2023明治安田生命J1リーグ第20節

2023明治安田生命J1リーグ

2023.7.8土

サガン鳥栖

堀米 勇輝 (64')

富樫 敬真 (90+3')

2

AWAY

FULL TIME

1

0-1

2-0

セレッソ大阪

レオ セアラ (13')

駅前不動産スタジアム

7,762人

監督コメント

■小菊昭雄 監督

「天候、ピッチコンディションが非常に変化していく中、湿度の高さもあり、難しいゲームになりました。その中で、選手たちは、引き分けではなく最後まで勝点3を目指して戦った結果、カウンターから最後に決められてしまいましたが、私は勝ちにいく姿勢を交代選手にも、ピッチにいる選手全員にも求めましたので、そこに後悔はありません。ただ、こういったゲームで勝ち切る、決め切る。その少しの差が大きな差になってきますので、そこはまた全員で向き合ってやっていきたいと思います」

 

Q:試合中にピッチコンディションが変わり、後半はボールが動き、鳥栖のスピーディーな攻撃を受ける展開になった。そうした中で、試合中における対応に難しさもありましたか?

「まず、前半は、選手たちはゲームプランを全うしてくれました。CKの数が物語るように、2トップとサイドハーフの4選手のクオリティー、質的優位を生かしていくこと。あとはピッチコンディションも踏まえて、ポケット、ニアゾーンを徹底して突いていく。少し理想の形ではなくても、そのサッカーを全うしようという前半でした。内容、チャンスの数も含めて、非常にいい前半でした。ただ、後半、仰る通り、びっくりするほどピッチコンディションの回復が見られました。後半も天気予報の情報を集めたところ、まだ雨が降り、風が強いと。『後半も同じようにやっていこう』という中で、ピッチの回復がありました。『自分たちもボールをつなごう』という矢先に同点ゴールを決められました。そのあたり、サイドからの私のゲームプランの徹底が少し遅れました。そこは私の責任だと思っています」

 

Q:先制点はCKから決めた一方で、10本以上あった機会を生かし切れなかった思いも残ります。もう一つ、二つ精度を高めていくために必要なことは?

「リスタートの部分では、CKからデザイン通りのゴールを決めることができたことは嬉しく思います。ただ、確かにあれだけの本数がありましたので、まだまだ狙いとする形を成功させる回数、クオリティーを上げていかないといけません。いいキッカーもいますし、ヘディングが強い選手もいますので、まだまだリスタートからの得点は増えると思いますし、練習していきたいと思います」

 

Q:湿度が高く、どうしても足が止まりがちになる中、選手交代に関しては、リードされている鳥栖が先に動く形となりました。交代のタイミングについて振り返ると?

「これだけのピッチコンディションの回復もあり、鳥栖がしっかりボールをつなぎ出したので、失点の直前、ヨニッチを入れて(後ろを)5枚にする準備をしていました。もうあと1分、2分、耐えてくれたら5枚の選択肢もあった中で失点してしまったので、5枚でしのいでカウンターでトドメを刺すプランは崩れました。そこからは、交代でフレッシュな選手を入れて、勝ちを目指して戦いました。その中で、交代選手も難しい状況だったと思いますが、それぞれが良さを出してくれました。いまチームは主力のケガ人が相次いでいるのですが、ここから天皇杯、中断前の浦和戦と、みんなで総合力を高めて2連勝して、中断期間に入りたいと思います」

 

Q:連敗は第2節、3節以来だが、率直にどう思われますか?

「先ほど選手たちにも伝えたのですが、私も長年、トップチームに関わっていますが、どのシーズンも波はあります。昨年も苦しい期間はありました。今年で言えば、第3節を終えて1分2敗で17位でした。非常に厳しい状況でしたが、選手たちがブレずに日々のトレーニングを大事にして、高い競争で頑張ってくれたおかげで、いま5位という状況にいます。今シーズン2回目の試練だと思っています。必ず波は来る中で、自分たちでしっかり乗り越えて、高めていく。崩れるのは簡単ですし、私自身、そういったシーズンも見てきました。もう一度、自分たちで強固なグループとして、今年の目標に向かって次の天皇杯、リーグの浦和戦へ臨むことが大事だと思っています」

選手コメント

■レオ セアラ 選手

Q:最後の場面は勝ち越すチャンスもあっただけに、決めたかった?

「そうですね。勝利を常に求めて戦っているので、あそこで決めて勝ちたかったですが、最後にやられてしまったことは、もう少し賢くやらないといけなかった。僕たちが点を取りかけた攻撃の後にカウンターを受けて失点したのですが、ファウルするなり、何とか止めないといけなかったと思います。来週は天皇杯という大事な試合もあり、タイトルにつながる大会なので、しっかり勝ち進みたいと思います」

 

Q:先制点となった今季8ゴール目については?

「練習からやってきた形だったので、それを試合で出せたことは嬉しかったですが、勝利につなげたかった、というのが本当の気持ちです」

 

■ジョルディ クルークス 選手

Q:最後は悔しい結果になったが、試合を振り返ると?

「前半はいいサッカーができました。このままいけば勝てる、というサッカーができていたと思いますが、後半は違うサッカーになってしまった。勝ち切れなかったことは残念ですが、顔を上げて、次の試合に向けてやっていかないといけません」

 

Q:前半、自分たちの流れの時間帯で2点目が欲しかった?

「当然、先に2点目が入っていれば違う展開になっていましたが、前後半で内容が変わることは、サッカーではよくあること。この敗戦を糧にして、次に向けて頑張りたいです」

 

Q:アシストは見事なクロスでしたね。

「そうですね。いいクロスを上げることができました。いっぱい練習しているので、その成果が出たことは、純粋に嬉しかったです」

 

■香川真司 選手

Q:リードしている状況でピッチ状態が刻々と変わり、どう試合を進めていくか、難しさもあったと思う。リード時の試合の運び方で、どうすれば良かったという思いはありますか?

「なかなか今は答えが出ないですが、勝っていた状況だったので、逆転負けはいただけない。最後は耐えないといけなかった。後半の戦い方においては、もう一つ二つ、チームとしてオプションをもつ必要はあるだろうし、課題は残りましたが、最後は攻めにいった結果、やられた。こればかりは、それもサッカーですが、負けたので、改善していかないといけないです」

 

Q:今季2度目の連敗。次節はより負けられない試合になる?

「そうですね。次、中断前の浦和戦はホームなので、絶対に勝つ必要があります。ただ、連敗している事実もあるので、改めて課題と向き合いながらやらないといけない。その前には天皇杯もあるので、しっかり準備したいです」

 

■毎熊晟矢 選手

Q:前後半でピッチコンディションが変わる中、前半はボールが走らない中、スペースを狙って、CKを取って、うまく試合を運べていたと思うが?

「そうですね。ピッチコンディションはアップで分かっていたので、(第12節)鹿島戦のときのような、あの試合で相手が徹底してやってきたことを、今度は自分たちが徹底してできました。ハーフタイムでは、徐々に乾いてきていたので、『つなごうか』という意見も出ていたのですが、また雨脚も強くなる予報もあったので、まずは戦い方を変えずに泥臭く戦うプランで入りました」

 

Q:後半の途中からピッチも乾き、ボールが動き出し、鳥栖の攻撃も変わった。その対応に難しさもありましたか?

「鳥栖さんの方が先に『下でやろう』という意図が見えました。そこで相手の勢いも感じたので、中でやっている選手やベンチとのコミュニケーションで、自分たちのペースにもっていくためにも、乾いているサイドのスペースなどで、自分たちの時間をもう一度、作ることを考えないといけなかったと思います」

 

Q:最後は打ち合いになった中で失点したが、最後まで勝利を目指して戦った結果?

「そうですね。正直、引き分けは要らないと思うので。取りにいって、最後、取られましたけど、次、同じような状況で1-1でも、リスクを負って取りにいくべきだと僕は思います」

 

Q:右サイドの攻撃は、前半のあのピッチコンディションでもうまくやれていたと思うが?

「やれた部分もありますが、サイドは最初から乾いていたので。自陣ではチームの規律を徹底することは大切ですが、押し込んだ相手陣地では、もっとサイドで起点を作るプレーは増やさないといけなかったと思います」

 

■進藤亮佑 選手

Q:ピッチコンディションが後半になるつれ変わっていった。その対応に苦しんだ試合になった印象だが?

「前半と後半ではピッチ状態も変わり、後半はよりクリーンになりました。ハーフタイムでは、『また雨が強く降ってくるからシンプルにやろう』という話でした。そのつもりで入りましたが、意外と相手がつないできたので、僕らもできるかなと。僕の中では少し迷いがありました。正解はないですが、相手がつなぎ始めてから、相手のペースになったと思います」

 

Q:そのあたり、後半の戦い方の、チーム全体での意思統一が難しかった?

「真ん中は分からないですが、グラウンドは良くなっていたので、結果的に言えば、サイドを中心につなげました。ただ、試合中に全員で集まって話し合って、『今からつなごう』と言える時間はない。そこは個人の判断、経験値が問われます。結果的に、1失点目も僕がボールを取って、前半であれば、アバウトに蹴り出していたのですが、ピッチ状況も改善されたので、もう一つ多くドリブルというか、相手をはがす選択をした。結果的にあのプレーから失点して、逆転負けを喫してしまった。一つのプレーの選択ミスで逆転までされてしまう、改めて、ワンプレーの重みを感じました」