2013Jリーグ ディビジョン1
第17節第1日

2013.7.17

セレッソ大阪

山口 螢 (06')

酒本 憲幸 (69')

横山 知伸 (78')

山下 達也 (86')

4

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FULL TIME

1

1-0

3-1

サガン鳥栖

豊田 陽平 (72')

キンチョウスタジアム

9,119

監督コメント

〔ホドウホ フィジカルコーチ〕
みなさん、こんばんは。今日は予想通り、難しいゲームになりました。我々にとって本当に重要なゲームだったのですけれども、その中で選手たちは期待に応えるプレーをしてくれたと思います。
対戦相手の鳥栖さんですけれども、マークが非常に激しくて、さらに球際の強さというのを存分に出してくるチームなので、我々のつなぐサッカーというのは本当に難しい部分があったと思います。
その中でセレッソの選手たちは逆境に負けることなく、それを乗り越えて、技術と戦う気持ちで、この勝利をしっかりと勝ち取ってくれたと思います。

Q.この後、マンチェスター・ユナイテッドと試合がありますが、何人か選手が抜ける中で、どんな試合にしたいと思いますか?また、どのようにコンディションを持っていこうと思っていますか?
A. まずフィジカルの話をさせていただきますが、今日、最後までピッチを走り切った選手たちを見ていただければ、私があえてコメントをする必要は無いのではないかと思います。今、チームには残念ながらケガ人が二人います。一人は膝のケガから復帰を目指して取り組んでいるところ、もう一人は足首を手術した選手がいて、二人のけが人がいるという状況なのですけれども、他の選手はだれが出ても90分しっかり走りきることができる状態にあると思います。練習量の負荷のコントロールを含めて、シーズン初めから作ったスケジュールがうまくいっているのではないかと思いっています。
マンチェスターとの試合の話をしますと、セレッソだけでなく日本中のサポーターの皆さんが楽しみにしているゲームだと思います。ますはセレッソのサポーターの皆さんにスタジアムをぜひ盛り上げてもらいたいなと思います。そして、我々としては、できれば今日のゲームのような最高のゲームをして、プレシーズンマッチではありますが、勝利を目指して戦いたいと思っています。

Q.今日は東アジアカップの日本代表に選ばれた選手に注目が集まる試合でしたが、得点した山口選手、アシストした柿谷選手の評価を聞かせてください。
A.(山口)螢、そして(柿谷)曜一朗も、今日は代表選手の名に恥じないプレーをしっかりと見せてくれていたと思います。私も2009年に日本に来てから長い間二人のプレーを見ているのですが、二人とも育成組織から上がってきた素晴らしい選手であると、これはまず育成の指導者の方々に感謝したいと思います。
螢は去年オリンピックに出場するチャンスがありましたが、曜一朗はユース年代から久々の代表選出だと聞いています。二人ともクオリティとしては代表にふさわしいものを持っていると思うし、我々は練習の中でアドバイスできることを、これまでもしてきたつもりです。彼らが代表に選ばれたことは大変うれしく思います。
彼らがサッカー選手にとって一番の目標であろう、フル代表に入ったということを改めて心から祝福したいと思います。東アジアカップには参加するだけではなく、優勝を勝ち取ってきてほしいと思います。

選手コメント

■山口 螢選手
(先制ゴールについて)その前に、(柿谷)曜一朗君とタカ(扇原)がうまくプレスにいってくれていた。曜一朗からいいボールがきて、GKがニアを空けているのがわかったので、狙って打ちました。曜一朗君からは、「リターンしてくれたらよかったのに」と言われましたけど(笑)。
(トップ下に入ったが)プロに入って初めてです。動き方や守備のやり方は、練習でもあまりこなしていなかったけど、タカが後ろから声をかけてくれていました。自分としては、得点することより、曜一朗君をいかすことを第一に考えていた。
(代表について)できれば3人一緒に出たいです。まず試合に使ってもらえるよう、アピールしたいと思います。運動量、活動量を出して、まず幅広く動くこと。そして、バランスを見ながらカバーするところでアピールしたいと思います。

■酒本憲幸選手
(あの得点は狙っていたのですか?)狙ってないです。風上だったんで、いつもより強くクロスボールを蹴ったら、ええ感じで入ったので、ラッキーでした。狙ったんじゃないですが、あの時間帯で点が取れてよかったです。
(今日の試合を振り返って)(鳥栖は)プレッシャーが速いってわかっていたけど、そこに撥ねられた。無理やり自分たちのサッカーをしようとし過ぎたところがあった。
(セットプレーでの得点について)セットプレーで点が取れたら楽やし、これからの武器になる。後半戦は、もっと熱くなるので、攻撃のバリエーションが増えてくるのは、いいことやと思う。
今日、しっかり勝って折り返せたのは、チームとしてもプラスになるし、もっと順位を上げていこうという意識が、チーム全体のタイトルを獲る方向へ向いて行った試合だと思う。
今日の試合に関しては、失点したけれど、踏ん張れて、点も取れたので、チームとして底力が出た試合だったと思う。

■横山知伸選手
点が取れたのはよかったですが、もうちょっとボールを持ちながら試合ができればよかったかなと思います。展開的に、2点取って1点取られて相手が前からきたなかで、3-1になったときにジンヒョンが(相手のシュート)を止めてくれた。だから、勝てたのはジンヒョンのおかげです。
(試合前に「結果を残したい」と言っていたが)最低でも試合に勝つこと、そしてゴールやアシストができればと思っていたので、点が取れてよかったです。
(山下選手の初得点をアシストして)J初ゴールだったので、山ちゃんの歴史のなかに自分の名前が刻まれたかなと思います(笑)。
監督が途中でいなくなったけど、ピッチでは(柿谷)曜一朗が冷静に、「しっかりやろう」と言っていた。

■山下達也選手
J1、J2通して初ゴールです。来るかなと思ったらホンマに来て、あとは詰めるだけやった。ヨコさん(横山)がその前にキーパーのこぼれ球を詰めてくれたので、ヨコさんに感謝してます。
(その前に横山選手にアシストしましたね)そうですね(笑)。アシストし合いみたいな感じですね。セットプレーでああいうふうに取れたらチームも楽になるので良かったです。前半からニアでボールに触れていたので、継続していければ上手いこと点が入るかなと予感はありました。
(今日は内容的にはミスもあったりで良くなかったですね)相手の早い切り替えだったり、中盤での激しさというところでこっちも隙ができて、そこでやられる場面も多かったので、この点差ですけどしっかり反省しないといけないと思う。失点のシーンも僕がもっとしっかりとした対応をしていれば、なかったと思います。ゼロで抑えられなかったという反省のほうが大きいです。
(これまでマルキーニョス選手や佐藤寿人選手とマッチアップし、今日は豊田選手でしたが)そういう選手より体の強さは感じました。足元どうこうというより動き出しとかを常に準備していますし。特に体は強いですね。
監督が退席したタイミングでみんなが落ち着いてやろうという言葉をピッチで掛け合ったので、慌てずできたと思います。