こんばんは。今日のゲームは非常に手応えを感じた試合でもありましたし、特に嬉しかったことが二つありました。一つ目ですが、ゲーム内容になりますが、ひたむきにみんながディフェンスをして、最後の最後までゴールを求めて攻撃をするという姿勢を選手たちが貫いてくれたこと、これが一つ目です。もう一つは勝利の喜びを分かち合う際に、選手たち全員が試合の後、二度目の膝のケガをしてしまった吉野（峻光）選手のユニフォームを着て、勝利を分かち合ったということです。これは私が常々言う勝者のメンタリティの一つでもあると思います。選手たちが本当にファミリーだと感じて、真の友達であるという友情のすがすがしさを見せてくれました。この二つに今日は非常に満足しているところです。

Q.今日は非常に熱い中でのゲームだったので何か影響があったと思うが、選手たちにどのような指示をしたのか？
A.注意点としては二つ指示を出したのですが、しっかりと水分補給をするということ。これくらい気温が高い中では選手たちも理解しているところだと思います。もう一つはボールポゼッションですね。マイボールを大事にして、相手を走らせるということ。この二点を話しました。

Q.ボールポゼッションの話が出ましたが、最近の大宮は一つ一つのプレーはしっかりしていますが、攻撃から守備に移るところがが少し遅いと言われていますが、そういうところを意識してカウンターを狙われたのか？
A.そういった部分があるかもしれませんけれども、今日のゲームの流れの話をすると、我々が先制をしたということで大宮さんは前掛りになると、その中で我々はしっかり守った。あとはまず切り替えの早さでカウンターを狙うと。今日のゲームの流れからの影響が大きいのではないかと思います。その中でしっかりとフィニッシュまで結び付けて、重要な勝利につながったと思います。

Q.二得点をあげた柿谷選手のパフォーマンスについてお聞きします。東アジアカップから戻って二試合はあまり良くなかったが、これから代表に定着するために伝えていくことは？
A.まず二つ目のご質問からお答えします。代表に定着し、レギュラーを勝ち取るためには今見せているフィニッシュの精度の高さ、このレベルを維持していくことだと思っています。東アジア大会以降のパフォーマンス全般的に話をすると、今日のゲームもそうかもしれませんが、時々ゲームの流れから消えてしまう部分がまだ見受けられると思います。ただし（柿谷）曜一朗の持っている技術的なクオリティの高さはずば抜けていると、だから試合で消えているように流れの中では見えていても、ワンプレーで彼は試合を決めることができる、それだけセレッソにとっては重要な選手だと思っているし、今日の試合に限らず前節、前々節の二試合もそういう可能性は十分にあった試合だったと思います。