2021JリーグYBCルヴァンカップ
決勝

2021.10.30

名古屋グランパス

前田 直輝 (47')

稲垣 祥 (79')

2

AWAY

FULL TIME

0

0-0

2-0

セレッソ大阪

埼玉スタジアム2002

17,933

監督コメント

■小菊昭雄監督
「残念な結果に終わりましたが、選手たちは最後まで、この2ヶ月間、私が大切にしてきた攻守の規律を守って、終了の笛が鳴るまでファイトしてくれました。勝たせてあげられなかった私の力の無さに、選手たちには申し訳なく思っています。前半から、私たちも自分たちでボールを保持しながら前進していく、そして、守備のところも規律を守って前半を終了したのですが、後半の早々にリスタートで、CKから失点したことが重く圧し掛かったゲームでした。今日の決勝戦で、セレッソファミリーの皆さんと優勝を分かち合いたかったのですが、必ずこの敗戦を胸に刻んで、また来年、そして、天皇杯も準決勝まで残っていますので、必ずタイトルの感動を、喜びを、分かち合えるように、シーズンのラストスパートをかけていきたいと思います」

Q:今後、リーグ戦、天皇杯とありますが、この敗戦を受けて、改善していきたい部分について

「名古屋の、引き込んでカウンター、リトリートしてのカウンターというサッカーが徹底していた中で、スペース、時間が私たちのアタッキングサードにはなかったのですが、そこを打ち破っていく個の力、コンビネーション、チームとしてのデザイン、そういったところのクオリティーを上げていく必要があると感じました」

Q:決勝戦での敗戦は辛いが、決勝に至るまで、素晴らしいチームの成長も見られました。決勝戦に向けても最高の準備ができたと思います。今日は敗戦という結果に終わりましたが、この準優勝がクラブにもたらす意義、今後につながる部分をどう感じていますか?

「今日のファイナルまで、リーグ戦、天皇杯と連戦が続きましたが、日々のトレーニングも含めて、全員で素晴らしい準備をして日々を過ごしてきました。水曜日の天皇杯準々決勝では、普段、なかなか試合に出られない選手たちがしっかりとバトンを今日のメンバーにつなげてくれて、最高の準備ができたと思っています。ただ、今日のようなファイナルで勝ち切ることは本当に困難なことだと改めて感じました。選手たちは、本当に精一杯、やってきたサッカーを貫いて、戦ってくれました。あとは私の監督としての力を上げていくこと、そういったところを私自身も痛感しました。まだリーグ戦、天皇杯の準決勝と続きますので、必ずシーズンの最後、いい終わり方ができるように、また全員で明日からやっていきたいと思います」

Q:後半開始から清武選手を投入された意図について

「想像以上に名古屋が自陣に引き込んで、リトリート、カウンターという戦術を徹底してきました。加藤、山田の2トップは、なかなかスペースがない状況で、ボールを引き出せない状態が続いていました。そんな状況の中で、キヨは、時間、スペースがない中でも、間、間でボールを受けて、ボールを引き出せる長所がありますので、キヨを投入することによって、スペースや時間がない中でもゴールに迫っていく選択をしました」

Q:そういった意味では、後半早々のタイミングでの失点が、プランを遂行する上で難しくなった?

「そうですね。あの失点で、少し攻守のバランスが崩れてしまいました。相手もより一層、リトリートして、強固に自陣を埋めてきました。その中で、スペースを自分たちで作って、ゴールに迫るシーンの回数が少なくなっていったという流れだと思います」

Q:前半、ボールを持って押し込む時間帯もあったが、前半の進み方はどう見ていた?

「前半、立ち上がりは相手の圧力に押されたのですが、時間の経過とともに、今まで積み上げてきた、自分たちでボールを保持しながら前進する、ゴールに向かうサッカーができていました。前半の流れも決して悪かったわけではないですし、私たちのボール保持の時間もある中で、立ち位置(の改善)であったり、もう少し、背後のスペースを突いていこうという中でハーフタイムを迎えました。その中での、後半早々のリスタートからの失点で、プランが崩れてしまったところはありました」

Q:名古屋がカップを掲げている瞬間、じっと見ていた姿が印象的でした。「自身の力を上げていきたい」というお話もありましたが、今後、何を伸ばし、どういうことに取り組んでいきたいですか?

「あの光景を、自分自身も胸に刻んで、焼き付けることによって、『またあの舞台に立つんだ』という思いで、あの光景を見ていました。チームとしての積み上げのところは、この2ヶ月、選手とともに、攻守に一つひとつ積み上げていけている実感はありますので、それはブレずに、日々のトレーニングを大事にしながら、より攻守のチームのデザインを強固にしていく、クオリティーを上げていく、そこは継続してやっていきたいと思います」

Q:試合が終わった後、選手には、どのような声をかけられましたか?

「選手には、『最後まで魂を見せてくれてありがとう』という話をしました。もちろん、敗戦は残念ですが、先ほども申し上げた通り、私たちには大切なリーグ戦、天皇杯のセミファイナルが残っていますので、もう一回、気持ちを切り替えて、またすぐ、水曜日にリーグ戦もありますし、『天皇杯を獲りにいくぞ』という話をしました」

選手コメント

■清武弘嗣
Q:今回の決勝へ懸ける思いも強かったと思うが、17年に獲れて、今回、獲れなかった要因をどう考えますか?

「僕たちも気持ちは入っていたと思いますが、名古屋の方が、気持ちがもっと強かったのかなと思いますし、両チーム、先制点が大事になると思っていたので、後半の立ち上がりに取られたのはもったいなかったと思います」

Q:その後半の立ち上がりについて

「前半を見ていて、セットプレーがカギになると思っていました。お互い、前半はすごく堅い試合だったので、そこがキーになると思っていた中で、後半から入って、最初にすぐ失点してしまったので、残念でした」

Q:後半にようにブロックを作られた中で、どう攻略していくことが必要になる?

「一人ひとりがいいポジションを取ながら、幅と深みをうまく出していかないといけないと思います。そういった立ち位置は、チームとしてもっともっと共有していかないといけないと思います」

Q:今回の準優勝という結果は、クラブにとってどのような意味を持つと考えていますか?

「準優勝というのは味わいたくないモノですし、決勝まで来て、こういう結果になるのは、サッカー人生でも、一番、悔しいことだと思うので。クラブとしては、この経験を二度としないために学ばないといけないですし、選手も、この悔しい思いを糧にして、成長していきたいと思います。僕自身もそうですし、若い選手たちもそうですし、今日、感じた、見た光景を忘れずに成長していけたらいいなと思います」

■乾貴士
Q:敗戦直後ということで、なかなか受け止めることも難しいと思うが、試合後の思いは?

「悔しいのと、出られなかった選手、応援して下さったサポーターの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

Q:決勝戦のピッチに立った感触について

「雰囲気はすごく良かったですし、気持ちの面では、いい感じで試合に入れていました。ただ、結果が全てなので、勝ち切れなかったことは自分たちの弱さだと思いますし、自分自身の弱さだと思います」

Q:前半の立ち上がりこそ押し込まれたが、そこからはボールを握りながら試合をコントロールできていたようにも見えたが、崩し切るには至らなかった?

「名古屋は守備を重視した戦い方をやってきて、あとはカウンター狙いと。前半が終わった時点で、名古屋としては狙い通り、プラン通りだったのではないかと思います。逆に自分たちは、早い時間帯で点を取らないと、あのような戦い方になってしまう。前半、1点を取るくらいの勢いを持って、試合に入るべきだったかなと思います」

Q:このあと、リーグ戦と天皇杯のタイトルもあるが、チームとして、個人として高めていきたいところは?

「特に後半、相手が中を固めているところで、中へ、中へ、行き過ぎた部分もあるので、チームとして、もう少し外を使ったり、臨機応変にやっていくことを考えていかないといけないかなと。僕はリーグ戦しか出られないので、まずはリーグ戦で、みんなで合わせていきたいです。天皇杯については、みんながやってくれると思うので、僕はサポート役に回りたいと思います」

■坂元達裕
Q:プロに入って初の決勝戦。終えてみての率直な思いは?

「とにかく優勝したい思いで試合に臨んだので、悔しいです」

Q:名古屋がかなり守備を固めてきたが、なかなか打開するスペースがなかった?

「前半は、固められている中でも、何とか攻撃の形を作ろうとしていたのですが、後半の早い時間帯で失点してしまったことが、一番、痛かったです。そこから完全にブロックを作られて、そこをどう崩すか、プレーしながら、話しながらやっていましたが、それがゴールにつながらなかったので、悔しいです」

Q:前半の終盤はこじ開けられそうな手応えもありながら、ハーフタイムを迎えた感じでしょうか?

「そうですね。裏へ抜け出したり、ゴール前でプレーできる時間帯も少しずつ増えてきた中で前半が終わったので、後半の立ち上がりに失点してしまったことが、もったいなかったです」

Q:新体制で約2ヶ月間、いい守備からリズムを作っていく戦い方はできてきたと思うが、そこからもう一段階、上にいくためにチームとして必要なことは?

「守備のところはチーム全員で守れている自信はありますし、しっかりと守備ができているからこそ、ここまで来られたと思います。そこは継続していかないといけない部分です。あとは、そこからどう攻撃につなげていくか。そこは課題ですし、ボールを持ってもシュートまで行けないと意味はないので。今日みたいに完全にブロックを引かれたサッカーの中で、どうシュートまでプレーするか。まだ天皇杯もあり、練習するチャンスはあるので、そこへ向けてやっていきたいです」

Q:坂元選手個人としては、これから天皇杯までに意識して高めていきたいところは?

「個人も同じで、攻撃が停滞した中で、どう自分が崩してプレーできるかが大事。シンプルにクロスを上げるにしても、中にドリブルで入っていくにしても、シュートまでつなげることができなければ意味がないので。もっともっと、自分の攻撃の形、チームとしての形を作っていきたいと思っています」