2013Jリーグヤマザキナビスコカップ
準々決勝 第2戦

2013.6.30

浦和レッズ

梅崎 司 (34')

1

AWAY

FULL TIME

1

1-1

0-0

セレッソ大阪

南野 拓実 (06')

埼玉スタジアム2002

22,743

監督コメント

みなさん、こんばんは。第一線に比べると今日のゲームの方が攻守のバランスも良くなり、全ての面において第一戦よりは内容のある試合ができたと思っています。ただし、それでも浦和さんに勝つためには、まだ足りなかったという試合でした。第1戦に比べればミスも少なく、そしてプレーの精度も少しずつ上がってきていますので、中断明けの3試合目となるJリーグ再開の試合では、もっと良いパフォーマンスでより良い結果を出せると思っています。

Q.今日、二列目を3人でスタートさせていましたが、その狙い、意図は?
A.狙いですが、まず先週の試合を分析した上で、今週の練習の中でいくつかの形を試してみたのですが、一番より結果が出るのではないかと思ったフォーメーションを試合で使ったということになります。浦和さんはディフェンスからのビルドアップがうまいので、第1戦とは違って、前からプレスをかけに行かないと、というところを練習で確認した上で、今週は練習してきました。そういったトータルで考えた選択で今日の先発という形になりました。

Q.エジノ選手を右サイドに置いて、それが利いていたと思うが、狙い通りだったのか?
A.狙いというのは、(エジノ選手が)左利きというのもあるので、カットインして行って、中に入ってシュートということ、そういった意図で右サイドで起用したのですが、狙い通り彼はどんどんボールを引き出して良いプレーをしていたと思います。さらにファビオ(シンプリシオ選手)が交代してからは、ファビオの真ん中のポジションに入り、ポジションは変わりましたがゴールへ向かって行くという姿勢は出ていたと思います。彼は非常に良いパフォーマンスだったのではないかと思います。

Q.監督の気持ちの中で、今日は3-1で勝てた試合を落としたという気持ちが強いのか、それとも浦和はやはり強かったという気持ちが強いのか?
A.一言で言うと両方の気持ちがあります。第1戦の結果を受けて、今日は少なくとも2点、そして勝ち上がるには3点取らないといけないという難しい状況だったのですが、内容を振り返れば今日の試合は互角、あるいは勝つ可能性もあった試合だったので、Jリーグの実力ではトップをはるであろう浦和さんに、こういう試合ができたということは手応えはあります。ただし、次のラウンドに進めなかったということでは、本当に悔しい気持ちもありますが、ただ結果がどうであろうと、まず第1戦よりも内容が良くなっているというところは、前向きに捉えたと思っています。

Q.南野選手についての評価は?
A.非常に良いプレーだったと思います。今週の練習の中で、非常に強い打撲があり、二日ほど練習を外れてしまったのですが、今日の試合では、彼らしく存在感を出しながらプレーをしていたと思います。交代をせざるを得なかったのは、やはりフィジカル的に少しきつかったということが見受けられたからなのですが、評価としてまずまず、あるいはかなり良かったのではないかという評価になると思います。

Q.来週からJリーグが再開となるが、週に2試合という厳しいコンディションになるが、現在の6位より上に上がるには何が必要か?
A.残念ながら次のラウンドに進めないという結果になってしまいましたが、さっきも言いましたがパフォーマンスが第1戦より良かったという手応えがあると思うので、あとは再開に向けて大切なことは選手一人ひとりが数字をより上げていくということになります。数字というのは、攻撃における数字もありますし、守備における数字というのもあります。一人ひとりが求められる数字、精度を上げていくということが、再開に向けてチーム力を上げていく鍵になると思います。

選手コメント

■南野拓実選手
いい時間帯に先制点を取れて、そこはよかったと思います。あのまま前半は1-0で行けたらよかったのですが、一瞬の隙で、守備も悪くはなかったですが、個で打開されてしまいました。そこがもったいなかったです。
ナビスコカップはもう終わったので、あとタイトルが2つ(J1と天皇杯)あるので、それに向けて切り替えてやっていきたいです。
(第1戦と比べての違いについて?)この前は立ち上がりで失点したが、今回は先制できた。ただ、強いチームは立て直すのが早い。下を向かずに、試合のなかで戦い方を変えたり、多彩な攻撃もできたりしているので、(浦和とは)そういうところの差が出たのかなと思います。前半で2点目を取れるチャンスがあったのですが、そこでたたみかけられず、そのまま時間がズルズルいってしまいました。決めるところを決められる決定力が課題です。
(1点をとったことはプラスなのでは?)そこは個人的にはよかったですが、チームがすべて。勝ちたかったし、ファイナリストになりたかったので、課題の残る試合だったと思います。(1-1にされて動揺はあったか?)自分は全然そんなつもりはなかったし、チームもまだまだやるぞという感じでしたが、それで中盤にスペースが空いて、後半とか守備で疲れてきて、フリーで(相手に)持たれて、押し込まれる時間が続いたので、そういう意味では攻撃の時間を長くしたかったです。

■柿谷曜一朗選手
全ては失点からですね。スタートから「前から行こう」とやったのが(先制点という)結果に出た。そのまま2点、3点いこうと思っていたのですが。僕としても、チームとしても良い雰囲気で入れたので、もう1点取っていたら、僕らのゲームになっていたと思います。
前半はセレッソらしいサッカーができていましたが、それを90分続けないといけない。ゲームとしては引き分けだったけれど、引き分けで満足できる試合じゃなかったし、やはり失点が全てでした。
相手は最初バタバタ落ち着かなかったけれど、(失点から)相手に余裕ができた。3点取ればいいと、(失点を)気にしなければよかった。こういう試合で2点取っていれば、チームの中心選手として(自身を)アピールできたのに。
アウェイなのにサポーターがめっちゃ来てくれていた。だから90分通して気持ちを見せられたらよかったのに、と思います。