2022明治安田生命J1リーグ
第17節第1日

2022.6.18

サンフレッチェ広島

野津田 岳人 (78')

ドウグラス ヴィエイラ (85')

2

AWAY

FULL TIME

1

0-0

2-1

セレッソ大阪

ブルーノ メンデス (54')

エディオンスタジアム広島

9,311

監督コメント

「前半は、相手の守備のやり方を分析した中で、2人、3人でのショートパスとロングパスを使い分けて、自分たちの時間帯も多かったと思います。前半の30分以降、相手の強度も高くなり、ボールを奪われて危ないシーンもあったのですが、前半はしのいで後半勝負に持ち込めました。先制点までは、いい狙いでゲームプラン通りに進みました。得点を決めた後、相手の強い矢印、重心が前にかかってきたところで、10分、15分、厳しい時間が続きました。その中で、相手の立ち位置と我々の守備がハマらず、幅を使われて、再三、クロスを入れられるシーンがあったので、思い切ってシステムを変えました。そこで少し落ち着いたように見えたのですが、素晴らしいミドルシュートで追い付かれてからは、少しゲームの流れが相手に傾いたと思います。残念な結果でしたが、選手たちは最後まで、ゲームプラン通りに戦ってくれました。この敗戦を私自身もしっかり反省して、チームとしても強くなっていけるように取り組んでいきたいと思います」

Q:左サイドバックに西尾隆矢選手を起用した理由は?

「西尾に関しては、守備での対人能力、予測力、守備の能力が高い選手であり、ビルドアップでの技術、判断も高い選手です。昨年も数回、あのポジションでやっており、練習でも高いパフォーマンスでした。舩木という素晴らしいサイドバックもいるのですが、広島のストロングポイントを分析した中で、彼を選びました。慣れないポジションでしたが、よくやってくれたと思います。ケガ明けでコンディションも万全ではない中、90分、チームのために戦ってくれたと思います」

Q:終盤の3バック変更について、振り返って思うことはありますか?

「クロスの対応では、進藤を入れて、高さ対策やマークの役割はハッキリしたのですが、後ろに人数がかかった分、少し中盤でのプレスが弱くなり、野津田選手に素晴らしいミドルシュートを決められてしまいました。私がチョイスした3バックで、選手たちの重心を下げてしまったと思います」

選手コメント

■為田大貴 選手
Q:拮抗した展開の中、為田選手のクロスからの先制点だったが?

「チームの狙いの中で、僕と(西尾)隆矢が右足で持った時のクロスは練習していました。約束事というか、あの形は練習通りでした」

Q:西尾選手との縦関係では、相手の長所を消しながらうまく対応できていたのでは?

「そうですね。隆矢は守備的な選手ですし、うまく声をかけてもらいながらプレーできたので、僕も凄く助かりました。またいい関係でプレーできればと思います」

Q:逆転負けという結果になりました。勝点1は欲しかったのでは?

「少し自分たちで崩れた感じもありましたが、自分たちがこれからまたやらないといけないことも見つかりましたし、この学びを次につなげていけるのがリーグ戦です。逆に次の天皇杯は、失敗が許されないトーナメントなので、そこへ向けて、今日の負けを生かしていきたいです」

■奥埜博亮 選手
「難しいゲームにはなると思っていましたが、自分たちも焦れずに戦うことができて、先制点が取れました。そこからの戦い方で、誰がボールに出るか、少し曖昧になり、その隙を突かれてしまったのかなと思います」

Q:終盤、システムを変えてマークをハッキリさせる狙いはあったと思うが、少し重心が下がってしまったと。ただ、あのミドルシュートは相手を褒めるべき部分もある。両方あると思うが?

「シュートは素晴らしかったです。野津田選手があのようなシュートを持っていることは分かっていたので、もう少し僕のところで寄せることができれば良かったと思います。ゴール前に人はいたのですが、なかなか前に出ていくことができない中で、あのミドルを決められてしまったので、そこは今後の課題にして、また成長していければと思います」

Q:連勝は止まってしまったが、中3日での天皇杯、リーグ戦の次節へ向けて

「いずれ負けるときは来るので、負けた後が大事。まずは天皇杯に向けてチーム全員でいい準備をして、勝利を掴めるようにやっていきたいと思います」