2020明治安田生命J1リーグ
    第23節第1日

    2020.10.17

    セレッソ大阪

    セレッソ大阪

    4

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    FULL TIME

    1

    1-0

    3-1

    横浜F・マリノス

    横浜F・マリノス

    奥埜 博亮 (10')

    奥埜 博亮 (67')

    豊川 雄太 (71')

    豊川 雄太 (80')

    水沼 宏太 (90'+1)

    ヤンマースタジアム長居

    6,870

    監督コメント

    ■ロティーナ監督
    「偉大なチームに勝つことができました。カギとなった点が、いくつかあったと思います。まず先制点を取れたことによって、より自信を持ってプレーできたこと。相手がリスクを冒す状況ができたこと。そこから、後半も相手が攻勢を強めてきて、守備の仕事が多くなったのですが、守備でもミスを犯さなかったこと。さらに、ビルドアップの部分で、強いプレスの中でも我慢強く前進して、スペースができるまで忍耐強くできたこと。相手がより前がかりになったことで、ディフェンスラインにスペースができて、そのスペースを利用してゴールを決めることができました。トヨ(豊川雄太)が決定力を持って、ゴールを決めることができたことが、カギになったと思います」

    Q:攻守ともにコンセプトが発揮された、監督就任以来のベストに近いゲームだったと思うが?

    「そうかも知れないですね。得点を4点取れたことも、守備でしっかりできたことも。そういう意味では、いいゲームになったと思います。ただ、前の試合にしても、負けた試合にしても、ボールの動かし方は悪くなかったと思います」

    Q:スペイン時代も数々、素晴らしいゴールを見て来られたと思いますが、今日の豊川選手の1点目も素晴らしかったと思います。どう評価されますか?

    「そうですね。素晴らしいゴールだったと思います。リーガ・エスパニョーラやプレミアリーグなど、世界中の人々が見るようなゴールだったと思います」

    Q:1点目をアシストした坂元達裕選手について。かなりティーラトン選手に圧力をかけて、攻撃で流れを作る要因になっていたが?

    「この試合で、タツに特別なことを求めたわけではありません。サイドで1対1になれば仕掛けることは、いつも言っていることです。タツが凄いのは、チャンスをあれだけ作るだけではなく、それ以外の部分でも仕事量が多いということ。あれだけ仕事量が多くて、相手のバランスを崩すことができる選手に出会うことは、なかなか難しいと思っています」

    選手コメント

    ■奥埜博亮
    Q:相手をより前がかりにさせて裏を狙う上で、早い時間帯での1点目が大きかったと思うが?

    「そうですね。今日はチームとして、うまく狙いを持ってプレーできました。その中で、早い時間帯で点を取れたことは良かったです。タツ(坂元達裕)がサイドでボールを持った時は、いいボールが入って来たり、えぐったりしてくれる。あの場面も、タツが左足で持った時に来るなという予感があったので、相手と相手の間に入って、合わせることができて良かったです」

    Q:後半も攻撃がうまくいって、奥埜選手も2点目を決めて、4点目もアシストされたが?

    「ボールを収めるところでミスもありましたし、もっと得点やアシストできるようなチャンスもあったので、もっと突き詰めていけば、さらに点も取れると思うし、アシストも出来ると思うので、そこはしっかり練習からやっていきたいと思います」

    Q:坂元選手からの1点目について。あれだけディフェンスも振り切られてしまう切り返しは、FW陣としても合わせるのは簡単ではないと思うが、どういう心構えで、中で待っていますか?

    「タツの切り返しは、僕らも結構、騙される部分もあります。その中で、タイミングが合えばチャンスになります。タツがボールを持って、上げそうな時には必ず入るようにしています。タツは縦にもえぐれるので、1対1になれば、いいボールが入ってくるのは分かっているので、中に入るタイミングを大事にしていけば、もっと点は増えると思います」

    Q:右のクロスと見せかけて、持ち直してからの左のクロスでしたが、奥埜選手がギアを入れて中に入ったのは、左足で持った瞬間ですか?

    「そうですね。なるべくずっと、相手と相手の間にポジションを取ることは意識しながら、あの時は、相手も縦を警戒して、タツが左足で持った時は上げるスペースがあったので、来るなと思いました。いいボールが入って来たので、当てるだけでした」

    ■豊川雄太
    Q:自身の1点目について。素晴らしいゴールでしたが、これまでのサッカー人生を振り返っても、感触や手応えについては?

    「特別には…(笑)凄いゴールも、こぼれ球でのゴールも、ゴールは一緒という考えです。難しさで言うと、人生の中でも、難しいゴールだったのかなとは思います」

    Q:1点という意味では、形には、そこまで大きな違いはない?

    「僕の中では、ゴールを取れればそれでいいというか、手段とかは関係なくて、ゴールを取ることが大事だと思ってプレーしています」

    Q:3点目を取れそうなチャンスを逃した悔しさもありますか?

    「それがちょっと…。2点を取った喜びよりも、3点目を決めることができなかった悔しさの方があります。でも、悔しさを残していた方が次につながるのかなと思います」

    Q:復帰後すぐにゴールということで、サポーターの期待も高まったと思いますが、今後に向けても一言、お願いします

    「そうですね。今シーズン、ケガもあり、なかなかチームに貢献できなかったので、これからは全部勝ちに行きますし、どんどんゴールを取って、勝利に貢献したいと思います」

    Q:1点目について。後ろから来たパスを右足で止めてのループシュートはイメージ通り?

    「トラップして、ドリブルで運ぼうかなと思ったのですが、顔を上げた時にGKが出ていたので、『打っちゃえ』という感じで打ったら、たまたま入った感じです(笑)」

    Q:試合に入ったタイミングで、かなり裏も空いていたと思うが、裏への飛び出しは意識している?

    「そうですね。自分の特長を出すことは考えています。出し手のキヨくん(清武弘嗣)だったり、自分の特長を知ってもらうことがすごく大事。今日は奥埜選手からも瑛ちゃん(片山瑛一)からもいいパスが来ましたし、自分にしかない特長を、チームの中で出していきたいと思います」

    Q:ケガもあり、リーグ戦での今季初ゴール、ということについては?

    「僕がプロに入ってから、2週間以上、ケガで休んだことはなくて、体的にもメンタル的にも難しい時期を過ごしたのですが、メディカルスタッフを始め、しっかり治してくれたので、そういう人たちに感謝したいです。こうやって結果を出すことが恩返しになると思うので、しっかり結果を残していきたいと思います」