2014Jリーグ ディビジョン1
第20節第1日

2014.8.16

川崎フロンターレ

小林 悠 (10')

大久保 嘉人 (13')

レナト (26')

中村 憲剛 (45'+1)

小林 悠 (81')

5

AWAY

FULL TIME

4

4-1

1-3

セレッソ大阪

南野 拓実 (05')

丸橋 祐介 (49')

藤本 康太 (74')

フォルラン (85')

等々力陸上競技場

18,124

監督コメント

監督として5失点したこと、勝ち点3を逃したことは悔しさでいっぱいである。ただ、4つのゴールを奪った。さらに、後半は多くのチャンスを作ることができた。前半にしても、先制できた。ただ、そこから受け身に回ってしまい、相手は攻勢に出た。セットプレーで愚かな失点を犯してしまった。後半、システムを3-5-2に変えて、守備もマンツーマン気味に守った。そこからアグレッシブに守り、前へ前へとボールを奪いに行き、そこから多くのチャンスを作った。ただ、前半に関しては、眠っていたと思う。90分、アウェイにもかかわらず、多くの応援をしていただいた。チームは励まされたと思う。今日の試合から、選手は学ばなければならない。一つは、1点を決めたあと、受け身にならないこと。もう一つは、セットプレーで、もっと集中して守ること。我々は降格圏で戦っているし、残留争いを続けていかなければならない。この戦いは、シーズンが終わるまで続くと思う。今日の後半のようなアグレッシブで、ゴールに向かって進んでいく、そして、お互いにサポートし合って戦うことをベースにして、積み重ねていかないといけない。

Q.前半の守備について。先制した後、ピッチでは選手も混乱していたように見えたが、自分たちの問題で狙いがうまくいかなかったのか、相手の攻撃が上回ったのか?
A.先制した後、我々は攻撃的に、前へ前へと守りたかったが、ディフェンスラインが引いてしまったことで、全体的にスペースが空いてしまった。川崎のFWが中盤に降りてきてボールをもらったところで、我々は数的不利になり、相手のフリーの選手を多く生んでしまった。

Q.2度の手術を乗り越えて復帰した吉野について
A.吉野選手の復帰は、もちろん喜ばしいこと。2度の手術を乗り越えて戻ってきてくれたことはすごく嬉しい。ただ、我慢がまだまだ必要。様子を見ながら、今後も起用していく。

Q.後半のシステム変更について。難しい変更だったと思うが、選手はうまく対応していた。あのシステムは準備していたのか。もしそうなら、前半の途中に変える考えはなかったか?
A.システム交代については、選手の交代も含まれていたので、ハーフタイムでしっかり説明をしたかった。そして、システムが全てではない、ということ。まずベースにあるのは、我々がしようとしているサッカー、アグレッシブで、オフェンシブで、前から前からいくサッカーがモットーにある。後半は、その戦い方をシンプルに選手が表現した、ということ。そういう姿勢があれば、どのシステムでも同じことができると思う。

選手コメント

■吉野峻光選手
(久々の試合はいかがでした?)疲れましたね(笑)。
(出場した後半は流れも変わって、3点取ったが?)自分がどうとかは思わないけど、点はよく入ったと思う。ポジション的に攻撃に専念できる場所ではなかったので、守備もしつつ、攻撃に重きを置けず、攻撃にパワーが残っていない場面もけっこうあった。思い通りに攻撃できたとは思わない。ただ、(楠神)順平くんがいなくなって、ボールを持てる選手やタメを作れる選手がいない中、自分がその役割をやるべきなのかなと思った。監督から特に何も言われなかったけど、そういう意図があって入れてもらったと思う。ワイドで時間を作って、うまくコンビネーションを使って崩そうと思ってプレーしていた。前半から、全体的に行くところと行かないところのバランスが悪くて、変なところでパワーを使ってしまったのかなと思う。
(前半は取った後のミスも目立った。後半は吉野選手のタメが効いて、流れを持ってきたのかなとも思うが?)向こうも勝っていたから、あまりボールを奪い返しに来なかったのかなとは思う。
(試合後、真っ先に吉野選手のコールが飛んでいた。試合前から何度も名前が呼ばれていたが?)いっぱい呼んでくれているなと思った(笑)。嬉しかったです。またホームでもプレーして、リーグで勝ち点3を取りたい。内容どうこうではなく、全員が死にもの狂いで戦って、みんなで勝ち点3を取って、いい方向に持っていきたい。
(終わった直後の腰や膝は?)大丈夫です。

■南野拓実選手
(得点は)立ち上がりだったので、勢いづくゴールにしたかったけど…。失点して、ズルズルいった時に修正しないといけなかった。チームとして、賢く試合を運べるようにならないと。無得点が続いていたので、色んな選手が取れたことはプラスに捉えたい。
(点を取ろうとすれば、失点してしまう。失点しないように守れば、得点も取れない。難しい?)攻守一体なのはそうですけど、そこをあまり考え過ぎてしまうと、個人的には難しくなるので、そうは考えずに、シンプルにやりたい。0-0の時に相手を崩してゴールするのは、まだまだ課題だと思う。