2012Jリーグ ディビジョン1
第32節第1日

2012.11.17

セレッソ大阪

杉本 健勇 (60')

1

HOME

FULL TIME

3

0-1

1-2

大宮アルディージャ

ノヴァコヴィッチ (37')

渡部 大輔 (55')

青木 拓矢 (80')

キンチョウスタジアム

9,765

監督コメント

今日は私が(レヴィー・クルピ)監督に代わって、ベンチで指揮をとることになったのですが、今日の全体の流れ、パフォーマンスは良くなかったと思います。これは決して負けたからパフォーマンスが悪かったと言っているわけではありません。
残念ながらこの負けによって、まだJ1残留を確定させることができなかったというのも、非常に残念な部分です。
今日のピッチコンディションですけれども、雨によって前半は思うようにボールを動かせる状況ではなかった。これは我々にとって大きなマイナス要素だったと思います。前半、我々はピッチコンディションに合わせて長いボールで対応して、いつもと全く違うサッカーをせざるを得ませんでした。大宮さんもほぼ同じようなサッカーをされていたと思うのですが、フリーキックによる1点で先制された、そういう前半だった思います。
後半ですけれども、我々はハーフタイムの指示により全く違うスタイルに変えました。つまりいつものパスをつなぐサッカーをもっとやろうと。それができるコンディションになったこともあって、スタイルを前半と変えて臨んだところで、残念ながらまた失点をしてしまいました。しかしながら2失点のあと、選手たちは強い気持ちで、しっかりチームを立て直してくれて、勢いを見せてくれたと思います。
残念ながら勝利にはつながりませんでしたけれども、最後まで勝利を信じて選手たちは戦ってくれたと、そう思います。ただし、内容を振り返るとやはり物足りなさが残る試合でした。

Q.後半の選手交代の意図を教えてください。
A.交代選手を決めるときには、当然チームの修正であったり、あるいはチームにプラスをもたらすためなのですけれども、南野に関してはアグレッシブな姿勢をチームにプラスしてくれるというところを期待して送り出しました。また、扇原ですけれども同じボランチと交代することによって、ほかの選手のポジションを変えることなく、彼の高さ、持ち味をゲームに活かせるのではないかということで交代させました。
南野ですけれども、今日はああいった状況(2列目のポジション)の中での交代だったので、まずはサイドでのディフェンスをしなければいけないという状況でした。彼の能力を考えると、本来はもっと中央の前で、ゴールにより近いところでプレーすることができれば、より彼の持ち味は出せたのではないかと思います。さらに、ああいった後半の時間において選手交代するというのは、フィジカル的にもフレッシュな選手を入れるということで、若いふたりを入れたということもあるし、そういった部分では期待に応えてくれるところもあったと思います。

選手コメント

・シンプリシオ選手
チームにとっては本当に最悪の結果ですね。ピッチは相手も同じなので、差が出るのは気持ちの部分だけですね。気持ちを出せなかったのが敗因につながったと思います。相手に長身の選手もいたので、高さで繋げてこられると、こういうピッチではメリットがあるのかなと思います。セレッソはより乾いた芝生でのサッカーを得意とするので、今日のピッチコンディションはセレッソの繋ぐサッカーが影をひそめてしまった。もっと良い条件の乾いた芝生であれば、もっと早い時間にゴールも生まれていたと思うし、この試合ももっと違った展開になったと思います。
(残留争いも厳しくなってきましたが…)セレッソは絶対に落ちない!信じてやります。

・杉本健勇選手
前半はピッチの状況もありましたし、下でつなげなかった。大宮は外国籍選手2人におさまっていたし、いいサッカーをしていた。雨が止んできて自由につなげるようになってきて、セレッソのサッカーが出せるようになってきたけど、1点入ってから全員が前掛かりになってしまって、そこを突かれてしまった。もう少しバランス良く考えないと。セレッソの良いところでもあるけど、もう少し考えてやればもうちょっと良い結果になったかなと思います。(ゴールは)1-3のゴールなので、何もないですし、ガンバとヴィッセルも勝ってるので、僕らも負けられない。次は首位のサンフレッチェ(戦)ですけど、勝てばほぼ(残留が)決まるので、勝ちに行くのは当然ですが、その中で自分も結果にこだわってやっていきたいと思います。(後半は)ピッチもやりやすかったですし、技術では大宮を上回っていると思っていましたので、もっと早くスイッチを入れられて自分のプレーを出すことができれば良かったですが、全然できませんでした。結果は残念ですけど、前向きに捉えて、残り2試合しかないのでしっかり準備したいと思います。

・南野拓実選手
自分があの時間帯に入ったのは巻き返すためだし、1-2で負けている状況だったので、自分は攻撃的なポジションなので、入ってから2-2、3-2にして行く役目があったと思います。失点して、結果が負けになって、自分としての仕事は果たせていない。プロだからデビューとか関係なく、戦力としてやっていかないとダメだと思うので、まだまだ流れを変えるところまでは行けなかった。前半を見ていて、ボールが止まる感じだったのですが、後半、自分が入った時は少しボールが走るようになっていたので、自分が普段プレーしているようにできると思った。ピッチコンディションに左右されずに自分のプレーをしようと思いました。大宮のゴール前は第一印象ですごく堅いなと思った。その中で自分がもっとボールを触って自分のリズムを作ろうと思ったのですが、今考えると、もっと前でプレーしたら良かったかなと思います。ボールを受ける位置がゴールから遠かったので、もっと前で受けて仕事をしたかったです。もっとシュートを撃てるように、ボールを貰う時の良い準備などを意識していきたいと思います。今日は柿谷選手や(杉本)健勇選手が、入る時にもリラックスさせてくれるように声をかけてくれたので、気持ちは問題なく入れたと思います。ユースでやってる時と比べたら観客が全然違うし、雰囲気が最高だった。改めてこういうところでやっていかないといけないと実感しました。