2022明治安田生命J1リーグ
第12節第1日

2022.5.6

セレッソ大阪

毎熊 晟矢 (32')

毎熊 晟矢 (40')

2

HOME

FULL TIME

1

2-0

0-1

ジュビロ磐田

ファビアン ゴンザレス (79')

ヨドコウ桜スタジアム

13,479

明治安田生命サポーティングマッチ

監督コメント

■小菊昭雄監督
「今日は大きな成果が2つあります。1つは、退場者が出るまで、非常に内容が良く試合を進められたこと。2得点というスコアもそうですが、非常に内容が良かった。2つめは、ジンヒョンのケガも含めて困難な時間も続いたのですが、そこをチーム全員で一体感を持って、強い絆で勝利を勝ち取れたこと。非常に大きな勝利だと思っています」

Q:過密日程や相手との兼ね合いなど、色々な要素があったと思うが、攻撃の今日の布陣の狙いについて

「全体でしっかりとパスをつなぎながら、いい距離感を保ちながら前進していくこと。それにより、攻守の切り替えでカウンタープレスもハマる。いい攻撃からいい守備にもつながっていく。そうした狙いの中で、清武をトップ下に入れて、ブルーノ(メンデス)を相手の最終ラインと駆け引きさせて、両サイドには推進力のある選手を置きました。奥埜にも、今日は攻撃側のタスクを多く与えました。そうしたバランスにトライした結果、今日の内容につながったと思います」

Q:その中で、毎熊選手が2得点と得点力を発揮しました。2列目での起用は、やはり得点力に期待していた部分もありますか?

「そうですね。攻守にクオリティーの高い選手で、かなり強度の高い選手です。元々、彼はFWの選手でもありました。得点を取る感覚も高いモノがあります。右サイドで攻撃、守備、様々なタスクの中で、100%の役割を全うしてくれたと思います」

Q:毎熊選手は、加入時は右サイドバックとして考えていたと思うが、今後も2列目での起用は継続していきたい?

「そうですね。テクニックもありますし、スピード、体の強さもあります。尚且つ、高さや自己犠牲心もあります。全ての面で、高い能力を持った選手です。松田陸がケガなどで試合に出られないことも考えられますので、右サイドバックも含め、両方で、彼の良さを引き出せるようにしていきたいと思います」

Q:2列目の推進力という意味では、ジェアン パトリッキ選手もJ1初先発となったが、彼のプレーについて

「期待していた通りの推進力を発揮してくれて、ジュビロはイヤだったと思います。攻撃だけではなく、サイドに誘導した後の守備でも貢献してくれました」

Q:リーグ戦のホームでは、6試合目で初勝利だが、感想は?

「なかなか勝てなかったのですが、困難な時でも天候が悪い時でも常に温かく、力強く、セレッソファミリーの皆様は熱い声援を送って下さっていました。改めて今日、皆様の笑顔を見て、私も嬉しかったです。この日のために、選手は日々のトレーニングを100%でやっています。今日の勝利を噛みしめたいですし、幸せに思っています」

Q:今節は喪章をつけてプレーしていました。宮本卓也さんは、コーチとしても指導されていたが、今日は特別な思いもありましたか?

「その一報を聞いた時は、胸が締め付けられる思いでした。彼が練習生の時から、努力して勝ち取って、キャリアを歩む過程を見てきましたので、本当に残念に思います。今日、勝利できたこと、天国で喜んでくれていると思います」

選手コメント

■毎熊晟矢選手
Q:2得点を振り返ると?

「1点目は、ボールが(西尾)隆矢にファーサイドに行ったときに、絶対、折り返してくれると思っていた。ボールが良かったです。2点目も、キヨくん(清武弘嗣)が、最初は打つかな、とも思ったのですが、キヨくんなら、絶対に自分のところを見てくれていると思ったので、入っていきました。いいボールが来たので、2人に感謝したいです」

Q:元FWだけあって、やはり得点感覚がありますね。

「FWをやっていたのは大学時代までなので、そのへんは何とも言えないですが(笑)サイドハーフは長崎時代にも何度かやっていたので、思い出しながらやれています」

Q:セレッソで2列目をやるようになったのは、いつ頃から?

「最近です。ケガ人も出て、練習で徐々に2列目をやる時間が増えていきました」

Q:前節の試合後、「2列目で出るからには得点に絡みたい」と話していました。早速、結果を残した意味では、今後にもつながる2得点だったのでは?」

「そうですね。監督にも、信頼していただいて、2試合連続スタメンで出してもらったので、期待に応えられたのは嬉しいです」

Q:2列目として、守備でのプレスバックも光っていたが?

「前節、スタメンで出た時、攻守にハードワークして、チームに勢いをもたらしたいと思っていたのですが、前節は守備で余計な走力を使ってしまった課題もあったので、今日は陸くんにアドバイスももらいながら、攻撃の力を溜めながらできたと思います」

Q:リーグ戦では今季ホーム初勝利となったが、自身の2得点で勝てたことについて

「チームとして、ホームで勝ちたい気持ちは本当に強かった。たくさんの方が毎試合、応援に来て下さっている中で勝てなくて、申し訳ない気持ちがありました。今までは、ホームで勝つ、と意気込んでやっていたのですが、今日は監督からも、『まずは自分たちで楽しもう』という話も出て。それをみんなができたから勝利につながったと思います。それが自分のゴールでできたことも嬉しいです」

■清武弘嗣選手
Q:2点目のアシストについて

「角度もなく、打っても可能性は低かったので。マイク(毎熊晟矢)も見えたので、速いボールを入れました」

Q:攻撃の布陣が前節とは変わった中で、いい攻撃が何度も見られたが?

「ジェアン(パトリッキ)のスピードと、ブルーノ(メンデス)の強さと、マイク(毎熊)の機動力と。そういうのを生かすために、オク(奥埜博亮)とリキ(原川力)と近い関係を保ちながらやれたのが良かったと思います。基本的にボールは支配していたので、いいゲームができたと思います」

Q:清武選手がボールに関わる回数も多く、楽しそうプレーしているように見えました

「楽しかったですね。この内容がベースになれば素晴らしいですが、相手によって変える部分もありますし、今日の形も一つのオプションとしてやれたらいいかなと思います。[4-4-2]もありますし、[4-3-3]というオプションもあるので、相手に対して、今日はこの形がうまくハマったと思います」

Q:リーグ戦ではホーム初勝利になったが?

「長かったですが、今日、勝てたことは良かったです。チーム全体として最後まで戦えたことを誇りに思います。でも、まだ1勝しただけなので、また切り替えて頑張りたいと思います」

■ジェアン パトリッキ選手
「ホームで勝てていなかったので、こうして勝利ができたことは嬉しいです。サポーターのために、勝点3を取れたことは良かったです。大事な勝利でした」

Q:今日の布陣でスタートからは初めてだったが、よく機能していたのでは?

「監督も色々なオプションを持っています。色んな選手もいる中で、今回は今日のメンバーとシステムを選んでくれたと思います。それが今日はハマって、いい形で攻撃も守備もできました」

Q:2点目は、ブルーノ メンデス選手のパスをうまくスルーする形になった?

「あの場面では、少し中に入り過ぎました。練習でも、あのような形なら、絶対に後ろに誰かがいます。キヨがいることは把握していませんでしたが、後ろに誰かいると思い、触らない選択をしました」

■清水圭介選手
Q:アクシデントにより、急遽、出番が来る形となったが?

「準備はしていました。最後はシュートを打たれたけど、対応できたと思います。毎回、5人の交代枠を使った後も、今日のような脳震とうの可能性もあるので何があるか分からない、という気持ちは常に持っています。最後は1点差で入ったので緊張はしましたが(笑)勝てて良かったです」