2022明治安田生命J1リーグ
    第20節第1日

    2022.7.6

    鹿島アントラーズ

    鹿島アントラーズ

    3

    AWAY

    FULL TIME

    3

    1-1

    2-2

    セレッソ大阪

    セレッソ大阪

    アルトゥール カイキ (45'+1)

    鈴木 優磨 (52')

    エヴェラウド (89')

    オウンゴール (35')

    加藤 陸次樹 (70')

    ジェアン パトリッキ (77')

    県立カシマサッカースタジアム

    8,217

    監督コメント

    「非常に強度の高い、情熱的な試合ができたと思っています。セカンドボール、球際、1対1のバトル、そこが勝敗を分けるポイントになると思っていました。その中で、両チームが激しく、強度高くバトルした90分だったと思います」

    Q:様々な展開があった中で、この勝点1をどう捉えていますか?

    「試合の流れ的には勝ち切りたかったゲームではあるのですが、一度、1-2にされてから、追い越して、素晴らしいシーンも多かったです。次の横浜FM戦につなげていける勝点1になったと思います」

    Q:後半、スペースを突く攻撃から2得点。しばらくメンバー外も続いていた上門選手にもアシストが生まれたが?

    「たくさんの選手が関わって、素晴らしいゴールに結びつきました。守備の選手も含めて、ボールを奪って、思いをつないで、ゴールにつながったシーンは本当に素晴らしかった。ジョー(上門)に関しては、最近はメンバー外も続いて苦しかったと思うのですが、鈴木徳真や舩木翔と同様、素晴らしい準備を日々、続けていましたので、その努力の成果がこのパフォーマンスにつながったと思います。勝点をもたらしてくれた彼のパフォーマンスに感謝しています」

    Q:前節の川崎F戦に続き、上位陣から勝点を重ねたことについて

    「数名、けが人もいる中で、立ち上げのキャンプから、全員が同じ攻守、リスタートの規律を理解して、全員が高い競争をしてきた成果が、この上位との連戦でも出ていると思います。これからもチーム全員でいい競争をしながら、次の試合にも向かっていきたいと思います」

    選手コメント

    ■奥埜博亮 選手
    Q:3-3での引き分けは予想外でもあったが、この結果をどう受け止めていますか?

    「そうですね。もうちょっと堅い試合になるとは思いました(苦笑)逆転されてから、逆転し返したことは、途中出場の選手の力もありましたし、チームとして、これからさらにいい競争が生まれていくと思います。最後の失点は、シュートの前のところは改善できるところはあると思いますが、エヴェラウド選手のシュートが素晴らしかったので、どうしようもなかったのかなと思います」

    Q:序盤から、試合のペースとしては鹿島のリズムが長いゲームだったとも感じたが、逆転までいけたことは、今のチームの底力も感じたが?

    「前から行った時にロングボールを蹴られて、相手のストロングの部分も出されて押し込まれる時間もありましたが、そこで崩れず戦うことはできていたと思います。1-2にされてからも、チームとして前を向こうとするプレーは今後にもつながっていくと思います。良くしていける部分は良くしていきながら、結果にもこだわっていきたいです」

    ■鈴木徳真 選手
    Q:予想外の打ち合いになったが、この結果をどう受け止めていますか?

    「僕もです(笑)鹿島の勝負強さを感じたし、だからこそ、(鹿島は)この順位にいるのだと思います。勝ち切れなかったのは、そういうところかなと思います。これだけ点が入ることは僕も予想していなかったですが、それだけやはり、鹿島の前線の個は強力だと。改めて印象付けられました」

    Q:逆にこちらも、1-2から、途中出場の選手が結果を出して逆転し返した。今のチームの底力も感じたが?

    「そうですね。交代選手が結果を出したので、『セレッソも強いぞ』ということは示せたと思います。外から見ている分には面白い試合だったと思いますが、僕らとしては、勝ち切りたかったです」

    Q:守備でも2度追い、3度追いをするなど、頑張る、いいチームだと思ったが?

    「いいチームだと思います。そこは小菊さんが常に求めていますし、それを選手も全うしようとしています。小菊さんがあってこそ、ですし、それをやる選手がいてこそ、でもあります。ただ、そういう示す監督がいることが今の強みだと思います」

    Q:その中で、鈴木選手の成長も見られたが?

    「このチームは、素晴らしい個がいます。前にも中盤にも後ろにも素晴らしい選手がいて、僕も自信を持ちながらプレーでき始めています。奥埜さん、原川さんの壁は高いですが、鍛えられている状況です。試合に出させてもらいながら、成長させてもらっていると思います。早く肩を並べて、早く越せるように、とはいつも思っています」

    Q:球際の激しい、肉体的にもタフな試合だったが?

    「そうですね。『球際やセカンドボールの拾い合いは勝負のポイントになる』と小菊さんも話していました。勝てる場面もあれば、負ける場面もありましたが、そこが(お互いの)得点にも左右したと思います」

    Q:次節は首位との試合だが?

    「やることは変わらないです。今のチームは、全員で守って、誰が出ても点が取れる。いい状態だと思うので、首位を叩くチャンスは絶対にあると思います」

    ■加藤陸次樹 選手
    Q:得点場面について。ゴールにねじ込む気持ちを感じたが?

    「後半から入って、勝利に導くゴールが欲しくてガムシャラにやっていたのですが、自分のミスから失点し、より自分のゴールで勝たせたい思いが強くなりました。空回った部分もあったのですが、何とかゴールを決められたのは、気持ちで押し込めたと思います」

    Q:この展開での勝点1の受け止めは?

    「勝っていた状況で引き分けに終わったので、終わった後、チームとしても悔しさが残る雰囲気でした。でも、それをマイナスに捉えている選手はいなかった。監督も話していましたが、まだまだ、ここからシーズンは続くので、プラスに捉えて。次の試合が大事なので、次の試合に向けて全員で準備していきたいです」

    Q:ここ数試合、途中出場も含めて出る選手、出る選手が結果を残しているが、総力戦で戦えている?

    「けが人もいて連戦で疲れもある中で、監督も、日々の練習から総力戦だと話しています。全員が同じテンションでやれていますし、出た選手が結果を残せているのは、日々の練習が全て出ていると思います」

    Q:次節の横浜FM戦に向けて

    「勝つために準備するだけです。相手は今日も勝って、調子はいいと思いますが、こっちも負けなしで来ているので、それはプラスに捉えて、いい雰囲気を作って試合に臨みたいです」

    ■ジェアン パトリッキ 選手
    Q:2試合連続でのゴールになったが?

    「連続で得点できたことは嬉しいですが、最後に勝点2を失ってしまったので、悔しいです。ただ、最後まで戦えたことは次の試合にもつながると思うので、次の横浜FM戦に向けて準備していきたいです」

    Q:背後に抜け出す形から得点したことについて

    「僕の特長として、裏に走る動きは得意なので、それが点に結びついたことは、自信になるゴールでした。これを続けて、さらに点を取っていきたいです」

    Q:今節は、サポーターの声援を受けての試合となったが?

    「僕だけではなく、選手全員、力になりました。サポーターの応援は僕らに力を与えてくれます。またこういう機会があれば、自分たちを助けてくれると思いますし、これが通常になれば嬉しく思います」

    ■上門知樹 選手
    Q:リーグ戦では久々の出場となったが、どういうことを考えながらピッチに入った?

    「どこかで必ずチャンスは来ると思っていたので、アップの時から、準備していました。いい入りをすることを考えていました。久々の試合だったので、試合勘はまだまだな部分もありましたが、ゴールに関わる形を作れたことは良かったです。ただ、自分もシュートを打つチャンスはあったので、あそこで決めていれば、もっとチームは楽になったと思う。細かいところにこだわれば、もっと試合にも絡んでいけると思います。そういうところをやり続けていきたいです」

    Q:アシストの場面は、うまく相手の背後を取ったが?

    「シュートを打つところとパスを出すところのメリハリは付けることができたと思います。自分が決めていれば、というシーンもあったので、そこは悔いが残ります。久々の出場でゴールに絡めたのは良かったですが、競争は激しいので、何も満足せず、やり続けたいです」


    Q:出る選手、出る選手が結果を残しているチームの姿から、日々の競争が伺えます。

    「そうですね。監督も常に平等に評価してくれますし、練習でいい選手を使うので、毎日が刺激的な練習です。出られなくても、腐らず毎日やり続けないと、このチームでは生きていけません。もっともっと試合に絡めるように、満足せずやっていきたいと思います」

    ■西尾隆矢 選手
    Q:この展開で投入されたからには、勝ち切りたかった?

    「監督からの意図としては、『試合を締めろ』という言葉をかけて下さったので、勝ち切らないといけなかったです。不運と言えば不運ですが、反省もしないといけないですし、キッチリ締めて終わりたかったです。残念な気持ちもありますが、自分自身、落ち込んでいてもダメなので。ポジション争いもある中で、この環境は自分を成長させてもらっています。それはプラスに捉えて、今は踏ん張る時。自分に矢印を向けて頑張りたいです」

    Q:鹿島の3点目は、相手のシュートが凄かった。仕方ない面も?

    「まさか入るとは、という思いもありましたが、シュートを打たれた時、少し嫌な予感もしました。あそこまでボールを運ばれたことも課題です。その前のプレーで修正していくことで、ああいう失点もなくなる。僕自身も改善点ですし、チーム全体で共有していきたい。不運で終わらせるのではなく、反省の材料としてみんなでやっていけば、またいい結果につながっていくと思います」

    Q:今節も途中出場の選手が得点に関わったが、チーム一丸でやれていますか?

    「ベンチから見ていても、やらないといけない気持ちになります。いい雰囲気でできていますし、ベンチメンバーも一丸となって勝つ雰囲気はあります。それは継続していきたいです」