2020明治安田生命J1リーグ
第9節第2日

2020.8.9

セレッソ大阪

0

HOME

FULL TIME

0

0-0

0-0

FC東京

ヤンマースタジアム長居

4,840

監督コメント

■ロティーナ監督
「チームが見せたプレーには満足しています。結果には満足していませんが、プレー内容には満足しています。ゲームを支配して、相手を押し込み、相手陣地で奪い返し、相手はかなりの時間、リトリートする状況になりました。リスク管理もできていました。最後の10分以外は、ゲームをコントロールして進めることができたと思います。最後の10分は、よりリスクをかけてゴールを奪いにいったことで、スペースが生まれ、相手のカウンターも受けましたが、全体的なプレー内容には満足しています」

Q:ボールを丁寧に握りながら、幅も使い、チャンスも作れていましたが、こういった試合を勝ち切るためにあと一つ、攻撃で加えたいことは?

「1点が取れていたら、という状況です。特に、前半の序盤のチャンスで1点を取れていたら、相手も前に出ないといけないですし、よりスペースができた状態で攻撃できたと思います。また違ったゲーム展開を、今、ここで話していると思います」

Q:最後、失点のピンチを防いだキム ジンヒョン選手に対する評価は?

「ジンの出来には満足しています。空中戦でも安定感を示していましたし、ビルドアップでもチームに貢献しています。いつも通りですが、ジンのプレーには満足しています」

Q:ルヴァンカップ第2節の浦和レッズ戦で結果を残した豊川雄太選手と西川潤選手がベンチにも入っていなかったが?

「二人とも少し違和感を抱えている、ということです。潤は次のカップ戦に間に合うかどうか。トヨは間に合いません。二人とも前回の試合後に違和感を覚え、メディカルスタッフから出場を見送るように言われました。トヨも重傷ではありませんが、潤の方が復帰は早いと思います」

選手コメント

■坂元達裕
Q:気持ちが入った一戦。随所に持ち味も発揮されたと思うが、試合を振り返ると?

「今日は決定機が何本かあって、自分が決められるチャンスが前半にも後半にもあったので、そこを決め切らないといけなかったと思います」

Q:振り返れば、序盤に迎えた清武選手からのクロスのシーンは決めたかったですか?

「そうですね。決定機であることは間違いなかったので、決めないといけないですね。でも、これまでシュートはあまり打てていなかったので、ああいう形からシュートを打てたことは自分の中ではプラスです。もちろん、決めないといけないシーンでしたけど、次から外すことを恐れて、ゴールを狙わなかったから意味がないですし、ゴールも決まらないので。次もどんどん得点を狙って、シュートを打てる時はどんどん狙っていきたいです」

Q:そのシュート場面は、GKも近く、コース自体も少なかったですか?

「とにかくダフらないように当てることを意識して打ったんですけど、それが対角に行かずに真ん中に行ってしまったので、それは反省点です」

Q:プロの舞台で、アカデミー時代を過ごしたFC東京と戦い終えて、どのような気持ちですか?

「もちろん、お世話になったクラブですし、勝ちたい思いは強かったですが、いつも通りのプレーをしようという思いで試合に臨んだので、試合に特に影響はなかったですけど、素直に、楽しかったです」

Q:FC東京U-15むさしの2学年後輩、波多野選手と対戦して、彼の印象は?

「実際、自分のシュートも止められましたし、あの年代で堂々とプレーしていたので、素直に凄いと思います」

Q:サイドでかなり攻め込んでいたと思います。個人としては、できた感触もありますか?

「もちろん、通用した部分もありましたけど、結構キックフェイントも対策されている中で、クロスの精度や、中に入ってのシュートでうまくいかないこともあったので、そこは課題ですが、(松田)陸くんともいい関係を作れて、チャンスも作れていたので、そこは次の試合にもつなげていきたいです」


■都倉賢
Q:第6節・ヴィッセル神戸戦以来の出場になったが、個人としての感触はいかがですか?

「無事に復帰できて、ケガもぶり返すことなく終われたことは収穫ですが、試合勘の部分では、チームに貢献できずに悔しいです。ここからまたパフォーマンスとコンディションを上げていくことが大事ですが、またチームの構想の輪に戻れたことは、ポジティブな要因です」

Q:チームとして、守備意識の強い相手にもチャンスを作れていたが、こういう試合を勝ち切るために、これから攻撃で必要になることは?

「やっているサッカーや方向性は間違いなく、みんな同じところを見ていますし、監督が導いてくれるところに選手一人ひとりは応えていると思うので、そこは引き続き、みんなで努力していくことが大事です。あと、勝負は時の運というか。例えば、今季、デザインしたセットプレーをやっていますが、セットプレーからなかなか決めていない。そこも、1点入れば、どんどん取れると思います。こういった、どっちに転ぶか分からない試合はセットプレーで勝負が決まることも多いので、蹴る選手、中に入る選手、責任を持ってやっていくことで、こういった試合も勝ちに持っていくことが出来ると思います」

Q:ここまで、FWのゴールが少ないが、チーム戦術上、ある程度仕方ない部分もあるのか、それとも課題があるのか。どう見ていますか?

「押し込んだ状態のシチュエーションは増えているので、そこでFWが決められていない分、他の選手がいい場所にいたり、サイドハーフの選手が入ってきたり、いい部分もありますが、やはり、確率としては、FWの選手の方がゴールを取れる場所にいる回数は多いので。そこは僕も含めてFWの選手が責任を持って数字にこだわるべきだと思います。もちろん、こだわっていながら、数字が付いてきていないことは、一人ひとりの力がまだまだ不足しているのかなと。ただ、押し込みながら、狙いを持ってゾーン3に入っていく形は共有しつつあるので、時間が解決してくれるのかなと僕自身は思っています。今日も、相手が堅い中でも、サイドの深い位置までえぐって、もう少しでゴールという場面もありましたし、繰り返していけば必然になると思うので、焦らずやり続けることが大事になると思います」