2014Jリーグ ディビジョン1
第16節第1日

2014.7.23

ヴァンフォーレ甲府

0

AWAY

FULL TIME

0

0-0

0-0

セレッソ大阪

山梨中銀スタジアム

12,052

監督コメント

90分間、ほとんど試合を支配することができたし、前半からボールポゼッションしながら、多くのチャンスを作ることができた。切り替えも速く、プレスバックもすることができた。
甲府さんはホームでディフェンシブな戦いをしてきたが、効果的に前線の選手を使って、我々のゴールに迫ってきた。そういった展開の中、後半も、終始試合を支配できていたと思うし、ソンジュン選手のチャンスもあった。ただ、そこから不必要なファウルやボールロストを繰り返し、相手にセットプレーのチャンスを与えてしまったことは残念。ただ、アウェイで勝ち点1を取ることができた。サポーターの方には勝ち点3を取ることができずに申し訳ないが、チームは成長曲線上にいると確信している。時間も必要だと思っている。最後のアタッキングサードでの質をもっと上げていかないといけないが、我々には時間が必要だとも思う。ただ、アウェイで勝ち点1を取れたことは、我々にとって、とても大切なこと。次のホーム戦では勝ち点3を取れるようにやっていきたい。

Q.無失点で終えたことについて感想をお願いします。
A.70分間、試合を支配していたし、そのあと相手にチャンスを作られながらも失点ゼロで終えたことは一つの成果だと思う。もちろん、我々に得点が生まれればよかったが、まず、失点ゼロで終えたことは一歩前進とも言えると思う。

Q.マイボールで扇原選手にボールが入った時、フィッシュまで行く回数が少なかったが?
A.扇原選手は試合を形成する選手であり、チームの一部分。後半は攻撃的な選手を入れたが、その中でチャンスを作れなかったとは思うが、それが全て扇原選手に起因するとは思わない。扇原選手は攻守においてバランスを取らないとならない選手。2列目から得点を狙うことも彼には求めていきたいが、今日の相手の前線にはクリスティアーノという素晴らしいFWの選手もいたので、守備の部分でも関わって力を使う必要があった。

選手コメント

■杉本健勇選手
相手が引いてきた時に、自分たちがどう攻撃して、どうチャンスを作るのか、という部分で、今日は判断力が欠けていた。支配はしていたけど、奪われ方も悪くてカウンターを食らう回数も多かった。相手の試合になってしまったと思う。暑さは相手も同じなので、あまり気にはしていなかったけど、一人一人、選手の距離が遠かったり、連動して動けていなくて、スペースが作れなかった。前半は失う機会も多かったけど、パスコースが少なかったからだと思う。サイドが目一杯開いて、サイドバックが中に入って、というのが監督のサッカーだけど、そのサッカーに自分たちが対応しないといけないけど、まだ迷いというか、ズレもある。ただ、最初から完ぺきにできるとは思っていないし、連戦なので、1試合1試合を積み重ねていきながら、良くしていきたい。やろうとしていることで、できていることも多いけど、課題も多い。個人的には、点を決めないと勝てない。後ろは我慢して耐えてくれた。前の選手は決めないと話にならないので、そこはしっかり受け止めて、反省して、次すぐ試合があるので、そこで決められるようにしたい。

■山口 蛍選手
相手が中を固めてくるのは分かっていたけど、ああやって固められると、かなり厳しい縦パスを入れないとブロックに引っ掛かる。
(もう少し前に行きたかったのでは?)あの展開なら、前に行っても後ろ向きで受けることになるし、戻すしかなくなる。相手のFWにも個で打開できる選手がいたし、怖さもあったので、リスクを気にした部分もある。今は新しい選手も入って、チームも新しくなっている。かみ合わせも含めて、耐え時だと思うので、サポーターの皆さんにも、一緒になって耐えてもらえると嬉しい。

■藤本康太選手
ボールは持っているけど、っていう、こういう展開になることは分かっていたけど、それをどう崩すかという部分。後ろから見ていても、甲府は、中は堅かった。サイドなら、個で一人はがさないときつい部分もある。今日は形が作れなかった。後ろで回していても、あまり甲府は引き出されなかった。ウチが回している時の距離感も良くなかったし、バランスも良くなかった。改善しないといけない。守備も細かい部分を詰めていかないと、決定的な形を作られる。課題は多いかなと思う。