2013Jリーグ ディビジョン1
第7節第1日

2013.4.20

清水エスパルス

バレー (33')

1

AWAY

FULL TIME

1

1-1

0-0

セレッソ大阪

扇原 貴宏 (11')

IAIスタジアム日本平

10,252

監督コメント

今日のゲームですが、より決定的なチャンスを作り、より勝利に近い内容だったのはセレッソの方だったかと思います。清水さんの方は後半、奇跡的なクリアがありましたが、僕が見た感じだと「どうやってあのボールをクリアできたんだろう」と、物理の法則に反することが起こったんじゃないかと思うくらい奇跡的なクリアだったと思います。ただし、あれはやはりゴールを決めきれなかったという部分では、勝利に値するプレーが最後は出せていないということで、引き分けという結果は、内容を考えると妥当なものかと思います。

Q.中盤の構成を変えて試合に臨んだが、その効果は?
A.期待していたような効果的な攻撃というのは出なかったと思います。逆に今日の試合の終盤、ファビオが今までのポジションに戻った後の方が攻撃においては機能していたように思いました。ディフェンスにおいては大きな問題はなかったと思います。対応に手を焼いたのは空中戦、クロスというところで、チームとしてのディフェンスはできていたと思います。

Q.中盤の構成を変えたりサイドバックのメンバーを代えたりするなどの手を打っているが、選手からの反応が返らずにもどかしい思いはあるか?
A.一言で言えば、先ほども言ったように予想していたパフォーマスが出なかったということで、もどかしい部分はあります。彼らの持っている本来の力を考えれば、もっともっとチームとして良いパフォーマンスができると思います。

Q.前半先制した後に主導権を相手に取られ、逆に後半は取り戻せた要因は?
A.おっしゃったように、そういった時間帯も先制した後の前半はあったと思いますが、リーグ戦での数字を見れば、攻撃における数字、そして守備における数字、どちらもこれまででセレッソの方が清水さんを上回る数字を出せてきているので、そういった部分でトータルで見ればセレッソの方が支配する時間は多かったのかと思います。しかし我々はまだまだこのチームでできるであろうサッカーが、まだまだできていない状態なので、これは選手たちに数字を出すということを含めて問いかけ続けていきたいと思っています。

Q.ブラジル人選手(エジノ選手、ブランコ選手)を一度に交代させたが、その二人の評価は?
A.二人ともまずまずのプレーだったと思います。ただしブラジル人の助っ人選手としては非常に物足りない内容です。今のパフォーマンスを続けている限り、同じポジションにいる日本人選手を上回っているとは言えない。そういう状態なので、奮起を促したいと思っています。

選手コメント

・扇原貴宏選手
セットプレーでの集中力が足りなかった。先制できて、1-0で折り返せていれば、後半も良い形で入れた。クロスを簡単に上げさせてしまい、セットプレーも簡単に与えてしまった。それでピンチも増えた。先制していたのなら、しっかり戦い続けないといけなかった。前に行こうとは思っていたけれど、うまく前からのプレスがはまらなかった。2点目をしっかり取りに行って、迫力を出していかないといけない。
(得点について)ボールだけ見て集中しました。相手に当たってラッキーでした。

・藤本康太選手
(失点のセットプレーのところだけが課題だった?)あの瞬間、ファーでちょっとひとり(相手が)フリーになっていて、(ボールが)自分たちをちょっと越えていったことで、みんなゴールのほうに入ってしまった。基本的に、昔もああいうふうにしてやられた経験もあったと思うし、そういう経験を活かしていかなきゃいけないのに、やられてしまったというのは、僕たちの力がまだまだ足りないということだと思う。ビデオを見るなりして、そういうところを修正するしかない。(シンプリシオ選手と山口選手のポジションが入れ替わっていたことについて)2人ともどっちもできるので、大丈夫ですが、前半は攻撃でパスがつながらなかった部分があったし、攻撃としてはちょっと不発だったかなとは思います。相手に回されることが多かったので、そこは課題です。(この勝点1は前向きに捉えられそうか?)ここから大分、湘南と続いていくので、この1が良かったと思えるように連勝していければなと思います。次は絶対に勝たないといけない。キンチョウ開幕戦なので。いい形で浦和と戦いたいし、上に行くためには、勝点を積み上げていくしかない。