天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会
4回戦

2012.12.15

セレッソ大阪

南野(24')
山口(53')
杉本(83')
村田(90'+3)

4

HOME

FULL TIME

0

1-0

3-0

清水エスパルス

大阪長居スタジアム

NaN

監督コメント

《小菊昭雄コーチ》
こんばんは。レヴィー・クルピ監督が契約上帰国されて、そこからリーグ終了後約2週間の準備期間があったのですが、一度4日間心身共にリフレッシュを図って、それからもう一度、皆が同じ方向に向かって、天皇杯優勝という目標に向かってスタートしたわけですが、本当に選手たちは監督不在の中、高いモチベーションで素晴らしい準備をしてくれました。その素晴らしい準備があったので今日の結果につながったと思います。本当に選手には感謝の気持ちでいっぱいです。次は大阪ダービーになったのですが、もう一度1週間ありますので今日の課題をしっかりと修正して、コンディションの調整も図りながらベストな状態にもっていって試合に臨めるように準備したいと思います。

Q.今日、先制点をあげた南野選手の活躍についてどう思われますか。
A.(南野)拓実に関しては、リーグの終盤戦でも高いパフォーマンスを示していましたし、今日の試合も攻守ともにチームにすごく貢献できる選手でした。今日はゴールという形でチームに貢献してくれましたしが、守備のところでも素晴らしい自己犠牲精神をもって全うしてくれたので、本当に攻守においてのパフォーマンスは素晴らしかったと思います。ただ、彼はまだまだ伸びる選手だと思いますし、もっともっと高い要求をしていきたいと思います。チーム力のところで、彼もまだ合流して約1ケ月なのすが、どんどんコンビネーションのところもこれから深まっていくと思いますので、さらに期待していきたいと思っています。

Q.試合前にクルピ監督の攻撃サッカーを踏襲して、守備のところを修正するとのことでしたが、どこを修正されましたか?
A.本当にベーシックなところでの攻守の切り替えのスピードだったり、個人的にリーグ終盤戦からちょっと気になるところは、守備のブロック時の追い込み方とハイプレスのかけ方、バランス、そのあたりがちょっと気になっていたので、この2週間の中でそこを重点的に修正したつもりです。選手たちは本当に今日は素晴らしい守備をしてくれたと思いますし、結果0(失点)で勝てたということも大きな意味を持ってくると思います。

Q.この2週間は(チームを指揮するという)プレッシャーを感じていたのか、それともやりがいを感じていたのか?
A.本当に昨日気付けばあっと言う間に明日試合なんだという感じで、充実した時間でした。それは本当に最初に言ったとおりに選手が素晴らしく良い準備をしてくれたおかげで、私自身もたいへん楽しくやりがいを持って練習準備ができましたし、本当にあっと言う間に2週間がすぎたと言う感じです。また1週間できることを嬉しく思いますし、1週間とは言わず元旦までこのメンバーで最後まで準備したいなと思います。

Q.初ベンチということで、改めて上(スタンド)から見た景色との違いと、サポーターの声援を受けての戦いとはどのような感じを受けたか?
A.やはり改めてサポーターの皆さんの声援というのは、本当に大きな力になるんだなというのを実感しましたし、やはりホームで、長居スタジアムでこのようなチャンスを個人的に頂いたことに対して改めて感謝の気持ちで一杯です。この90分という時間が準備期間の2週間と同じく、あっと言う間に過ぎてしまったというように個人的にも楽しめたゲームでした。

選手コメント

・南野拓実選手
ここ3試合ゴールがなかったので、試合前からずっとイメージしていたし、思い切って打ったシュートが良い形で入って良かったです。ボールが来た瞬間、絶対に打つと決めていて、キーパーも見る余裕はなかったですけど、ジャストミートしてしっかりコースに飛んでくれた。何も考えずに打ったシュートだったので入って良かったです。
(勝利に結びつくゴールを決めましたね)そういう意味では良かったですけど、他にも2回くらい決めるチャンスがあったのに決めきれなかった。時間帯的にも自分が決めていればもっと楽な試合展開になっていたと思うので、そういうところをキッチリ決められるように、良い準備して次の試合に臨みたいと思います。誰よりも自分が若いので、誰よりも走るとかのアグレッシブさを出していこうという気持ちを自分が出るにあたって一番強く思っていることです。それだけじゃ、ここでは生きていけないと思うし、結果を残してナンボなので、そういう意味ではもっとチャンスに決められる選手になっていかないと行けないと思っています。

・山口 螢選手
すごく良いゲームだったと思います。その中でもパスミスとかがあったので、それを減らせれば、もっと相手を圧倒するゲームができたと思う。(得点は)クロスの精度がいいと分かっていたし、飛び込めば来ると分かっていた。サイドからのクロスの対応が悪いと分かっていたので、左からサイドチェンジした時に走りはじめたら、(相手DFは)ボールウォッチャーになっていて全然オレのことを見てなかった。ミーティングで話していた通りのところを狙いました。4点中3点(を得点したの)がユース出身だったので、サポーターのみんなも嬉しいと思う。

・杉本健勇選手
ポストを狙った思い通り、イメージ通りのシュートでした。(南野選手のゴールも杉本選手が競り勝ってからのプレーでしたが)一つ一つ競り合いだったりに勝っていくことでチャンスにつながるので良かったですが、一つ一つの技術的なことはまだまだなので、全然納得行ってないです。年下年上というのはピッチに入ったら関係ないですが、南野がゴールを決めたらオレも一層決めたいという気持ちが強まるので、お互い刺激し合ってやっていけば、チームとしても個人としても成長すると思うので、良い関係でできてると思います。
(守備面で)行くところと行かないところがハッキリしていて、小菊さんになってから一人ひとりの守備意識が高くなったと思います。そういう面では今日のゲームを見ても良かったと思います。決まり事を選手が全うできましたので、小菊さんの思い描いているサッカーに少し近づけたかなと思います。
(4点中3得点がユース出身者だったですが)あまり気にしてなかったですが、試合中でもパッと周りを見てて「ユース出身多いな!」と思いました(笑)それはクラブとしても良いことだと思いますし、ユース出身の選手が活躍することで、また下から来るので、僕たちが活躍して、今年は絶対にタイトルを取りたいと思います。今日のサッカーが全部良かったわけじゃなく、課題もあったので、そういう面をもう一度みんなで見つめ直して、ダービーは特別な試合なので、他のチームとの試合をやる時とは違う雰囲気があるので絶対に勝つように、また明日から良い準備をしたいと思います。

・村田和哉選手
(短い時間で結果を出したが)入るときに小菊さんから、「前から行って攻めの姿勢を止めるな。得点を必ず取って帰ってこい」と指示を受けて、その仕事をしっかりできた。(FWでの出場で)小菊さんには前からFWは良い(合う)と思うと言われていました。だからこそ今日、FWでしっかり仕事ができて良かった。チーム一丸となって勝利できて嬉しい。チームとして良いサッカーができていたので次もこれができれば勝てる。次の大阪ダービーは負けられない相手。ホームで良いサッカーが見せて勝てたらいい。小菊さんにはいつも「これからの大阪はセレッソの時代」と言われていて、それを証明するためにも勝ってサポーターの皆に喜んでもらいたい。リーグ戦が残念な結果だっただけに、最後にがんばってここで取り返したい。(自身)ゲンの良い大会なので次も決められるようにしたい。去年は悔しい思いをしたので、今年は国立へ行きたい!