2021JリーグYBCルヴァンカップ
準決勝 第1戦

2021.10.6

浦和レッズ

キャスパー ユンカー (12')

1

AWAY

FULL TIME

1

1-0

0-1

セレッソ大阪

山田 寛人 (66')

埼玉スタジアム2002

8,734

監督コメント

「今日(の目的)は、アウェイゴールを奪って勝点を大阪に持ち帰るという中で、結果的には、アウェイゴールを奪っての勝点1は、勝てなくて残念ではありますが、ポジティブに捉えています。試合内容も、約3週間前にリーグ戦で完敗した相手に対し、選手たちは前半よく耐えて、後半のパフォーマンスは圧巻だったと思います。選手たちの強い気持ち、勝ちたい気持ちが一つひとつのプレーに出ていたと思います。次はホームでできますので、必ず勝ってファイナルに進みたいと思います」

Q:スコア、内容ともに、リーグ戦での対戦時から改善できた部分もあったと思うが、今日感じた手応えと、なお課題として残った部分は?

「手応えのところは、私たちはチームとしても個人としても、成長することを大事にしています。その両方で成長が見られたことを嬉しく思います。相手の素晴らしい立ち位置からのボールポゼッションに対し、一人ひとりが粘り強くチャレンジ&カバーを繰り返し、時間の経過とともに守備でも対応できました。攻撃のところも、相手の強度の高いプレスに対し、しっかりと準備してきたことができた時間も増えたので、次はホームでよりクオリティーを上げてできるように準備したいと思います」

Q:前半はやや消極的に見えたが、後半は積極的な守備が目立った。ある程度、プラン通りでしたか?

「リーグ戦ではかなりボールを握られたので、私自身、前半はゾーンのところを意識した守備を要求しました。ただ、そこを意識するあまり、人に、ボールに行けなかったところがあったので、前半の内容を踏まえて、もう少し思い切って、『ゾーンを捨てて人に行くところを増やしていこう、プレッシャーをかけていこう』とハーフタイムで共有しました」

Q:同点ゴールを決めた山田寛人選手への評価は?

「山田も加藤(陸次樹)も若くて経験が浅い選手ですが、その中でも成長している選手たちです。今日の試合でも、ゴールを決めたところ、チャンスを逃してしまったところ、1試合1試合、全てが彼らの成長に必要な局面だと思います。練習からしっかり取り組んでいくこと、継続していくことが大事です。彼らは将来のセレッソを担っていかないといけない選手たちだと思っていますので、さらなる成長に力を注いでいきたいと思います」

選手コメント

■山田寛人
Q:試合全体を振り返ると?
「失点のところがもったいなかったと思います。前のリーグでの対戦で最初に決められて、入りは気にしていたので…。立ち上がりは悪かったですが、後半に入って守備のやり方も少し変えて、うまくハメることができました。チャンスを全部決めていれば、楽な試合にすることができましたが、引き分けで2戦目を迎えることができたので良かったです」

Q:ある程度、ボールを持たれることも想定しながら、いい守備からいい攻撃に移っていくプランもあったと思うが、守備でうまくいった部分と、まだ足りなかった部分は?

「そうですね。持たれることは想定しながら、『守備からいい雰囲気を作って、攻撃に移っていこう』という話はしていました。前半の途中からうまくいきました。最初からできれば、次の試合はもっといい形で進めることができると思います」

Q:2トップの関係性も良く、後半は再三チャンスを作りました。同点ゴールの価値と、もう1本決めたかった思いもあるのでは?

「やっぱり、もう1本決めたかったですね。2人でバーに当てまくったので…(苦笑)ムツキ(加藤陸次樹)との関係性はいいですね。今日、久しぶりに(2トップを)組んだのですが、改めて感じられたので、次の試合はもっといい形でゴールに結びつけられると思います」

Q:得点の前にクロスバーに阻まれたシーンなどもあったが、どうメンタルをコントロールしながらプレーしていた?

「前回の浦和戦では、自分が不甲斐ないプレーで落ち込みました。そこから少し考え込んでしまい、プレーもうまくいかなかった。ただ、今日に関しては、どうしても自分が決めて勝ちたい思いが強かった。メンタルのリフレッシュはできて臨めた。外してしまったけど、またチャンスがあると思ってプレーしていたので、1本、決めることができて良かった」

■坂元達裕
Q:試合全体を振り返ると?

「全体的に、特に前半の最初や終盤は、なかなかボールを握れず、相手の時間が長かったので、そこは改善していかないといけません。最近は入りが悪い試合も多いので、どう変えていくか。そこは足りない部分だと思います。その中でも、前回の浦和戦に比べると、自分たちがボールを握って攻撃する回数はたくさん作れたので、そこはプラス材料です。攻撃の時間をもっと増やして、1試合を通してボールを支配できる時間を増やしていければいいと思います」

Q:坂元選手のアシストから生まれた同点ゴールは、押し込んでいた時間帯に生まれたが、同点ゴールを振り返ると?

「あのシーンは、相手は完全に自分の左足を切っていたので、シンプルに右足で上げた結果がゴールにつながったので、良かったと思います」

Q:今日の手応え、課題も踏まえて、2戦目への意気込みは?

「先制されて追い付けたことは、チームとして大きなことでした。もう1点、決めるチャンスもたくさんあった中で、それができなかったことも、今の自分たちの実力でもあると思うので。次はホームで勝つことだけを意識して、チーム全員で戦っていきたいと思います」

Q:前半から後半にかけて、守備での圧力のかけ方が良くなったが?

「前半の半分ぐらいまでは、なかなかハマらなかったので、チーム全員で話して、前半の途中から、相手のサイドの攻撃に対するやり方を変えました。前半の飲水タイムあたりからは、うまくハマるシーンも増えたと思います」

Q:今日の守備は、2戦目に向けても、いい材料になりましたか?

「途中でうまく改善できた部分もありますが、途中でサイドバックの選手が変わって、違うプレースタイルになって、また後半の最後の方はやられそうなシーンも増えたので、相手によって守備の形をうまく対応できるようにやれたらいいと思います」