ACL
第5節

2014.4.16

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

2

0-1

0-1

浦項スティーラーズ

イ・ミョンジュ(24')
キム・スンデ(65')

大阪長居スタジアム

12,037

レポート

激闘を繰り広げた大阪ダービーから中3日、セレッソはACLグループリーグ突破に向けた大事な一戦、ホームでの浦項スティーラーズ戦に挑んだ。カチャル、扇原の2選手が累積警告により出場停止となり、センターバックには、負傷明けの藤本が、J1開幕戦以来となる先発出場。また、過密日程を考慮して、右サイドバックには移籍後初先発となる安藤が名を連ねた。
平日にもかかわらず、1万人以上が集まった長居にて、サポーターの後押しを受けたなか、攻勢をかけたかったセレッソ。しかし、最近課題としていた試合の入り方で、またもつまずく。ACLグループEでも、韓国Kリーグでも首位に立つ好調な浦項に、組織的なプレスを受けてゲームを支配されると、ミスも散見し、流れを呼び込めない。すると23分、浦項のスローインへの対応で、セレッソ右サイドが後手に回ってしまい、そこから与えてはいけない先制点を献上した。さらに41分には、危険なタックルをしたとみなされた南野が一発退場処分。この判定に抗議したポポヴィッチ監督もハーフタイム中に退席処分を受けるなど、様々なビハインドを負ったなかで、後半を迎える。
フォルランに代えてボランチに染谷を起用し、立て直しを図ったセレッソ。後半早々、相手との1対1をキム ジンヒョンがビッグセーブすると、リスクを負って反撃に出たホームチームが、次第に流れをつかみかけていた。それでも、65分、浦項の流動的な攻撃に対応できず、「2点目を決められて、苦しい状況になってしまった」(長谷川)。その後、柿谷に代えて永井、長谷川に代えて楠神を立て続けに送り込み、なんとか劣勢を跳ね返そうと、桜色の戦士たちは奮闘。ゴールに迫るシーンを何度も作ったが、得点には至らず。結局、0-2と悔しい敗北を喫した。逆に、浦項はノックアウトステージへの進出が決まった。
「ホームでこういう試合を見せたくなかった」と悔やんだのは、主将の山口。それでも、同日、ブリーラム・ユナイテッドが山東魯能に勝利したため、グループEの2位以下はすべて勝点5で並ぶ大混戦。セレッソにもラウンド16行きの可能性は残されている。「(自分たちの)ポテンシャルはこんなものではない。次のアウェイで勝点3をしっかり取って帰ってくる」(藤本)と、チームは1週間後の中国アウェイ、山東との最終戦での必勝を誓っていた。この悔しさを、今後の糧にしなければ、活路は見いだせない。

監督コメント

まず、浦項に勝利をおめでとうと言うことを伝えたいと思います。前半、アグレッシブさで相手の方が上回っていましたが、徐々に私たちも流れをつかんできた時に,1人退場者が出てしまいました。この判定というのは試合の結果と内容に大きな影響を与えたと思っています。ただし反省しなければいけないのは、いかに失点をなくしていくかというところです。1失点目に関しても、相手に崩されたのであれ、私たちの不注意であるミスからでした。そこを反省しなければならないと思います。後半私たちもアグレッシブに、そして激しく戦えたのですが、非常に強い相手に1人少なかったのは、私たちにとって難しい状況でした。うちの選手には良くやったと言いたいと思います。特に後半は、少ない状況ながら、自分たちの力を出し切ってくれたと思います。

Q.1人退場で少なくなってからの後半にフォルラン選手に代えて染谷選手を入れた意図と、後半途中で柿谷選手も代えましたがその辺の判断理由を教えてください。
A.1人少なくなった状況の中で、戦術的な部分で染谷を入れる判断をしました。染谷もトレーニングから良いパフォーマンスをしてくれていましたし、良いコンディションにありました。人数が少ない状況で、あれ以上失点ができませんでしたので、守備を安定させる意味での交代です。(柿谷)曜一朗に関しても、タイトな日程の中でまだまだ試合がありますし、相手も足が止まっていた時間帯でしたので、フレッシュな選手を入れて流れに変化をつけるという意図がありました。

Q.次のラウンドに向けてかなり厳しい状況ですが残りをどのように戦うつもりですか。また、失点の場面に疲れから集中力が切れているという気もしたのですが、その辺に関してはどのようにお考えですか。
A.他会場の結果がまだ私のところに入ってきてないのですが、チャンスがある限り全力で戦うということに変わりありません。集中力の欠如があったかも知れませんが、それが疲れによるものだと思っていないです。状況は相手も同じですし、疲労は言い訳にならないと考えています。やはり、1人退場して10人になった中で、前からプレッシャーをかけて、リスクを負って攻めたので、相手にチャンスをつくられるのは当たり前だと思います。10人になった後もゴールに向かう姿勢を見せられたというところ。そして少なくなった後に、よりアグレッシブに戦って自分たちのやるべきことをやり切れたところについては、評価できると思っています。

選手コメント

■柿谷 曜一朗選手
(試合後に山口選手と話し合っていたのは?)俺は途中で替わったので、外から見たことと中から見たことを話し合ったのもありましたけど、後でもうちょっと落ち着いてから話をしたいと思います。どのチームも失点したらこうなると思うし、今は逆転するだけの力が俺らにはないし、何か問題はあると思いますけど、少なくとも俺ら前(攻撃)の選手が点を取らないとアカンと思います。
(南野選手のレッドカードに対してはどう思う?)どう思ってもタクミは帰ってこないので、思うだけ無駄です。一人少ないのはマイナスではありますが、その中でも自分はやれる自信があったけど、自信があっただけで結果につなげていないのでダメです。
(途中から染谷選手が入ったが)誰が入っても同じサッカーができればいいですけど、前半から極端に後ろからボールをつなげていなかったので、ソメ君(染谷選手)が入ることによって少し落ち着いたと思うけど、一人少ない状況でもったいないというか。
平日なのにこれだけのお客さんが来てくれて、恥ずかしいのと申し訳ない気持ちしかありませんが、選手は全力でやっていますので、結果が出ない時こそ一つになって戦ってもらいたいし、批判や文句は全て受け入れますので、必死で戦っていく上で目標だけは見失わないで、皆でやりたいなと思います。

■キム ジンヒョン選手
今日の試合は結果を出さないといけない試合だったので、残念です。
(まだ決勝トーナメントに残る可能性はありますが)まだ可能性が残っていることは自分自身もチームにも、チャンスがもう一度来るということなので、次はしっかり勝ちたいと思います。
(南野選手の退場で全員がショックを受けた?)一人少ないのは大きいです。攻撃の時に早くいけないというのもあるので、後ろで回して時間を作ってやったと思いますが、もうちょっとシンプルに(杉本)健勇に合わせてやったら良かったのではないかなと思います。フィジカル的にも後ろからつないで、みんなが走ってやっていたので、取られ方も悪いところもあったし、その後の切り替えもあったし。そういうことを考えるとシンプルに健勇へのロングボールとつなぎの両方を入れて戦えば、1点くらいは取れたのではと思います。今日は終わったので、また切り替えて次の試合に勝てるように行きたいと思います。