2013Jリーグ ディビジョン1
第4節第1日

2013.3.30

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (51')

1

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FULL TIME

1

0-1

1-0

ベガルタ仙台

オウンゴール (32')

大阪長居スタジアム

13,721

監督コメント

今日は本当に「ハラハラ、ドキドキ」と言いますか、観ていて面白い試合になったかと思います。
両チームとも本当に多くのチャンスを作っていたと思うのですが、その中でセレッソはもう少しで勝つところだったんですけれど、もう少しで負けるかもしれなかった。それは同じことが仙台さんにも言えたわけで、そういう意味で引き分けは妥当な結果だったと思います。

Q.今日は結果的に選手交代は2枚でしたが、それぞれの意図、狙いを教えてください。
A.まず、(南野に代えて入れた)ブランコは中盤から前にボールをしっかり出せる選手なので、彼のその部分を期待して投入しました。南野は、今日は非常にディフェンスに追われる時間が長くて、ディフェンスで頑張ってくれていたのですが、なかなか攻撃でパワーを出せなかったので、そこに攻撃のパワーを出していくために交代しました。
杉本ですけれど、フォワードでありながら、まずディフェンスをして、それから攻撃に行くというフィジカルの強さを持っているので、彼を投入しました。
仙台さんが交代枠をどんどん使っていたということで、我々もフィジカル的に負けないようにという意味も含めての交代でした。

Qエジノ選手を初めてフル出場させたのは、コンディションが上がってきたということでしょうか?
A.そう、おっしゃる通りです。今日は90分やれるコンディションにあるなと思えたので、彼を最後まで使いました。彼は日本のサッカーのスピード感になれること、そしてフィジカルさえ上がってくれば、もっともっとできる選手だと思っています。

Q.今日は2点目をとっていれば、「大阪の桜」は満開になったと思いますが、そうはならなかった。これは2列目とその他の選手とのコミュニケーションを向上させる必要があるのではないでしょうか。
A.私が思うに、今日はチャンスが作れていなかったわけではないんですね。連係がよくなってきたからこそチャンスが多く作れたと思います。足りなかったのは決定力、フィニッシュの精度という部分だけだったと思います。
それは仙台さんも同じで、ゴールを決めることができなければ、勝利に値するプレーをしたとは言えない。そういう意味では引き分けは妥当だと思います。

Q.その部分では、「決定力」を見せた柿谷選手を下げたのは意外な采配に思えたのですが・・・。
A.ゴールを決めたということが、必ずしもいいパフォーマンスだったとは言えないと思います。
彼は彼のポジションから考えて、ゴールを決めるという役割を果たしたのですけれど、逆にもっとゴールをとれるところもあったと思います。
さらには、これから試合が続く中で、これまで彼は90分すべて出ていたと思うので、そういったフィジカル的なコントロールも含めて交代という結論に至りました。

選手コメント

・柿谷曜一朗選手
レヴィー(・クルピ監督)からカウンターの質をもっと高めるように言われていたのに、それで仕留められなかったというところは反省しなくてはいけない。最後まで戦えなかったのは、レヴィーが僕に要求していることをできなかったから。90分出してもらえるように練習からもっとアピールしていかないといけない。
(ゴールについて)シュートはしっかり当たっているという感じではなかった。トラップして流し込んだ感じです。シュートのスピードは遅かったけど、結果的には良かった。(試合の内容は)カウンターの仕合いで、運動量が足りなかったし、最後にシュートで終わることができなかった。苦しい中、チャンスを決めきらないといけない。ディフェンスが身体を張ってがんばってくれているのだから、得点で応えないといけないし、1点で勝てないというのは、(1失点に抑えてくれている)ディフェンスに申し訳ない。
マル(丸橋選手)のオウンゴールは仕方のないこと。取り返せたまでは良かったけど逆転できなかったのはチームとしても、自分としてもまだまだです。(まだ負けていないが)逆に怖い。でも、失点しても追いつけるというのはチームとして、カウンターだったりの攻撃の質が上がってきているんだと思う。
フィニッシュの質は開幕から変わっていない。レヴィーも言っているけど、「最後まで走りきる」というのは選手たちもわかっている。もう言わせないように結果を残すだけです。