2022明治安田生命J1リーグ
第13節第2日

2022.5.14

名古屋グランパス

仙頭 啓矢 (06')

1

AWAY

FULL TIME

0

1-0

0-0

セレッソ大阪

豊田スタジアム

17,129

監督コメント

「今日のゲームは、攻守に私たちがいかにゲームコントロールできるかだと思っていました。その中で、早い時間帯に失点してしまった。FKの後、我々のスローインを少しクイックでやってしまい、バランスが悪い中で、相手のスローインから失点してしまう、もったいない失点の仕方でした。細部ですが、もう一度、規律をチーム全員で共有しないといけないという学びもありました。その中でも、前半、ゲームは握れたのですが、スペースを共有することができなくて、後半は、人の配置、立ち位置、システム等を変えて、相手の5バックを2人、3人の関係で破っていく、危険なエリアにボールを運んでいく(ことを狙った)。そういった作業を選手たちはしっかりと全うしてくれたと思います。残念ながらゴールを割ることはできなかったのですが、今日出た課題を次のダービーに向けて、しっかりとやっていきたいと思います」

Q:今節は、特に前半は球際で競り負ける場面も多かったように思います。今季、ここまで戦えるチームだっただけに、前半の内容が気になったが?

「球際のところですね、セカンドボールのバトル、1対1のバトル、そのあたりで名古屋に主導権を握られたと思います。ここは日々のトレーニングの積み重ねでしか改善していくことはできない。今、強度を上げながら、強化していますので、そこはしっかりと、選手たちとともにトレーニングで取り組んでいくしかないと思っています」

Q:原川力選手が不在でしたが、話せる範囲で、理由をお願いします

「前節の後、少しふくらはぎに違和感があると。練習はしていたのですが、『しっくりこない』という本人の話もありまして。大切な選手ですし、大けがにつながらないよう、今節は休ませることにしました」

Q:復帰戦となった北野颯太選手について

「颯太も少しケガで離脱していたのですが、今できるプレーを発揮してくれました。ここからさらにコンディションを上げて、彼の良さをグラウンドで発揮できるように取り組んでいきたいと思います」

選手コメント

■西尾隆矢 選手
「立ち上がり、失点するまでは悪くなかったのですが、失点の場面は僕も含めて全員が止まってしまって、相手にスペースを与えてしまった。そんなにピンチがあったわけではなく、ボールも保持してチャンスもあったので、決め切らないといけない。早い時間帯に失点してしまったことも反省しないといけない。全体的にもったいない、という言葉にしてしまうと言い訳になってしまうのですが、もったいない試合でした」

Q:後半は、攻撃的な布陣で前に人数をかける中、後ろは数的同数でも粘り強く守っていたが?

「負けている状態だったので、前に人数をかけながら、後ろは僕とヨニッチ選手で、同数でも何とか守っていこうと、2人で話していました。何度もチャンスを作り、アタッキングサードまでは運べていたので、そこからの崩し。ブロックを引いてきた相手をどう崩すかは、チームでもっと突き詰めていきたいです」

Q:自身としては、U-21日本代表の活動から戻ってすぐのリーグ戦でしたが、しっかりと準備できた?

「そうですね。代表に行っていたから、という言い訳は通用しないし、行ったからこそ、学んだこともたくさんあった。それをこういう試合で出していかないといけないと改めて感じました。代表は代表、チームはチーム。メリハリを持って臨んでいます。また代表も続くと思うので、選ばれ続けたいですし、チームとしても失点を減らしたい。今季はリーグ戦で連勝がないので、そこは意識したい。リーグ戦は、次は大阪ダービー。アカデミー出身選手としても、何としても勝点3を取りたい」

■奥埜博亮 選手
「立ち上がりは良かったのですが、少し縦に速く行き過ぎた気もします。焦らず、もう少し自分たちで相手を動かしながら押し込んでいけば、カウンターのリスクも減ったと思う。もう少しコンパクトにできれば良かったなとは思います」

Q:後半は何度も相手ゴール前までは迫ったが、相手も中を固めていた?

「そうですね。後半も立ち上がりはいい形を作れましたが、相手も途中からは中を締めてきた。それでも、僕らは無理に縦に付けてしまった場面もあったので、もう少し横に広げて、そこから縦パスを狙うなど、工夫も必要だったなと思います」

■キム ジンヒョン 選手
Q:出場は当日の判断ということだったと思うが、無事、プレーできたことについて

「今節に向けて、脳震盪からの復帰プログラムはクリアできて、特に(症状は)何もなかった。試合に出ることができたことは良かったです」

Q:試合を終えて、肩の痛みは大丈夫でしたか?

「このくらいの痛みなら、付き合いながらやっている選手も多いと思います。自分も今までケガと付き合いながら、ここまでやってきた。気持ちでカバーできるところもありますし、そこは大丈夫です」

■アダム タガート 選手
Q:後半、どういう意識でピッチに入りましたか?

「前半、失点はしましたが、後半からポジティブな気持ちで入りました。得点を取るチャンスもあったので、決め切れなかったところだけが残念でした」

Q:前でポイントを作ってサイドに展開したり、背後を狙ったり、相手にとって危険な存在になっていたと思うが?

「プレーの内容としては、今日は良かった部分もあると思います。試合を重ねるごとに良くなっている感じもあるので、ゴールも近いかな、という気もしていました。友人のランゲラックに触れられて点が入らなかったシーンもあったので、残念でしたが、試合を重ねるたびにプレーは良くなっていると思うので、そこはポジティブに考えたいです」