2014Jリーグ ディビジョン1
第11節第1日

2014.5.3

名古屋グランパス

田中 マルクス闘莉王 (58')

1

AWAY

FULL TIME

2

0-1

1-1

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (04')

フォルラン (78')

豊田スタジアム

38,966

監督コメント

素晴らしい試合だった。前半立ち上がりから主導権を握って先制点も奪った。ただ、1点決めたあとも決定機がいつくかあったので、そこを決めていれば、もっと楽に試合を運べた。それでも、内容に関しては質も高かったし、結果も出た。これを継続することが大事。若い選手が多いチームということで、経験の無さもあるが、1試合ごとに連係やチーム力も高まっている。これからもっと良くなると感じている。今は過密日程で、強化のためのトレーニングをする時間もなかなかないが、お互いにコミュニケーションを取りながら深め合っていることはできている。先ほども言ったが、大事なことは継続してこういった試合をしていくこと。1試合にして成功を得ることはできない。成功を得るためには、あるべきプロセスを辿って積み上げていくことが大切。今日非常に良かったのは、同点に追いつかれて退場者を出す劣勢になった状況で、私たちが相手にとって危険な攻撃を繰り出せたところ。選手たちが最後まで勝利を諦めずに戦ったところ。攻撃的な姿勢を貫けたところ。目の前の試合をすべて勝ちに行く姿勢を出すことが、私たちセレッソ大阪のアイデンティティだと思っている。攻撃的な姿勢を崩さずに戦うことが私たちの目指すところ。ここで私が仕事をしている限り、その部分は突き詰めていきたいし、質も高めていきたい。

Q.リーグ戦で初得点を決めた柿谷選手について
A.リーグではゴールから遠ざかっていたけど、チャンスには顔を出していたし、彼自身が決定的なチャンスも作り出していた。ゴールも必ず付いてくると思っていた。こうやって注目が集まる中、期待を背負ってプレーをする中、彼にはプレッシャーもかかっていた。私が彼のポジションを変えた理由の一つとして、ゴールから少し遠ざけることで彼のプレッシャーを和らげることもあった。そういった効果も狙いとしてあった。このゴールで全てが変わるわけではないと思うが、確実に彼の中で自分を信じる力は今までより増えたのではないかと思う。

選手コメント

■柿谷曜一朗選手
(退場者を出した後について)まずは失点しないこと。でも10人になってもやることは変わらないので、チームとして一つになることだけを考えてやっていた。
(先制点を決めた時の気持ちは?)しっかり追加点を決めること、90分を通して試合に勝つことだけを考えていた。(柿谷選手らしい、柔らかいトラップからの得点だったと思うが?)ディエゴのパスが良かったので、落ち着いて決めるだけだった。まず次、すぐにACLがあるので、その試合に集中してやっていきたい。チームとしてやることは決まっているので、質を求めて、結果を求めて、自分たちを信じてやっていきたい。

■ディエゴ・フォルラン選手
(1点目について)サケから速い、いいボールが来た。来た時に曜一朗が動き出しているのが見えたので、曜一朗にいいタイミングで出せた。さらには、曜一朗が最高のコントロールから素晴らしいシュートを決めてくれた。
(2点目について)マルが素晴らしい突破をしてくれた。あの形のシュート練習は日々やっているので、GKから遠いところに綺麗な形で決めることが出来た。今日の試合は何よりも勝利が必要だったので、落ち着いてフィニッシュすることを心掛けた。一人少なくなっても我々は勝利を目指して戦っていた。リーグ戦ではしばらく勝利から遠ざかっていたので、今日は何よりも勝利を必要としていた。最後まで気持ちを一つにして戦えた。チームが一つになって戦った結果、勝つことが出来た。スタジアムも最高の雰囲気だった。サポーターの皆さんにも感謝したい。

■山口 蛍選手
前半の早い時間帯に1点を取った後、2点、3点とたたみかける必要があった。チャンスがなかったわけでもないので、そこを決め切れていれば、もう少し楽に試合を運ぶことも出来たと思う。でも、退場者を出した後もチームとして戦えていたし、10人の中でどうやって攻めて、どうやって守るのか、ハッキリ出来ていたと思う。今日はチーム力が試された試合だったと思うし、10人で勝ち切れたことは、すごく意味のある試合だった。(柿谷のリーグ戦初得点について)もちろん嬉しいし、今日は取るべき2人が点を取った。これからも2人が取って行けば、チームとしてもどんどん上にも行けると思う。曜一朗くん自身も、これからもっと取って行けると思う。