2020明治安田生命J1リーグ
第15節第1日

2020.9.9

セレッソ大阪

奥埜 博亮 (06')

奥埜 博亮 (59')

2

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FULL TIME

0

1-0

1-0

北海道コンサドーレ札幌

ヤンマースタジアム長居

3,140

監督コメント

■ロティーナ監督
「最初の時間帯は彼らが試合を支配して、スタートしました。その後、我々が奪った最初のチャンスで先制できました。そこからは前半は拮抗した展開になりました。我々が支配することもあれば、相手が支配することもありました。後半は、より相手が前からプレッシャーをかけてきて、苦しい時間帯が続いたのですが、ボールを握った時間帯にいいプレーが生まれて、そこから2点目を取ることができました。そこからまた、札幌がビルドアップして、外から中心に攻めてきたのですが、そのまま2-0で試合を終えることができました。素晴らしいチームを相手に、我々としては難しい試合だったのですが、勝利を収めることができました」

Q:前半、後半と効果的に2得点を決めた奥埜博亮選手について

「守備の局面でも、攻撃の局面でも、大きくチームに貢献してくれる選手です。攻撃では、ボールをキープするだけではなく、裏に抜けて、エリアに入って、今日のように得点することもできます。ただ、それは目新しいことではなく、昨季から素晴らしいプレーを続けていて、今日も、そうしたパフォーマンスを出してくれたという印象です」

Q:1点目は、チームのJ1通算1,000点目になりました。そちらについては?

「クラブにとっても、サポーターにとっても、とても重要なゴールになったと思います。しかも、勝利を収めたことで、選手にとっても、サポーターにとっても、全員にとって、いい思い出になりました。奥埜にとっては、このような素晴らしいクラブの歴史に残るゴールを決めたことは、彼のキャリアの中で、とても意味のあるゴールになったと思います」

Q:FWとボランチで起用されていますが、奥埜選手について、彼の最適なポジションはどこにあると考えていますか?

「それは分からないですが、自分たちのプレーモデルの中では、FWです。自分たちのプレーのやり方で、奥埜のパフォーマンスが一番、発揮できるのはFWです。他のチームの文脈なら、どうかは分かりません。もしかしたら、ボランチやインサイドハーフの方がいいのかも知れません。ただ、自分たちのやり方の中では、彼はFWが一番、適していると思います」

選手コメント

■奥埜博亮
Q:それぞれの得点を振り返ると?

「1点目は、チーム全体で前からプレスをかけた中で、奪ったボールをナオ君(藤田直之)が前に付けてくれました。僕はフリーだったので、落ち着いて、ゴールに流し込めました。2点目は、クロスからキヨ(清武弘嗣)がボレーをして、それをヘディングしたのですが、キヨは『あれはアシストだ』と言っていたので、キヨのアシストに感謝しています(笑)」

Q:1点目は、クラブ史上、J1での1,000ゴール目となったが、率直にどう思いますか?

「チームの歴史に名を刻めたことは、すごく嬉しいです。けど、これからもっと点数も積み重なって、増えていくと思うので、その中で、僕の名前も、もっと残せていけたらと思います」

Q:試合前、多少、狙っていましたか?

「いや、僕自身はそんな狙ってはいなかったのですが、選手と会話する中で、そういう会話も出ていました。僕が決めることができて良かったですが、パフォーマンスの時に1,000が逆になってしまったので、どうにか逆にして欲しいです(苦笑)」

Q:決めた後は、選手から何か言われましたか?

「誰が決めそうか、という話もしていたので、その中で、僕を予想して、当ててくれた選手はイジってくれました(笑)」

Q:誰が予想していたのですか?

「(柿谷)曜一朗は、僕が決めるんじゃないかと、言ってくれていました(笑)」

Q:ロティーナ監督は、奥埜選手について、「チームの役割の中ではFW(がベスト)だ」という話をしていましたが、点取り屋というポジションについて、どう捉えていますか?

「チームでFWをやっている中で、点を取れればいいとは思っていますが、僕をFWで使っている理由は、守備の部分や味方のスペースを作ることなど、チームのコンセプトをやる良さを見てもらって、FWで使ってもらっていると思っているので、まずはそれを試合の中で出して、あと、点も取れればいいなという意識でプレーしています」

Q:ゴールを重ねるやりがいも増してきましたか?

「サッカーは点を決めた時は嬉しいですし、自分が決めた時も嬉しいので、それはどのポジションで出ても変わらないのかなと思います」

Q:セレッソに移籍して、FWとして起用されているが、FWとして伸びている実感はありますか?

「小学生からサッカーを始めて、大学生の頃まではFWでプレーしていました。その時は点も取っていました。プロでやっていく中でボランチになって、ボランチの方が自分の良さを出せるのではないかと思っていますが、ロティーナ監督のチームに入って、チームのコンセプトがあって、それを守りつつ、個性をどう出すかを考えてプレーしています。チームコンセプトの中で、自分の良さも出せているのかなと思います」

Q:ゴールパフォーマンスについては、役割は決まっていた?

「いや、決まっていなくて、ゴールした後、走っている中で、都倉選手が『やろう』と。急遽、やったので、数字が逆になってしまいました。加工をお願いします(笑)」

■キム ジンヒョン
Q:試合全体としては、札幌に攻め込まれる時間もありましたが、ピッチでどういう意識でプレーしていましたか?

「そこまでやられている気はしていませんでした。プレスが強くて、ゴールキックで相手を外すのは難しかったですが、僕らもいい攻撃の形を作っていたと思います」

Q:サイドから仕掛けられて、クロスも数も多かったですが、中では落ち着いてプレーできた?

「そうですね。そんなに危ない場面はなかったと思います。ジェイ選手にクロスが上がって、何本かヘディングも受けましたが、そこまで危ない場面はなかった。守備陣も、クロスに対して、いいポジションも取っていたので、うまく対応できたと思います」

Q:両CBが跳ね返していましたが、声のかけ合いや連係は機能していた?

「そうですね。CBのポジションもそうですけど、サイドの選手たちがうまく寄せて、いいボールを上げさせないプレーをしてくれている。その上で、中にはヨニッチと歩夢がいるので。最初の寄せが良くて、ボールが上がっても、そこまでいいボールにならなかったのだと思います。危ないシーンもあったのですが、全体がうまく対応してくれました。最後に止めるのは僕の仕事ですが、今日も、前線の選手たちも含めて、守備の意識は感謝しています」

Q:リーグ戦15試合で10勝目。かなりのペースで勝点を重ねているが、首位と差が縮まらないことについては?

「僕らも川崎に負けたし、他の試合でも、なかなか負けないので(苦笑)いいサッカーもしていると思います。僕らは離れないように付いていくしかない。最後、何が起こるか分からないので。1試合1試合、勝って、勝点差が広がらないようにやっていきたいです」