えもありますか?
「より良い準備を重ねて、良い結果を出すことは、どの試合でも常に変わりません。毎試合、試合に向けて良い準備ができるように、体もメンタルも日々の練習から取り組んでいきたいです」
■横山 夢樹選手
Q:加入後初先発でした。いつもの左ではなく右でしたが、どんな意識で臨みましたか?
「練習でも右はやっていました。左よりは難しさもありますが、それは言い訳にしたくないので。これからも右をやる機会はあると思うので、改善して次につなげたいと思います。(今日は相手が)縦を切ってきたのでやり辛かったですが、それでも縦に行ける力、個で打開できる力が大事なので、これからもっと練習したいです」
Q:J1での初先発ということに関しては?
「特に意識せず、いつもと同じ気持ちで臨みました。シーズンを通して常に先発で出ることが大事だと思うので、これからもっと監督の信頼を掴みたいです」
Q:自分自身として、今日の内容はどう振り返りますか?
「良かったとは全く思いません。自分の力はこんなものではないですし、それをさらに発揮するためにポジショニングなど改善点をしっかり見直していきたいです」
Q:シュートに持ち込むために必要だと考えるプレーは?
「一人の相手に対してフォーカスして、ドリブルして、結果として周りを上手く使えないシーンもあったので。ボールが来る前にもっと顔を上げて余裕を持ってプレーすれば、ワンツーとかで中に入ってフィニッシュに絡めると思います。技術の高い選手が近くにいるので、そこは信頼して、出せば自分に戻ってくるので、うまく周りを使いながら自分も生きればもっとフィニッシュに行けると思います」
Q:石渡ネルソン選手と同じ試合で初先発になったことについては?
「今年は最初からずっと(年代別代表で)一緒にやっていたので、初先発のタイミングが重なったことは嬉しかったです。(石渡)ネルソンにアシストしたかったですが、できなかったので、次にまたつなげていきたいです」
■石渡 ネルソン選手
Q:セレッソ復帰後初先発でした。試合を終えて自身の内容についての感想は?
「スタメンで出ることが分かって、『やってやろう』という気持ちがありました。球際の部分、ボールを運ぶ所で違いを見せたいと思っていました。あとはゴール前まで入っていって、ゴールも決めてやろうと思っていました。そこは取れなかったですが、自分の評価的には悪くはなかったとは思います。ただ、『もっとできる』という思いもあります」
Q:セカンドボールで体を張ってマイボールにする場面など、球際に関してはJ1の中でも十分に強度を出せた?
「はい。全然、負けていないと思います。ただ、前半1回、カピ(カピシャーバ選手)に吹っ飛ばされた場面もあったので、『カピ強いな』と思いました(笑)。負けていてはダメだと思いました。それに最後も(交代前に)足をちょっと攣ったので、J1の強度で90分を走り切らないとダメだと思っています。そこはまだまだ強くならないといけないと思います」
Q:ボールを運ぶ部分に関しては、今節に向けてチーム全体の課題でもあったと思うが、前半の途中から上手く運べていたと思います。田中駿汰選手との関係性については、どっちかが降りるというわけではなく、お互いがお互いを見ながらやっていた?
「そうですね。(田中)駿汰くんとはお互いを見ながらやっていました。駿汰くんが落ちたら自分が前に行くなど、バランスを取りながらやっていました。相手がマンツーマンで来ても自分が一人はがせれば、そこから全部が崩れると思うので、そういうところで違いを出せればもっと良い選手になれる、と。今日試合に出て改めて思いました」
Q:後半は、より前に上がっていく場面も見られたが?
「前半である程度行けることは分かったので、後半はもっと前に入っていくことは意識しました。そこは自分の強みなので、ハーフタイムに『後半はもっと行ってやろう』と思っていました」
Q:横山夢樹選手と同じ試合で初先発になったことについては?
「嬉しかったです。(横山)夢樹がいると、ボールを持ったらほぼ仕掛けるので、後ろから見ていても面白いです。そこに自分も関わって夢樹と2人で崩す場面も出てきたらもっと良くなると思います」
Q:アカデミー出身選手としては、トップチームで先発してホームで勝つことは一つの目標だったと思います。90分で勝ちたかったと思いますが、PK戦で勝った瞬間の思いは?
「セレッソのホームで勝った時が一番嬉しいです。ジュニアユースの頃から、当時はヤンマースタジアム長居でしたが、ずっと見てきた景色なので、今日はPK戦でしたが、勝てて本当に良かったです。次は90分でしっかり勝てるようにしたいです。ここからだと思います」
■畠中 槙之輔選手
Q:PKのキッカーは3番手でしたが、監督の指名ですか?
「そうですね。『行けるか?』と聞かれたので、『蹴ります』と。ゴール裏のサポーターの前だったので、プレッシャーもなくリラックスして蹴れました」
Q:内容的には90分で勝たないといけない試合だった?
「勝ち切らないといけない試合でした。PK戦で勝ったことは最低限の結果ではあるけど、逆に言えば勝点1を落としているので。『PKに勝ったからいい』ではなく、『90分で勝ち切らないとダメだった』というチームになっていかないといけないです」
Q:ボールを運ぶ部分に関しては、今日は安定していた部分もありましたか?
「自分たちがしっかり相手を見て判断できれば、今日みたいに捕まらずにどんどん前に行けると思います。今日は相手の陣地でサッカーができていたと思うので、これをきっかけに自分たちのストロングポイントを伸ばしていけたらと思います」
Q:後ろに中村航輔選手がいる良さをどう感じていますか?
「(中村)航輔くんだけではなく、ウチにはジンさん(キム ジンヒョン)、(福井)光輝、(イシボウ)拳もそうですし、良いGKが揃っています。シュートコースさえ限定すれば止めてくれるという思いはあるので、心強いです。(PK戦に関しては)航輔くんは日頃のPK練習からストップする回数は多かったので、『やってくれる』という思いを持ちながらやれたので、助けられました」

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好機で仕留め切れず、0-0で突入したPK戦では中村航輔がビッグセーブ連発。2本のシュートを止めて、勝点2をもたらす
V・ファーレン長崎とのアウェイゲームから中6日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、清水エスパルスとの明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第5節に臨んだ。先発は長崎戦から3人変更。柴山昌也、阪田澪哉、香川真司が外れ、中島元彦、横山夢樹、石渡ネルソンがスタメンに名を連ねた。中島は開幕戦以来4試合ぶり、横山と石渡は明治安田J1百年構想リーグ初先発となった。
開始1分、清水のオ セフンに起点を作られ、左サイドのカピシャーバにクロスを上げられたが、GK中村航輔がしっかりはじく。2分、今度はセレッソが畠中槙之輔、石渡とつないで相手をはがすと、中央で受けた中島が前線へスルーパス。互いの特長が立ち上がりからハッキリと出た。中島はその後も攻撃をけん引。8分には力強いドリブルで相手のイエローカードを誘うと、21分にはカウンターから持ち運んでクロス。チャンスを作る。前半30分までは拮抗した展開が続いた中、相手のセットプレーも集中して守ったセレッソが30分以降は攻勢を強める。31分、中島のスルーパスに抜け出したチアゴ アンドラーデがゴールに迫ると、直後には横山が右サイドからカットインしてシュート。38分にも左サイドのスペースを抜け出したチアゴのクロスに櫻川ソロモンが飛び込む。42分には決定機。中島が左サイドへ大きく展開、受けたチアゴが中へ折り返すと、インナーラップしてきた大畑歩夢が落とし、最後は中島が左足でミドルシュート。崩した形だったが、シュートはGKに防がれた。スコアこそ動かすことはできなかったが、一進一退の攻防が続いた序盤を経て、徐々にセレッソが主導権を掴んで前半は終了した。
前半終盤の勢いそのままに、後半もセレッソが押し込む形で試合はスタート。46分、横山が縦に進入してクロス。惜しくも櫻川には合わなかったが、チャンスを作る。47分にも田中駿汰のパスを受けたチアゴがドリブルで持ち込みシュート。各々がゴールへの積極性を発揮すると、57分にもビッグチャンス。ディオン クールズから石渡が上手くパスを引き出しフリーになると、背後へ抜けた中島へスルーパス。中島のクロスに逆サイドから走り込んだチアゴがヘディングで狙ったが、ここはボールにインパクトを与えることができなかった。ここまで守備ではピンチになりそうな場面でも全員が体を張り、清水に枠内シュートを許さない。何としてもホームでゴールをこじ開けたいセレッソは67分に2枚替え。横山とチアゴに代えて本間至恩と阪田を投入。両ウイングにフレッシュな選手を入れてサイドから攻略を試みた。直後の69分、本間がカットインから中央へ切れ込み、右サイドへ展開。高い位置を取ったディオン クールズの狙い澄ましたニアへのクロスは誰も触れなかったが、逆サイドへ流れたボールを拾った中島がクロス。左右に揺さぶった中で最後はファーで阪田が合わせたが、ヘディングシュートはGKに止められた。77分にも阪田が田中駿とのワンツーで抜け出してクロス。ニアに中島、ファーに本間が入った中で、ニアを選択したが、DFにブロックされた。1点が遠い展開。82分に喜田陽、87分に柴山を投入して攻勢を強めると、90分に決定機が訪れる。相手のミスを見逃さず、阪田が高い位置でボールを奪うと、櫻川が運んで中央へラストパス。走り込んだ柴山が絶好機を迎えたが、至近距離で放ったシュートは枠の外。土壇場での先制とはならなかった。守備では井上黎生人、畠中を中心にオ セフンにも仕事をさせず、最後まで清水の枠内シュートをゼロに抑えた。
PK戦に突入した試合は、先行の清水・カピシャーバのシュートを中村航が足でストップ。守護神が見せたビッグプレーにヨドコウ桜スタジアムが沸き立つと、セレッソの1番手・田中駿はきっちりゴール。その後もクールズ、畠中と成功して迎えた4人目。清水・北爪健吾のシュートをまたも中村航がビッグセーブ。決めれば勝利の場面で登場したのは柴山。落ち着いてGKの逆に流し込み、決着を付けた。内容的には、「90分で勝ち切らないといけない試合」(畠中)ではあったが、今シーズンのホーム初勝利を手にした。殊勲の中村航は、「チームに貢献できたことが嬉しい」と控えめに喜びを話しつつ、「次はもっと良い結果を届けられるように取り組みたい」と勝点3への意欲を見せた。次節は中6日でアウェイでの京都サンガF.C.戦。勝点差3で上にいる相手を倒し、明治安田J1百年構想リーグWESTの上位に食い込んでいきたい。