2013Jリーグ ディビジョン1
第26節第2日

2013.9.22

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (83')

1

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FULL TIME

1

0-1

1-0

柏レイソル

工藤 壮人 (38')

大阪長居スタジアム

33,174

監督コメント

今日の試合を振り返れば、引き分けは妥当な結果だと思います。
ただし、より決定的なチャンスの数は我々の方が多かったと思いますので、より勝利に近かったのはセレッソだったと思います。しかし、勝つためにはもう1、2点取らなければいけない。そしてそれが取れていないのも事実ですので、引き分けは仕方ありません。
柏さんのディフェンス陣は体格もよく、球際にも強いプレーをしていました。両チームともお互いによく耐えた試合だったと思います。

Q.昨日、首位のチームが勝った上での今日の試合でしたが、前半は物足りない内容のような気がしました。選手にはどのような話をして送り出しましたか?
A.今日の試合の前半が決して悪かったとは思っていません。互角であったと思うし、柏さんとセレッソ、どちらかが上回っていたということもなかったと思います。ただし、事実としてリードされて前半を終わってしまったということで、選手の交代を考えました。その期待に応えて選手たちは同点ゴールにつなげてくれたと思います。同点になった後、また互角の流れが続いたと思います。そうは言っても少しだけ決定機の数でいえばセレッソの方が多かったのではないかと思います。

Q.5試合引き分けで、なかなか点が取れていない中で、柿谷選手はともかく、エジノ選手、杉本選手、楠神選手ら2列目の選手が貢献できていない点が、監督には歯がゆいのではないでしょうか。
A.今おっしゃった中では、(柿谷)曜一朗と、杉本の二人には手ごたえを感じているのですけれど、他の選手にはもっと期待に応えるプレーをしてほしいと思っています。杉本は最近、より試合に出るようになってきたのですけれども、非常にいいパフォーマンスを見せていると思います。さらに、今けがで欠場している南野が帰ってくれば、より攻撃のパワーは出てくると思います。杉本の成長と南野の復帰があれば、終盤にかけて、まだまだ攻撃力のアップは望めると思います。

Q.今日の選手の交代の意図を教えてもらえますか?
A.ハーフタイムの二人、そして丸橋も、今日の交代はすべて攻撃のパワーアップを図るというのが狙いでした。特に丸橋の場合は、サイドでよりスピードに乗った攻撃ができるというところで、最後の交代枠を使いました。

選手コメント

■柿谷曜一朗選手
勝ちたかったですね。
しっかり仕留めるというのがぼくらがやらないといけない仕事。もう1点を取るというか、僕らは負けじゃあ問題外だし、引き分けの試合が続いてますけど、優勝すると言っている限り、観に来てくれたたくさんの方に申し訳ないです。
週初めから、「今日は絶対に勝つ」ということでやっていたし、勝てたらなんでもいいという気持ちでした。それだけに情けないです。前を向いて、切り替えてやっていくしかないです。
(右アウトサイドのシュートのときは、相手キーパーは見えていた?)見えていました。勝ちにつながらないゴールは意味がないと思う。後半のはじめのチャンスをしっかり決めていれば勝てた。しっかり枠にいかなければいけなかった。
(サポーターからのブーイングは?)僕たちが「優勝する」と言っているのだから、当然だと思います。
(リスクを背負って攻める、と言っていたが?)それはバランスを考えてやらないといけない。それを考えると、先に失点してしまうと難しい。でも、DFはよく1失点で押さえてくれました。僕らが2点取れていたら勝てました。

■杉本健勇選手
上(位)と勝ち点10も開いてしまったので、これ以上引き分けでは上とは縮まらないので、残りの試合を全部勝つ気持ちでやりたいと思います。
(試合が終わってから10秒くらいしゃがみこんで悔しそうにしてましたが…)自分が決めないといけないチャンスもありましたので、自分に腹が立っています。後ろはすごく頑張ってくれているので、その分僕達前(の選手)が結果を出さないとダメだし、自分が結果を出さないと上にはいけないという気持ちでやっている分、自分に腹立たしくて…。でも終わったことなので、次に切り替えて、しっかり結果を残せるようにしたいと思います。
(サイドでのプレーは?)前半はサイドという形でした。マリノス戦が守備に回る時間が多くて全体に守備的になってしまったので、今回は守備も高い位置にして、奪ってからしっかり前に人数をかけられるような形を取ったのですが、前に人数をかけられる分、攻撃はスムーズに行けましたし良かったかなと思います。やり辛さはなかったです。
(左のほうがやりやすい?)別にどちらでも問題ないですが、エジノが右をやりたがっていたので。マリノス戦が象徴的だと思いますが、自分たちから守りに入ってカウンターでも人数をかけられずズルズル行ってしまった。1-1が多いですが、チャンスで決め切れたら自分たちの自信になると思うし、個人の自信にもなると思う。そこで決めるということは課題ですが、1点、2点、3点と入ったら自信になると思うので、次の試合ではそれをテーマにしてやりたいと思います。
まだまだ崩しの面で修正できるところはいっぱいあると思う。後半に関してはずっと攻めてましたし、その中で1点しか取れなかったというのは決定力が足りなかったのかなと思います。
後半は殆どツートップという形でやっていたので、ボールが来た瞬間に(柿谷)曜一朗君が走ってるのが見えたので、良いボールが行けば決めてくれると思った。しっかりいいボールが出せました。
サイドに入ることもありますが、前に入って曜一朗君とツートップができれば、やれる自信はある。次のジュビロ戦はどうなるか分かりませんが、そこに入ったら二人で崩すぐらいの気持ちでしっかりやっていきたいと思います。