今日は結果としては最高のものが出たということで本当に嬉しいのですけど、ただ内容に関しては物足りなさが残るし、もっともっとチーム力を上げていかなければいけないなと、そう思っています。

Q.監督のおっしゃる通り、内容が良くなく、その中でパスミスからピンチを招いたと思いますが、原因と修正点はどのようにお考えですか？
A.おっしゃる通りで、ビルドアップのところであのようなミスを重ねてしまったところは、しっかりと反省しなければいけない点なのですけれども、これからどのように改善していくかというところは、チームの中で話をしたいと思っています。
新潟さんは本当に組織的なディフェンスをされていて、ボールに対するプレッシャーが常にある、そういった最高のディフェンスをされていたと思います。
ただし、そうは言っても我々の決勝ゴールとなった（柿谷）曜一朗のゴールというのは最高のゴールだったと思います。
扇原貴宏の最高のパスを柿谷曜一朗が冷静に、しっかりと技術を活かしたフィニッシュをしてくれた。こういったプレーが出たというところは、勝利に値する部分があったと言えると思います。
ただし、反省点は課題として、しっかり修正に取り組んでいきたいと思います。

Q.エジノ選手はなかなかフィットしきれていないように見えますが、彼のプレーや周囲との呼吸についてはどう思われますか？
A.私も同じように思っています。明らかにまだチームの中で機能するプレーがほとんど出ていないという部分がありました。ただしこれはエジノだけではないと思います。
ブラジル人の選手、そして他の選手を含めて、まだチームとして機能していない部分があるので、どうしても必要以上に走らなければならない。そうすると皆がフィジカル的にきつくなってくる、そういった部分もあったゲームだったと思います。

Q.今日は終盤まで前への推進力というものがなかったように思うんですが、これは開幕戦独特の雰囲気が原因で今後改善されていくのか、それとも選手たちのゲームの進め方に原因があるのでしょうか。
A.今日はおっしゃたようなゲームになってしまったのですけれども、これから先、シーズン中には、今日のようなゲームはなかなかないとは思っています。セレッソは選手のクオリティが非常に高く、特に前線にはオフェンシブな選手がそろっているので、これだけ数字としてシュート、あるいは決定機の数が少ないゲームというのはこれから先、そうはないと思っています。
ただおっしゃったように数字の上で、崩しの数、決定機の数、ゴールの数、それが本当に低い数字で終わったことは間違いないので、これから練習を重ねる中で、こういった数字の部分を残せるゲームができるようにはなると思います。