2021明治安田生命J1リーグ
第1節第2日

2021.2.27

セレッソ大阪

大久保 嘉人 (42')

坂元 達裕 (85')

2

HOME

FULL TIME

0

1-0

1-0

柏レイソル

ヤンマースタジアム長居

4,481

監督コメント

■レヴィー クルピ監督
「シーズン始めの数試合というのは、思うようにいかないことはよくあることですし、さらに、ネルシーニョ監督が率いるチームを相手に勝利を挙げることは難しいこと。そういった中で、ホームでサポーターの皆さんの力も借りながら勝利できたことは大切なこと。チーム全体に自信を植え付ける勝利になったと思います。全体としては、一人多いながらも押し込まれる時間帯もありましたが、最終的に、勝利という結果は妥当なモノだったと思います」

Q:J1デビュー戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた西尾隆矢選手について。CBには進藤亮佑選手やダンクレー選手もいる状況で、今後の起用法は嬉しい悩みになるのでは?

「おっしゃる通り、J1デビュー戦であるにもかかわらず、本当に彼はいいプレーをしてくれました。また一人、そうした選手が出てきたことを嬉しく思います。そして、話にあった進藤選手、ダンクレー選手がこれから競争の中に入ってくることは、誰が出ても自信を持って送り出せるということ。監督としては、確かに嬉しい悩みになるかも知れません。いずれにしても、誰が出ても実力がある選手が揃っているということを、彼が証明してくれたと思います」

Q:大久保嘉人選手を先発で起用した理由と評価は?

「彼の経験、今の実力、そのどちらも先発にふさわしいということで、彼を先発で起用しました。彼は日本の中でもしっかりとした実力を示してきた選手であり、リスペクトされている選手です。今日の試合でも、重要な仕事をしてくれました。シーズンを通して、間違いなく重要な選手になってくると思います。ブラジルでもよく言う言い方ですが、ストライカーはゴールの匂いを嗅ぎ分ける嗅覚が何より大事。彼はまさしく、ゴールにつながる嗅覚を持った選手であり、最高のフィニッシュの精度を持った選手です」

Q:大久保選手は、キャンプで公開された練習試合では主力組に入っていませんでした。大阪に戻ってきてからのパフォーマンスが良かったことで先発起用されたのか。それとも、あくまで調整段階ということもあり、キャンプでは控え組に入っていたのか。

「キャンプの段階、帰ってきてからの段階、チームには常に競争がありました。その競争の中で、彼は実力を示していった。キャリアで残してきた数字が偶然ではないということを、しっかり示すことができたので、競争の中で今日の先発を勝ち取ったということになります」

選手コメント

■大久保嘉人
Q:15年ぶりの古巣復帰戦でゴール。まさに役者ぶりを示したが、ゴールを振り返ると?

「それまでも、いい形で抜け出したり、点が入りそうな感じはあったので。あの瞬間は、(松田)陸からいいクロスが来ました。あのボールは、陸もかなりうまい。マル(丸橋祐介)もかなりうまい。自分はディフェンスを外して狙えばいいと思っていたので、得点シーンは、それがドンぴしゃでした」

Q:常々、「いいパスがくれば点を取れる」と話していましたが、実際に今日、公式戦でプレーして、周りからパスが出てくる実感はありますか?

「ありますね。みんな、意識して見てくれますし、単純ですけど、ボールを当ててくれたり。それで自分はリズムを作っているので、それはめちゃくちゃやりやすかったです」

Q:キャンプの練習試合では一度も主力組には入っていなかったが、今日の先発はどのタイミングで伝えられたのか。聞いたときの気持ちは?

「いや、伝えられていないです。でも、3日前くらいに(紅白戦で)いきなり先発組に入って。自分でも『まさか』と驚きました。『メンバーに入れればいいな』という感じだったので、驚いたし、『ここでやらないと後がない』という気持ちで今日の試合に臨みました」

Q:J1での試合は19年以来2年ぶりでしたが、J1でプレーする手応えは?

「周りに何を言われようと、ボールに触れれば、ゴール前にボールが来れば、できる自信は持っていました。今日に懸けていたというか、今日、結果を出したい気持ちで臨みました」

Q:セレッソ大阪にとって、背番号8と並び、背番号20は特別な番号だが、20番を付けて長居のピッチに立ち、得点を決めた感想は?

「自分の中ではアキさん(西澤明訓)が付けていた番号。『やらないといけない』という気持ちにさせてもらったので、今日、ゴールできて本当に良かったなと思います」

■坂元達裕
Q:今季は「ゴール数を増やす」目標を掲げて始まった中で、開幕戦で取れたことについて

「何としてもゴールを決めたい思いは強くて、1点を決めることができて、いいスタートが切れました。ゴールシーンについては、加藤陸次樹とトシくん(高木俊幸)がゴールまで粘り強く持っていってくれて、自分にボールがこぼれてきたので、振り抜いて押し込むだけでした。うまく決めることができて良かったです」

Q:前半15分過ぎから押し込む時間帯も多かったが、攻撃全体の手応えは?

「昨季よりも前の意識は強くなったと思います。守備のベースは昨季から変えずに、攻撃の部分でゴールに向かうプレーを練習から全員で意識してやってきたので、それが実ったと思います。ゴールに向かうプレーをたくさん出せたので、2点を取れたのかなと思います」

Q:先日、結婚を発表されました。結果を残したい気持ちもより強くなりましたか?

「そうですね。発表して、今まで以上に責任感を強く持ってやらないといけないと思っていますし、結果を残したい気持ちは強いので、今日、点を決めることができて良かったです」