2021明治安田生命J1リーグ
第2節第1日

2021.3.6

FC東京

田川 亨介 (54')

レアンドロ (71')

森重 真人 (90'+3)

3

AWAY

FULL TIME

2

0-1

3-1

セレッソ大阪

大久保 嘉人 (14')

原川 力 (58')

味の素スタジアム

4,768

監督コメント

■レヴィー クルピ監督
「非常に見応えのある、ゴールを決めるという強い意志を見せた試合だったと思います。残念ながら結果は悔しい結果になってしまいましたが、両チームの攻撃的な姿勢は見応えがあったと思います」

Q:瀬古選手から進藤選手へ交代した理由と、中2日のアウェイ連戦という過密日程の中で、交代選手が3人に留まった理由は?

「瀬古選手から進藤選手への交代に関しては、まずカードをもらっていたということもありますし、進藤選手の方がヘディングの強さがあるので、セットプレーからのゴールも期待できるということで、交代を決めました。交代選手の数に関してですが、シーズンが始まったばかりで、なかなかチームがかみ合わない難しさがある中で、交代選手の数が多ければ多いほど、バランスが崩れてしまう部分もあるかと思います。もちろん、プラスもありますが、今日のゲームに関しては、バランスを崩すのではなく、プレーしていた選手たちで最後まで戦えるということで、そのような交代になりました」

Q:途中まではいい戦いをしていたと思うが、途中から急に守備が乱れたと思う。その原因をどう考える?

「おっしゃる通りで、最後は少し安定が欠けた部分があったと思います。ただ、シーズンが始まったばかりで、まだベースができていないという部分があるので、これから数試合をかけて、守備の修正点は改善していきたいと思います」

Q:まだ監督の戦術を90分やり切れない、ということでしょうか。

「試合ごとにメンバーの入れ替わりもあり、新加入選手もいるということを考えると、やはり、開幕してからの何試合かは、そういう不安定さが出てしまうのも致し方ないと思います。ただ、これから試合を重ねることで、選手たちの中でもコミュニケーションが生まれて、より安定してくると思います」

選手コメント

■大久保嘉人
Q:開幕3試合連続となった自身のゴールを振り返ると?味方との呼吸が合っていたが?

「タツ(坂元達裕)が持って中に切り返したときに、自分はファーにいたんですけど、蹴る瞬間にディフェンスの前に入って、GKの間で合わせようと思ったら、本当にいいボールが来ました。あそこでボールを頭にしっかり当てると、多分、外すという思いがあったので、どうにかしてちょっとでも触って、ゴールに吸い込まれたらいいなと思ったらその通りになったので、良かったです」

Q:開幕から3試合連続ということについては?

「今まで取ったことがないので、出来すぎかなと思いますけど、1試合1試合が勝負という気持ちで試合に入れているので、その気持ちを忘れずやっていきたいです」

Q:原川選手が決めた2点目も、自身の折り返しから清武選手のスルーを挟むいい連係でした。崩しの連係が合ってきた手応えもありますか?

「そうですね。みんなうまいですし、あの場面に関しては、自分はニアゾーンを取って、自分を使わなくてもいいし、と思いながら走っていたんですけど、そこを使ってくれて。そこでディフェンスも遅れた。キヨ(清武)だったんですけど、そのときは誰か分からなかったんですけど、白のユニフォームが見えたので、マイナスに折り返しました」

Q:結果としては、2試合連続で逆転負けという残念な結果となったが?

「チームとしてかなり痛いですが、ポジティブに捉えれば、3試合目で課題が見えたことは、まだまだ試合が多い中、早く見つかって良かったなと思う。修正しないといけないところはしっかり修正して。まだまだ試合はあるので、やっていきたいと思います」

Q:調子がいいとき、例えば、野球だと「ボールが止まって見える」という表現も使いますが、何かバロメーターみたいなものはありますか?

「ゴール前で余裕を持てているのは大きいです。あと、シュートを打てば入りそうな気がする、という感じはありますね」

Q:これだけゴールを取れば、日本代表ということも視野に入ってくるのでは?

「いや(笑)まだそこまで達していないですし、本当に、いまは1試合1試合が勝負だと思ってやっているので。チームの勝利につながるゴールやアシストをしていけば、自ずと後から付いてくると思う。そこまで考えずに、とにかくチームのためにやっています」

■原川力
Q:前半はうまく試合をコントロールしていたが、後半、相手の攻撃をモロに受ける形になってしまった。相手の交代選手の勢いもあったと思うが、前後半の違いをどう感じる?

「後半は、ちょっと間延びしてしまっていると感じました。さらに、前線に単独で突破できる選手が途中からどんどん入ってきた。そういった選手たちを生かしてしまうような間延びの仕方になってしまったと思います」

Q:途中からスペースを空けてしまった?

「ボランチから見ていた感じでは、前は行くけど、後ろ、ディフェンスは行けていない感覚があったので、そこをうまくつなげないといけなかった。同点になってからも、前から行く分、相手の外国籍選手の特長がより出てしまった。そこは、時間帯を見ながら、どう守るのかを統一しないといけない」

Q:監督は「まだ3試合目。コミュニケーションが取れてくれば」という話もされていたが、やはりコミュニケーション問題でしょうか?

「そうだと思います。各々が感じていること、各々の感覚はあるので。それを統一させて、時間帯や流れを見ながら、もっと中で意識を合わせていけたら良かったと思います」

Q:今後、周りを動かす役割も果たしていきたい?

「そうですね。ポジション的に真ん中にいるので。前と後ろをつなぐのがボランチの役目だと思う。そこは試合をやりながら、試合の雰囲気や流れを感じながら、全体で合わせていきたいです」

Q:2試合連続での逆転負けという結果はどう捉えていますか?

「もちろん痛いですけど、点を取れていることをプラスに捉えて。あとは守備のところ、今日に関しては、セットプレーから2点を取られているので、細かいところの修正をしていきたいと思います」

Q:加入後初ゴールについて。連係も含めて素晴らしいゴールでしたが、振り返ると?

「点も取れるのが僕の特長だと思いますし、早めに取れて良かったです。1点早く取ることで、気持ちに余裕が生まれたり、ゴール前でチョイスするプレーの選択も変わる。個人的には、早めに1点を取れて良かったと思います」

Q:あのようなゴールの形は、今後に向けても生かしていきたい?

「キヨくんがうまくスルーしてくれました。嘉人さんがあれだけ深い位置を取ってくれたら、マイナスが空くことはよくあること。フリーだったので、枠に入れることだけを考えて振り抜いたら、入ったという感じです。後半も、もう1本シュートを打ちましたけど、あそこでボールを触れれば、シュートも自信があります。あの位置でボールを触る回数をどう増やしていくかを考えていきたい」