2014Jリーグ ディビジョン1
第4節第1日

2014.3.23

鹿島アントラーズ

0

AWAY

FULL TIME

2

0-1

0-1

セレッソ大阪

長谷川 アーリアジャスール (19')

フォルラン (86')

県立カシマサッカースタジアム

32,099

監督コメント

非常に良い試合だったと思いますし、クオリティの高い試合になったと思います。まず立ち上がりが非常に良かった。この試合にかける思いや覚悟をしっかりとプレーで見せられたと思っています。もちろん、ここまで鹿島が3連勝していて、しかも無失点だというところも、私たちには良い刺激になったと思いますし、モチーベーションになった部分もありました。そして、セレッソ大阪が対戦成績において6連敗という記録であるというところも、この試合にかける思いが私たちの中で強かったです。前半に得点をして相手に主導権を握られる場面があったわけですけど、そこでうちのラインも間延びしてしまいましたし、相手にスペースを活かされた部分、相手を自由にした部分がありましたが、しっかりと後半のあたまから修正することができたと思いますし、コンパクトに良いバランスを保ちながらプレーできたと思っています。後半の開始直後に2回決定的な部分をつくったのもオーガナイズがしっかりしていて、距離感やバランスがしっかりとしていたからだと思います。後半に関して言えば、リードはしているのですけど、同点の気持ちでやってくれと話しました。点を取りに行くのですが、同時にリスクマネージメントも徹底してチームでやろう。最後までやりきろうと話をしました。後半には、非常に安定感がありましたし、ゲームの進め方の部分で成熟した姿を見せてくれたと思っています。全員がひとつになって、そして全員で戦った、その結果がこういう結果に繋がったと思っていますし、私たちがコントロールできた後半だと思っております。

Q.とても粘強い守備を見せて頂きました。FC東京時代はもっと前から前から守備をしていた印象ですが、この粘り強い守備について監督はどう思われますか。
A.状況に応じて、今日の試合でも高い位置から相手を追い込む守備ができていた時間帯があったと思うのですが、それと同時にプレッシャーがうまくはまらずに、相手に主導権を明け渡してしまった時間帯があったと思います。ただ、最終ラインやチーム全体を含めて体を張って無失点で抑えた結果というのは大事だと思います。FC東京時代と比べて、選手の特徴も違いますから、そういった意味で全く同じ守備をしようとは思っていません。選手に合わせる部分もありますし、私のやり方に合わせる部分もあります。そこら辺は、もっと精度を高めていく必要はあるのですが、これから試合を重ねるごとに良くなっていくと思います。非常に粘り強い守備もできましたし、攻撃に関しても、奪った後に相手にとって危険な攻撃を繰り返せたと思っております。そして、その攻撃に関しても、一人だけじゃなくて複数の選手が関わって、コンビネーションや連動性がシンクロして、ゴールに向かえたということ、そしてその流れの中からゴールを決められたというところ、そこは評価できるところだと感じています。

選手コメント

■ディエゴ・フォルラン選手
日本に来て1ヶ月と10日。チームメートのことも分かってきたし、クラブにも慣れてきた。そういった部分で、こういう形で気持ち良く得点を決めることができた。これからもチームの勝利に貢献できるゴールを決めていきたい。鹿島さんという歴史あるチームにアウェイで勝つことができたことも重要な意味を持つ。アウェイの地で鹿島さんに勝つ難しさは誰もが分かっている。僕たちにとっては大きな挑戦だった。今日の姿勢を出し続けることが大事。(得点について)チームメートに恵まれているなと思う。それはストライカーとして重要なこと。まだ味方と呼吸が合わないこともあるが、大事なことは勝ち点3を取ること。(試合後、観戦に訪れていた家族とは会われた?)まだですね。できればここを早く終わらせて会いにいきたい(笑)家族は喜んでくれていると思う。家族が来て、自分の気持ちが乗ってくることはある。(今日はお姉さんの誕生日ということだが、いいプレゼントになったのでは?)そうですね。彼女に対してだけではなく、いつも支えてくれている家族に対して、いいプレゼントになったと思います。

■長谷川アーリアジャスール選手
前半からいいバランスでプレーができた。鹿島のやりたいこと、ダヴィに入って来るところもうまく俺と蛍とCBで潰せていたと思う。その中で、チャンスがあればシュートや得点も狙っていた。前半のうちにあの時間帯で取れたことで試合を優位に進めることができた。その後、鹿島にうまく試合を運ばれる時間は長かったけど、そこをみんなで耐えたことが2点目にもつながった。(ダヴィを挟みこむことはチームで意識していた?)そうですね。前の試合(鳥栖戦)もダヴィが1人で行く場面がすごく多かったので、俺と蛍だけではなく、チーム全体でコンパクトにやろう、ということは話していた。みんなで意識して守れたと思う。しっかりとアウェイで鹿島に2-0で勝てたことは良かった。自信にはなったけど、リーグはこれからも続く。最終的にトップに立てるようにやっていきたい。(2点目につながった柿谷選手とのワンツーについて)曜一朗が狙っていることも分かっていたし、結果につながることで評価される。曜一朗のパスもそうだし、決めてくれたディエゴにも感謝したい。みんなの意思がうまく合ったゴールだったと思う。