2014Jリーグヤマザキナビスコカップ
準々決勝 第2戦

2014.9.7

川崎フロンターレ

レナト (35')

大久保 嘉人 (58')

2

AWAY

FULL TIME

3

1-1

1-2

セレッソ大阪

長谷川 アーリアジャスール (37')

長谷川 アーリアジャスール (75')

南野 拓実 (90'+1)

等々力陸上競技場

11,168

監督コメント

今日はドラマチックな展開だったと思う。我々は、この試合を通じてチームの個性を示したし、素晴らしい意思を示した。目標に向かって最後まで戦い抜いたことは、精神的な強さにつながるし、来週に向けての力となる。試合を振り返ると、先制されながらもすぐに取り返す意思を示した。次に進むためにはゴールが一つ足りなかったが、可能性は示した。川崎もゴールチャンスを作ったが、我々もリスクを犯して、最後までゴールに向かってプレーした。試合の始まりは[4-4-2]でプレーし、前半から1点を取って行こう、という話をした。先制された中でも、チームは冷静に戦った。後半は、最初の25分間が大事で、コンパクトに戦いながら、1点を取りに行こう、という話をした。川崎という、Jリーグでもトップクラスのチームに対して素晴らしい試合をしたが、やはり、ホームでの3失点が大きかった。アウェイでも我々はゴールを決めることができる、ということは、8月のリーグ戦でも示している。そして、ゴールを決めれば相手は不安定になる、ということもプラン通りだった。ただ、あと1点が足りなかった。川崎にはおめでとう、という言葉を送りたいし、川崎には次も素晴らしい試合をして欲しい。そして、最後まで応援してくれたセレッソのサポーターには感謝したい

Q.試合全体のプランとしては、前半はある程度リスクを抑えながら試合を進めて、後半勝負というプランだったのか?
A.そのようなプランを持っていた。前半は[4-4-2]でコンパクトに保ちながら、1点を取りに行こう、と。ただ、失点は恐れずにやろう、ということも話した。最終的に3-1であれば、延長戦にもつながる。そういったことも含め、前半はディフェンシブに戦った。後半は、よりオフェンシブに行くために、ゴールの匂いのする吉野を投入し、左サイドを駆け上がるオフェンシブなサイドバックであるマル(丸橋)を入れ、最後は、ソンジュンに代えて、ゴールを狙えるカカウを入れた。5人のFWのような形にして、攻撃的に勝負に出た。ただ、何人FWがいる、ということに関係なく、我々はいつもゴールチャンスを多く作ることを意識してプレーしているし、ピッチで戦う選手も示してくれた。前半は少しナーバスになってボールロストも多かったが、後半は立て直してくれた

Q.監督就任後、J1相手に公式戦では初勝利だが、その率直な感想と、最後まで攻撃的な戦いを貫いた選手に対する評価は?
A.リーグでも厳しい状況にある。残留争いはこれからも続いていくと思うが、チームはその中でも我慢強く戦っている。今日の結果は、天皇杯とリーグ戦を戦う来週の厳しい日程に向けてのエネルギーになる。その意味で、大切な勝利だった。昨日の練習後のミーティング、そして今日の試合前のミーティングでも話をしたが、来週に向けて自信を持って挑めるように、今日は絶対に勝とう、ということを伝えた。今日、チームはその姿勢を示してくれた

選手コメント

■南野拓実
トーナメントはホーム&アウェイで決まるので、負けは負け。悔しい。勝てたことは良かったけど、勝ち上がれなかった悔しさの方が強い。(この試合に関しては、最後まで攻撃的な姿勢を貫いたが?)その中でも、自分たちとしては警戒していた形で2失点を喫した。前がかりになったところで、ポンと前に入れられた時に、相手の個にやられた。前半も後半も相手に先手を取られたので、もったいない気持ちがある。集中していたら防げたとも思う。(個人としては、毎試合、得点を重ねているが?)個人的にゴールを取れていることはいいことだけど、その中で、チャンスはもっとあった。先制される前にも、自分に決定機はあった。そこで決めていれば、また試合展開も違ったのかなと思う。取れていることはいいけど、取れるチャンスは全部取って行かないと、今日みたいに悔しい思いをする

■長谷川アーリアジャスール
チームとして意地は見せたけど、勝負としては上に行けなかった。ホームで、1-3で負けて、今日はやり返そうという気持ちを選手全員が持って挑んだ中、結果だけを見れば3-2で勝ったけど、上に進むというトーナメントの目標は果たせなかった。ただ、今日の勝利を無駄にしないように、いいきっかけにして、次の天皇杯とリーグ戦に向けて、頑張っていきたい