2021明治安田生命J1リーグ
第5節第1日

2021.3.17

セレッソ大阪

坂元 達裕 (87')

1

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FULL TIME

0

0-0

1-0

大分トリニータ

ヤンマースタジアム長居

5,230

レポート

監督コメント

■レヴィー クルピ監督
「互角の拮抗した試合だったと思います。両チームとも、まずまずの内容だったと思いますが、逆に両チームとも、まだまだシーズンを通して成長していけるんじゃないかと思いました。その中で、決定的なシーンが二つあったのですが、一つは大分さんのシュートがポストに当たって入らなかった。もう一つのシーンでは、我々のスーパーゴールが決勝点になった。ここが違いだったということになると思います。こういう厳しい試合で勝利を勝ち取った選手たちは本当によくやってくれたと思いますし、サポーターの皆さんのためにも、よい勝利になったと思います」

Q:開幕から起用し続けているが、決勝点を決めた坂元達裕選手のポテンシャルをどう評価していますか?

「これから先、彼の将来がどうなるか断言はできませんが、技術的には本当に非凡なモノを持っていると思います。今日のようにアグレッシブな姿勢を見せ続けて、ゴール、あるいはドリブルで彼の迫力を見せ続けていくことができれば、日本を代表するアタッカーになるんじゃないかと思います

Q:我慢比べのような展開の中、選手交代は難しい試合だったと思うが、結果的に、最後まで残していた清武弘嗣選手と坂元選手からゴールが生まれました。今日の采配の意図については?

「選手交代に関しては、特に後半、ベンチにいるスタッフともかなり話をしながら、考えていました。今日の試合の流れとして、拮抗した試合で、パフォーマンスが際立っていい選手もいなければ、悪い選手もいない。その中で交代を決断していくのは難しい部分もありました。その中で、フィジカル的な要素で、彼ら二人は最後まで行けるだろうと。誰をどのタイミングで入れるのか、ベンチでスタッフともかなり話をしました。勝ったので交代が良かった、ということにはならないと思うので、交代の意図も含めて、具体的な話は控えたいと思います。ただし、交代に関しては、かなり悩んだ試合でした」

選手コメント

■坂元達裕
Q:ギリギリの時間帯で決まった自身のゴールを振り返ると?

「ボールが高くこぼれてきて、前節は同じような場面で上にふかしたシーンがあったので、とにかく抑えて、ふかさないよう蹴ろうと思って打ちました。うまくゴールに行ってくれたので、良かったです」

Q:試合を決定付けるゴールになったが、そういった勝負強さについては?

「相手にブロックを作られて、うまく崩せない時間が続き、このままいけば引き分けの可能性が高くなる中でも、ワンチャンスは絶対に来るだろうなと思っていました。それを決め切ることができたので、良かったと思います」

Q:試合全体については、相手も守備を意識してきて、チャンス自体は多くはなかったと思うが、どう打開していこうと試みていた?

「高い位置でボールを持つことはできていたので、(松田)陸くんが裏に回ってくれたり、インナーラップで走ってくれたりしたときに、自分が中に切れ込んでクロスを上げたり、シュートも狙えると思っていたので、そこは常に狙っていました」

Q:試合を決める大きなゴールになったが、ホッとした部分が大きいか、まだまだ、という気持ちか?

「自分はもっともっと結果を残していきたいですし、毎試合、今日のような絶対的なプレー、試合を決める活躍をすることが目標なので、もっともっとこういうプレーを増やしていきたいと思います」

■奥埜博亮
Q:守備を固められて崩すのが難しい試合になったと思うが、率直な感想は?

「なかなか難しい試合でした。縦パスを入れるタイミングで相手も中を締めて守備をしてきたので、自分たちでも、どう攻めようか探りながら試合をしていた感じはあります」

Q:これまでだと、サイドに展開して早めのクロスなど、手数をかけない攻撃があった中で、今日のように持たされたときにどう崩すか、ピッチの中で工夫していた感じでしょうか?

「そうですね。焦れずにやろうと。自分たちから突っ込んでミスをするのではなく、相手を動かして、隙ができたときに縦パスを入れたりしていこうという話はしていました」

Q:奥埜選手はレヴィー クルピ監督の下でプレーするのは今季からだと思うが、手応えや魅力をどう感じながらプレーしている?

「より前に前に、という矢印が強いサッカーだと思いますけど、ここ何年かセレッソがやってきた、いい守備をすることもベースに残しながらやっていこうという話はしています。昨年までやっていた選手からの発信もそうですし、チーム全員で同じ方向を向いてやっていければと思います」

Q:守備について、昨季までのやり方を知っている選手と、昨季を知らない選手と意識を合わせていくのは難しいとも思うが、現状をどう捉えていますか?

「ブロックを作ったときの守備は、昨季のベースとして、狙いを持ってやっています。新しい選手も、キャンプのときにミーティングで映像を見たりする場面もありました。あと、今年は前からしっかりボールを取りにいくこともチャレンジしているので、そこの使い分けはまだまだ良くなっていくと思います。まだまだ、チームとして同じ方向を向いて、試合の中ですり合わせていけると思います」

Q:連戦の中で、先発を固定してここまで戦い続けているが、体力面でのキツさはありませんか?

「どのチームも連戦ですし、選手一人ひとりが次の試合に向けて、いい準備はしています。出ている選手もそうですし、出られていない選手もいい準備をして、いつでもチャンスをモノにできる準備をしています。チームとして、全員がいい準備をして、その中で、出た選手がしっかりプレーできていると思います」